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2020年11月29日日曜日

51週目:11月30日~12月6日のリーディングマラソン予定

前週、50週目:葉室麟「蜩ノ記」、山本博文「こんなに変わった歴史教科書」、渡辺和子「面倒だからしよう」、山極寿一「『サル化』する人間社会」の計1,042ページ、50週目までの累計は56,540ページです。
 
 葉室麟「蜩ノ記」は、映画にもなった本です。豊後羽根藩士の壇野庄三郎は城内で刃傷沙汰を起こしてしまい、切腹の代わりに、家老・中根兵の命令で向村に幽閉されている元郡奉行の戸田秋谷の監視を命じられます。秋谷は7年前、先代藩主の側室と不義密通を犯したとされ、10年後の切腹を命じられており、あと3年でした。しかし、庄三郎は、自然豊かな村で人々から慕われる、清廉な秋谷と、姿を見ているうちに本当に秋谷が事件を犯したのかと疑問が生まれ何としてでも秋谷を切腹から救おうと事件の調査をし始めます。そして本当のことがわかりました。実際、秋谷は不義密通などは起こしてはおらず、家老・中根の絡んだお家騒動に巻き込まれていたのです。もともと、小役人だった中根は、家老の地位まで上り詰めるため、高利貸し店の播磨屋吉左衛門に協力してもらいその見返りとして播磨屋の娘をお美代の方に仕立てて先代藩主の側室にしていたのです。この事に気付いた先代藩主は寵愛していたもう一人の側室の子を世継ぎにしようとしましたが、お家騒動によってその側室の子は暗殺され、側室の方も命を狙われますが、その危機を救ったのが幼馴染であった秋谷だったのです。そして先代藩主は家譜の編纂を秋谷に託して死んでしまいます。ここで家老・中根は家譜の中に悪行の証拠が書かれていることを恐れ、真相を知る秋谷を亡き者にしたのでした。この本の最後は、悲しい結末でしたがとても感動しました。この事件は、村の民たちをも巻き込む大ごととなってしまいます。秋谷は、村民の人たちに危害が加わらないように自分の命と引き換えに一揆をおさめようとします。この本を読んで。私も秋谷のように、正しい道を人に流されずに自ら判断し他人のために自分を差し出せるような立派な人間になりたいです。この『蜩ノ記』の映画も一度見ましたが、忘れてしまったのでもう一度見返そうと思います。

 山本博文「こんなに変わった歴史教科書」はタイトルが面白そうだったので読んでみました。この本には、昔(約30年前)と今で変わった歴史のことなどが面白く書いてありました。私が驚いたのは、聖徳太子や足利尊氏、武田信玄などの肖像画がすべて別人のものだったということです。今までの、聖徳太子や武田信玄のイメージが覆されてとっても面白かったです。私の父母の習った用語と私の習った用語は意味が同じでも違う言い方をするものがあるということは学校の先生からの話など知っていましたが、この本を読み、具体的にたくさんの違いについて学ぶことができました。

 渡辺和子「面倒だからしよう」には、人間としてとても大切なことがたくさん書いてありました。一つ一つの言葉がすべて心に刺さったのですが、その中でも一番印象に残ったのはP19の『新しい気持ちで毎日の仕事に取り組む』です。このお話には「1回1回が仕始めで仕納め」「最初で唯一で最後」というふうに書いてありました。次があるからいいやではなく一つ一つの学びを大切に生活していきたいと思いました。他にもたくさんの心に響く言葉がわかりやすく書いてありました。これからも折を見てページを開いてシスター渡辺の言葉に触れていきたいです。

 山極寿一「『サル化』する人間社会」は霊長類研究、サル学の第一人者の本です。最近は、日本学術会議でもニュースで発言されています。この本は、ゴリラと人間の生活を比べて描いてあり、とても分かりやすく頭に入ってきやすかったです。筆者は、ゴリラ、サル、チンパンジーの群れ、集団での生活の方法について比較をして、人間とどう違うのかを考えます。人間の脳の発達と身体の成長のスピードの関係、熱帯雨林から離れたことで幼児死亡率が急増し、子どもをたくさん産む必要が生まれ、そのために離乳期を早め次の出産を準備するようになったこと。離乳させないといけないのに赤ちゃんはよく泣くし、よく笑う、だから母親だけでなく周りの大人の協力も得ながら共同保育をするようになり、家族が必然的に生まれ、更に複数の家族がコミュニティー、地域社会を形成していった。この「家族」と「地域」の両方をうまくやれるのが人間の特徴で他の霊長類にはないのだそうです。そのために重要なのが「共感力(コミュニケーション)」。でも、コミュニケーションの変化によって家族と地域が崩壊しつつあり、個人というものがどんどん前面に出て、自己実現、自己責任ということが問題になり、個人が様々なことに裸で接する時代になってしまいました。家族のフィルターもなく、共同体というフィルターもない。個人だけが様々な制度と向かい合って、社会がどんどん閉鎖的になっているというのが現代の状況。結果として「人間社会はサル化(どちらが強いか弱いか認知し行動)してきている」としています。そして、これからのIT社会、グローバル社会では、家族が集まったコミュニティーというものをしっかりと再建して「社会資本」を取り戻さなくてはいけないとしています。私たちの未来ってどうなるのだろう、と少し不安にもなりましたが、情報技術を賢く使いつつ、ネットワークを広げ、ITだけではなく身体や五感を使ったコミュニケーションを心がけたいと思いました。
 
51週目:11月23日~11月29日は次の本(計1,057ページ)でリーディングマラソンの予定です。
・髙橋睦郎「百人一首 -恋する宮廷-」 (中公新書) P229
・齋藤孝『超訳こども「アドラーの言葉」』(KADOKAWA)P80
・伊坂幸太郎「フーガとユーガ」(実業之日本社)P284
・名古谷隆彦「質問する、問い返す―主体的に学ぶということ」 (岩波ジュニア新書) P224
・清水真砂子「大人になるっておもしろい?」 (岩波ジュニア新書) P240

2020年11月22日日曜日

50週目:11月23日~11月29日のリーディングマラソン予定

前週、49週目:辻村深月「凍りのくじら」、鈴木貴博「ぼくらの戦略思考研究部」、小泉武夫「いのちをはぐくむ農と食」の計1,010ページ、49週目までの累計は55,498ページです。

 辻村深月「凍りのくじら」は、600ページ近くあり、一般の小説の2倍ほどの分量のある本でしたが、物語でとても面白かったのでスラスラ読めました。また、この本にはたくさんの「ドラえもん」の道具が出てきます。主人公は女子高生の理帆子です。理帆子は、心の寂しい女の子、そして、5年前に失踪した父親がいました。この父親は、ドラえもんの作者「藤子・F・不二雄」さんのことを「先生」と崇める大ファンでした。夏のある日、理帆子は図書館で写真を撮らせてほしいという男の子に出会います。その男の子と接していくうちに内気だった理帆子は新しい自分を見せていきます。そしてそのころから、不思議なことが起きていきます。途中ストーカーとして出てくる若尾に対しては、怖い人だと思いました。こんな人間にはなりなくないです。でも、何か腑に落ちない点がまだあります。この本を読んだほかの方の意見を読んでみると、別の視点から若尾のことや、理帆子のことを見ている方がいたので改めてもう一度読んでみたい本です。

 鈴木貴博「ぼくらの戦略思考研究部」は戦略思考について学校を例えにしながら書かれていました。「反日」という考え、思想についてや、政治の裏側についてなど結構深い話が書いてありました。私が驚いたのは中国のドラマです。抗日ドラマと言われているらしいのですが、そのドラマは、残虐な日本兵に肉親を殺された主人公が立ち上がり、復讐をするというような内容です。中国の方たちを、日本の兵隊さんが殺したというのは事実かもしれませんが、そのようなことを『娯楽』で後世に伝えていることに驚きました。こう言うことは、「中国だから」ということではなく、どんな国でも過去に起こった悲しいことを『娯楽』にするということは亡くなった方たちにも失礼ではないかと思ってしまいました。正しい情報を身に着け、お互いの立場から物事を考えられるようになりたいです。

 小泉武夫「いのちをはぐくむ農と食」は、食べ物のについて深く考えさせられた本でした。まず、日本の農業ががけっぷちにあるということを実感しました。ニュースなどで少子高齢化のことや農家のことが取り上げられていますが、現在の日本において農業を継ぐ若手が足りないなどの理由で農家が危ないということは知っていましたが、この本で詳しい数値を見て、食料自給率が半分以下の40%をきっているなどということを知りました。また、外国からの輸入品も影響しているということもわかりました。他にも、コンビニ弁当のことや、給食のことなどについても書かれていました。コンビニに関しては共感することがたくさんありました。まだ食べれるのに賞味期限が切れてしまっているからという理由で、捨てられていく食べ物たちを本能に黙ってみていていいのかと思いました。生活に困っている方たちに少しでも分けてあげられる制度を、私たちも考え、日常生活のあり方を改めるべきだと思いました。

50週目:11月23日~11月29日は次の本(計1,042ページ)でリーディングマラソンの予定です。
・葉室麟「蜩ノ記」(祥伝社文庫)P416
・山本博文「こんなに変わった歴史教科書」(新潮文庫)P288
・渡辺和子「面倒だからしよう」(幻冬社)P162
・山極寿一「『サル化』する人間社会」(集英社インターナショナル)P176

2020年11月15日日曜日

49週目:11月16日~11月22日のリーディングマラソン予定

前週、48週目:佐野徹夜「アオハル・ポイント」、山極寿一「ゴリラは語る」、齋藤孝「読書する人だけがたどり着ける場所」、川口淳一郎、山中伸弥「夢を実現する発想法」、本多時生「夢をかなえる」の計1,118ページ、48週目までの累計は54,488ページです。

 佐野徹夜「アオハル・ポイント」の物語設定では主人公・青木にだけ、ルックス、コミュ力、学力などの要素から決まる「人のポイント」が見えています。そんな青木のクラスには、春日唯というポイントの低い、いつもクラスで浮いている子がいました。青木はその春日とポイントを高める努力をし、好きな人へ告白をしようとします。はじめは、学校が舞台でとても青春らしいと思いましたが、途中青木がポイントが見えるせいで、ポイントだけで人を判断してしまうことにとても悩む、少しつらいシーンがありました。この本を読んで学んだことは、好きなところがあるからこそ嫌いなところがあり、それらすべてが人それぞれの良いところ、ありのままの姿なのだということです。誰にでも数字に表すことのできないところがたくさんあり、それを伸ばす努力をすることが大切だと気づきました。私も他人からの価値観にとらわれず、自分の好きなことを伸ばしていきたいです。

 山極寿一「ゴリラは語る」は、中高生向けに書かれた本でとても読みやすかったです。著者は、人類学者でゴリラ研究の第一人者です。著者が、ゴリラを研究するためザイール共和国(現コンゴ民主共和国)に行き、そこでの体験やゴリラから学んだことが書いてありました。本の裏表紙にも書いてありましたが、ゴリラが人間の鏡になってくれる生き物、動物だということがとても面白いと感じました。私は、P69からの『争いは平和のために』という章が心に残りました。まず私は、この章の初めに書かれていた2頭のゴリラの喧嘩のお話に感動しました。2頭のオスが一触即発になった時、子供のゴリラが2頭のオスの足にそれぞれしがみつき引き離そうとしました。そしてオスも仲裁されれば、お互い戦う姿勢を見せ不満が少し解消されているので、すぐに喧嘩を辞めます。また、ゴリラのする喧嘩はお互いが感じている日々の不満を自己主張によって取り除く「平和のための争い」です。人間はお互いの意見をぶつけたらいつまでも言い続けたり、本当に戦争をしてしまうのではなく、ゴリラから謙虚に学び、仲直りをして良いところを見つけあえるようになっていくべきだと思いました。

 齋藤孝「読書する人だけがたどり着ける場所」は、本の良さがたくさん書いてありとても面白く、わかりやすかったです。まず、P4に書いてあった読書時間が0(ゼロ)の大学生が過半数を超えていることに驚きました。大学生の方々が過半数を超えているのであれば、中高生はどのくらいなのだろうと思いました。この本には『思考力を深める本の読み方』『知識を深める本の読み方』など身につけたいもの別に章が分けられており、おすすめの本もたくさん載っていました。私は、P124からの『人格を深める本の読み方』がすごく参考になりました。人格を深めるためには「偉大な人の器」に触れることが大事だとわかりました。〈ソポクレスのオイディプス王〉や〈夏目漱石のこころ〉など日本や世界を代表する文学者の本も手に取って読むようにしたいです。


 川口淳一郎、山中伸弥「夢を実現する発想法」は、山中伸弥さんと川口淳一郎さんの2人の方が偉業を成し遂げるまでの努力などが書かれている本でした。特に私がよく本を読み、憧れている山中伸弥さんは、初め外科医になろうとしていましたが、あまりうまくいかずアメリカにわたりそこで3年間研究をします。そして日本に帰国し、臨床研究をしますがアメリカと違いサポーターがほとんどいないため、毎日実験用のネズミの世話で終わってしまうという日々を過ごしていました。そのような挫折がたてつづきに起こり気力を失ってしまったそうです。しかし、たまたま応募した奈良先端科学技術大学院大学の研究者として採用され、今のiPS細胞の研究につながっていったそうです。その他、お2人の対談や私たちへのメッセージも書かれていて、とても励みになりました。勉強や学校生活の中でつらい時や不安なときはこの本を読み返してみようと思います。

 本多時生「夢をかなえる」には、歴史上に名を残した沢山の偉人の方々の名言が載っていました。私はP339の『「人のため」が「自分のため」』という章が印象的でした。その中でも、アインシュタインの『他人のために尽くす人生こそ、価値ある人生だ』やヘンリー・フォードの『成功に秘訣というものがあるとすれば、それは、他人の立場を理解し、自分の立場と同時に、他人の立場からも物事を見ることのできる能力である』が心にすごく響きました。自分のことばかり考えるのではなく、他人のためになるような誇りを持てる人生を送りたいです。そのために努力をたくさんしたいです。また、つらいことがあったらP93からの「いい努力を見つけるためのヒント」という場面も参考にしようと思います。

 49週目:11月16日~11月22日は次の本(計1,010ページ)でリーディングマラソンの予定です。
・辻村深月「凍りのくじら」(講談社文庫)P576
・鈴木貴博「ぼくらの戦略思考研究部」(朝日新聞出版)P256
・小泉武夫「いのちをはぐくむ農と食」(岩波ジュニア新書)P178

 

2020年11月7日土曜日

48週目:11月9日~11月15日のリーディングマラソン予定

前週、47週目:綾辻行人「十角館の殺人」、橋本淳司『水問題の重要性に気づいていない日本人ー「おいしい水の話」から「酸性雨の話」まで』、本多時生「考えすぎない」の計1,228ページ、47週目までの累計は53,370ページです。

 綾辻行人「十角館の殺人」は、芦田愛菜ちゃんが紹介していた本です。結構分厚い本でした。舞台は大分県です。このお話はミステリーですがトリックがすごく面白かったです。私の犯人の予想は場面ごとに毎回変わりました。犯人は最後まではわからなかったです。この本の面白いところは「最後の一行」で物語の謎がすべてがわかるところです。予想していた人もいたと思いますが、最後でどんでん返しされた読者さんも多いと思います。読むとハマるのでぜひ手に取ってみてください!!

 

 橋本淳司『水問題の重要性に気づいていない日本人ー「おいしい水の話」から「酸性雨の話」まで』は、日本と世界の水。また、きれいな水と体に害のある水について詳しく書かれた本でした。この本を読んで私は驚いたことや新たに学んだことなどがたくさんありました。まず、コンビニなどで売っている水はミネラルウォーターではないものもあることに驚きました。日本の水にはミネラルが少ないそうです。また、日本は1人1日320ℓを使用していてすごく恵まれているということも改めて実感しました。日本と距離の近い中国では、水不足がとても深刻です。日本で降る雨も境中の風などが混ざっているため環境破壊につながる物質が混ざっているかもしれません。
酸性雨の怖さについても知ることができました。酸性雨は、生物だけでなく土などの地面も劣化し、きれいな地下水を作る土壌の役割も壊してしまいます。ほかにも世界の水問題などを実感することのできるお話がたくさん載っていました。また、「ビールを流すとどんなふうに水は汚染されるのか」や著者の水に関する体験談など面白いお話も持っていてとても楽しみながら読むことができました。

 

 本多時生「考えすぎない」は、悩みがあるときや苦しい時どうすればよいかわからなくなったときに読むと元気が出る本だと思います。本のタイトルにもあるように目の前に起こる様々なことに対して「考えすぎない」ことが大切だということがよくわかりました。また、考えすぎてしまうのにもいくつかのパターンや考え方の癖があり、それに対してどのように対応して行ったらいいのかも詳しく解説してありました。今の私に関しては、例えば、友達関係のことで悩んだら一人の時間を大切にして別のことに集中、没頭しようと思います。勉強のことや進路のことで悩んだら一人で考えすぎたり、悩みすぎたりしないで周囲の大人に相談しながら早く解決をして区切りをつけようと思いました。これまで思い悩むことは度々ありましたが、幸い、今はそれほど深刻な悩みはないです。将来、また考えすぎることが出てきたら、この本で学んだことを思い出して参考にしたいです。 

48週目:11月9日~11月15日は次の本(計1,118ページ)でリーディングマラソンの予定です。
・佐野徹夜「アオハル・ポイント」(メディアワークス文庫)P327
・山極寿一「ゴリラは語る」(講談社)P94
・齋藤孝「読書する人だけがたどり着ける場所」(SB新書)P191
・川口淳一郎、山中伸弥「夢を実現する発想法」(致知出版社)P127
・本多時生「夢をかなえる」(アルファポリス文庫)P379

2020年11月1日日曜日

47週目:11月2日~11月8日のリーディングマラソン予定

前週、46週目:ヴィクトル・ユーゴー、豊島与志雄(訳)「レ・ミゼラブル(下)」、辻村深月「サクラ咲く」、マット ディキンソン、 原田勝(訳) 「エベレスト・ファイルーシェルパたちの山ー」、チョ・ナムジュ、斎藤真理子 (訳)「82年生まれ、キム・ジヨン」の計1,228ページ、46週目までの累計は52,142ページです。

 ヴィクトル・ユーゴー、豊島与志雄(訳)「レ・ミゼラブル(下)」は、前回の続きで読みました。「上巻」以上に「下巻」では、物語の背景にある社会の貧困問題の深刻さについて感じました。今、学校の歴史の授業でフランス革命とその後の貧困問題について学んでいます。作者について調べてみるとヴィクトル・ユーゴーは1802年生まれでフランス革命のすぐ後に生まれた方でした。この時代の子供たちは一日中働かされていて睡眠時間が3、4時間しかありませんでした。中高生ではなく小学生以下くらいの子供たちばかりです。「レ・ミゼラブル」でもその時代背景がよくわかり涙が出そうになりました。貧困問題(または格差問題とも同義でしょうか)は、私たちが生きている今、2020年の現代社会の問題でもあり、過去のことではありません。今でも学校に行けずに働いている子供たちがいます。その子たちにも目を向けて生活していきたいと改めて思いました。

 辻村深月「サクラ咲く」は、3つの物語が入った本でした。とても読みやすく面白い本でした。一つ一つの物語が別々のように感じたのですが最後まで読むとすべてつながっているストーリーでとても新鮮でした。また、あさのあつこさんがこの本について解説も書かれていました。内気な転校生、陸上部のかっこいい男子や内気な子、自分の思ったことを言えない女の子、不登校の子、外見などに悩む子など様々な瀬角を持った登場人物たちがいます。この物語の舞台である学校で成長していく姿に感動しました。友達に対して感じる感情など共感できることがたくさんありました。人間は、みんなはじめは子供で少しずつ成長していくということがよくわかる物語でした。

 マット・ディキンソン、 原田勝(訳) 「エベレスト・ファイルーシェルパたちの山ー」の主人公は『青年ライアン』です。ライアンは、ボランティアで派遣されたタンチェ村で倒れて生死をさまよっているときにシュリーヤという少女に命を救われます。ライアンは恩返しをするためにシュリーヤの頼みごとを聞きます。それは、エベレストにポーターとして行き帰ってこなかったカミに何があったのか調べてほしいということでした。実はカミは亡くなっておらず、実際にカミに会ってエベレストについて聞いていきます。このカミという少年は親が決めた結婚ではなく好きな相手と結ばれたいと願っていました。そんな時に、地元の少年の間でもあこがれの職業であるエベレスト登山のポーターにならないかという申し出がきました。雇い主は次期アメリカ大統領の有力候補であるパーティ(団体)です。しかし、私が考えていたよりもエベレスト登山のポーターは大変な仕事だと思いました。クレバスに落ちてしまうなど危険なこともたくさんあります。カミは、濡れ衣を着せられたり、隊から除外されたりもします。また、行方不明になったシェルパを探し出す場面では、少し怖く命がけの職業でもあることがわかりました。この本を読み、エベレストに登頂するまでには様々なサポートが必要で、シェルパがとても大切な存在だということがすごく伝わってきました。何事も陰ながらの立役者のが必ずいることを忘れず感謝の気持ちを持って生活していきたいです。

 チョ・ナムジュ、斎藤真理子 (訳)「82年生まれ、キム・ジヨン」は、前から気になっていた本でした。帯に「少女時代」のスヨンと「BTS」のラプモンの感想が載っていて更に興味を持ちました。大人の世界での話もありまだわかりにくいところもありましたが、この本を読みながら深く考えてみると、確かに男性の女性の間には社会に大きな壁があると思うものがいくつかありました。男と女で体つきなどは違うため体力の限界などの違いはあると思いますが、経済的なことや働く現場での格差、偏見はいけないと思いました。近年取り上げられているLGBTの方々に対しても大きな格差があるのは問題だと思いました。また一方、女性の知らないところで男性が感じてしまっている差別などもあるのかな、と気になりました。この本をきっかけに社会における男女の問題や違いについてもう少し目を向けてみようと思いました。

47週目:11月2日~11月8日は次の本(計1,038ページ)でリーディングマラソンの予定です。
・綾辻行人「十角館の殺人」(講談社文庫)P491
・橋本淳司『水問題の重要性に気づいていない日本人ー「おいしい水の話」から「酸性雨の話」まで』(PHP研究所)P253
・本多時生「考えすぎない」(アルファポリス文庫)P294

2020年10月25日日曜日

46週目:10月26日~11月1日のリーディングマラソン予定

前週、45週目:あさのあつこ「かんかん橋を渡ったら」、池内了(編)「科学と科学者のはなしー寺田寅彦エッセイ集ー」、ヴィクトル・ユーゴー、豊島与志雄(訳)「レ・ミゼラブル(上)」の計1,194ページ、45週目までの累計は50,914ページです。(目標の10万ページの中間地点を折り返しました!)

 あさのあつこ「かんかん橋を渡ったら」は6つの短編ストーリーが入っていました。短編ではあるのですが、1つ1つに厚みのあるお話でした。この本の舞台は、ある田舎町の小さな食堂「ののや」で真子という女の子が主人公です。この田舎町の真ん中に「かんかん橋」という石でできた古い橋があり、移動するときは老若男女ともに必ずこの橋を通ります。私は92歳のお菊おばあちゃんの話が印象的でした。菊おばあちゃんが人生を振り返っているお話です。菊おばあちゃんは、17歳で嫁入りをし4人の子供たちとの生活や夫を見送るまでとてもつらい経験をしてきました。この本を読んで、日々の様々な経験や出会いが次につながる力になっていくのだなと感じました。

 池内了(編)「科学と科学者のはなしー寺田寅彦エッセイ集ー」 は寺田寅彦の科学関係のエッセイがまとまって入っている本でした。「化け物の進化」や「電車の混雑について」、「夏目漱石先生の追憶」など様々なジャンルについて書かれていました。でも、私には読んでいて内容が少し難しく、理解不足に思いました。タイトルや冒頭が面白そうなのがいくつかあり、いろいろなことに興味を持てました。まだ内容を深く理解していないので、寺田寅彦さんについてもう少し知識を深めてからもう一度読みたいです。

 ヴィクトル・ユーゴー、豊島与志雄(訳)「レ・ミゼラブル(上)」は、とても読みやすい日本語の翻訳でどんどん読み進めていくことができました。今年の文化祭でESSクラブが『レ・ミゼラブル』の英語劇をやるので、この機会に本を読んでみました。少女コゼットとジャン・バルジャンという19年間牢獄にいた囚人のお話です。私がまず驚いたのは、ジャン・バルジャンの牢獄に入った理由です。19年間も牢獄にいたというのを読み、どんな悪い罪を犯したのだろうと思っていたら貧しい姪っ子たちのためにパンを1つ盗んだ罪だけでした。また、ジャン・バルジャンを温かく迎えた司教様にも感動しました。いろいろな人から冷遇されてきたジャン・バルジャンを温かく迎え、そこで盗みを働かれても許したことに驚きイエス様のようだと思いました。私もこのような人間になりたいです。冒頭だけでも、感動したり驚いたり時代背景に疑問を持ったりなど、様々なことを感じ、まだ心の中でモヤモヤしています。次の下巻を読むのが楽しみです。

46週目:10月26日~11月1日は次の本(計1,228ページ)でリーディングマラソンの予定です。
・ヴィクトル・ユーゴー、豊島与志雄(訳)「レ・ミゼラブル(下)」(岩波少年文庫)P374
・辻村深月「サクラ咲く」(光文社文庫)P297
・マット・ディキンソン、 原田勝(訳) 「エベレスト・ファイルーシェルパたちの山ー」(小学館) P365
・チョ・ナムジュ、斎藤真理子 (訳)「82年生まれ、キム・ジヨン」(筑摩書房)P192

2020年10月18日日曜日

45週目:10月19日~10月25日のリーディングマラソン予定

前週、44週目:竹内薫、丸山篤史「面白くて眠れなくなる遺伝子」、キャサリン・パターソン、岡本浜江 訳「パンとバラ」、有川浩「だれもが知ってる小さな国」、せやろがいおじさん(榎森耕助)「せやろがい!ではおさまらない - 僕が今、伝えたいこと聞いてくれへんか?」の計1,071ページ、44週目までの累計は49,720ページです。

 竹内薫、丸山篤史「面白くて眠れなくなる遺伝子」は、「面白くて眠れなくなるシリーズ」の一冊です。警察の遺伝子捜査の話や、三毛猫などの遺伝に関する不思議なことが沢山書かれていました。また面白い名前の遺伝子の紹介もありました。私は、この面白い名前の遺伝子がとても心に残りました。「ピカチュリン遺伝子」や「サウザー遺伝子」などの有名な漫画の登場人物から名付けられたもの、「サトリ遺伝子」や「寿司遺伝子」などの少し変わった名前の遺伝子などが紹介されていました。寿司遺伝子が一番興味深かったのですが、ある種の海藻を分解して栄養にすることのできる遺伝子は、日本人にしかなく寿司やさしみなどの生魚を普段から食べているため日本人にだけにできる遺伝子だからと名前の由来にも深い意味があることを新たに学ぶことができました。

 キャサリン・パターソン、岡本浜江 訳「パンとバラ」は、1912年アメリカのマサチューセッツ州ローレンスでおきた労働者たちによるストライキを始めるところから物語が始まります。お互いに名前も知らなかったイタリア系移民のローザと貧しい少年ジェイクの人生をえがいた長編物語です。実際に起きた事件を少年少女の目から表現しています。子供達がストライキから逃げるため、イタリア移民の住む小さな町へ疎開してからがほのぼのしていて面白かったです。人情味あふれ世話をしてくださる方や周りの大人もとても優しく疎開前の生活とは正反対でした。そして何よりも食事がとてもおいしそうでした!!ハッピーエンドで終わりよかったです。私は、この労働者によるストライキについてあまり知らなかったので歴史についても学びの多い本でした。

 有川浩「だれもが知ってる小さな国」は、佐藤さとるさんの「だれも知らない小さな国」を引き継いだ「コロボックル」が主人公の新しい物語です。ミツバチを飼う養蜂家に生まれ、全国の色々なところを旅してまわるヒコとヒメが主人公です。小学生のヒコとヒメが出会ったコロボックルとの約束や生活は読みながらとても心が温まりました。八百万の神や、自然からの恵みのおかげで暮らしていることを理解している人たちだから、コロボックルと友達になれたのだと私は思いました。私も自然の恵みに感謝しながら毎日の生活を送りたいです。また、自然の大切さを後世に伝えられるようにしたいです。

 せやろがいおじさん(榎森耕助)「せやろがい!ではおさまらない - 僕が今、伝えたいこと聞いてくれへんか?」は、世の中の様々なことについて私たち中学生にもわかりやすく書かれた本です。この方は、お笑い芸人&YouTuberで沖縄の最高にきれいな海を背景に政治や経済についていろいろな意見を述べています。その意見は私のような中学生、子どもでも納得できる真っ当な意見だと思います。取り上げている内容はYouTubeと一緒なのですが何故そう考えるのかがなどが分かり易く解説されていてとても読みやすく面白かったです!!政治のことなどは言いづらいような気もしますが、せやろがいおじさんのように思ったこと、それはだれが考えてもまちがっているでしょ?ということをはっきりとわかりやすく発言できるような大人になりたいです。 
 
 45週目:10月19日~10月25日は次の本(計1,194ページ)でリーディングマラソンの予定です。
・あさのあつこ「かんかん橋を渡ったら」(角川文庫)P568
・池内了(編)「科学と科学者のはなしー寺田寅彦エッセイ集ー」(岩波少年文庫) P283
・ヴィクトル・ユーゴー、豊島与志雄(訳)「レ・ミゼラブル(上)」(岩波少年文庫)P343
 
 

2020年10月11日日曜日

44週目:10月12日~10月18日のリーディングマラソン予定

前週、43週目:岩崎京子「トルストイの民話」、有川浩「明日の子供たち」、川北稔「砂糖の世界史」、平田オリザ「受験の国のオリザ」の計1,145ページ、43週目までの累計は48,649ページです。

 岩崎京子「トルストイの民話」は、トルストイの有名な短編民話集です。イワンのばかをはじめ5話の民話が入っていました。民話を読むだけでもとても面白かったですが、このお話は、人生論についても学ぶことができます。「人間」には「動物」と「ヒト」がいるそうです。9割がた「動物」だそうです。どちらも喜怒哀楽はありますが、動物のほうは自己中心的で同情するふりなどをしてきます。何事も向きにならず相手のことを思いやって過ごし「ヒト」として人生を送れるようにしたいと思いました。
 
 有川浩「明日の子供たち」は、何度も読んでいる本です。このリーディングマラソンでも2回目になります。施設の子どもたち、それぞれの視点から書かれている物語です。「この場面の時はこの人はこう思っていて、この子はこう思っている」などと読み手に両者の気持ちがわかるように書いてあります。様々な視点から表現されているのがこの物語の魅力です。舞台は、『あしたの家』という児童養護施設です。主人公の三田村慎平はこの『あしたの家』に着任します。子供たちは新しい先生にとても興味を持ち三田村慎平は人気者になります。カナという少し難しい女の子とも仲良くなりました。子供たちは、ただ懐いているのではなく甘えたり反抗したりして相手がどのような態度をとるのか試しています。しかし、或る日突然カナは、慎平に対して冷たくなります。はじめはなついていましたが、慎平には家族のトラブルなどを抱えている子の気持ちを本当に理解することは難しく、カナは反抗的になってしまいます。施設で働く側とそこに暮らしている子供たちの気持ちを少し実感することができました。 
 
 川北稔「砂糖の世界史」では砂糖についての歴史とともにその時代背景についても詳しく書かれていました。砂糖が昔とても高価だったことに驚きました。今では普通に売られている砂糖がお金の沢山持っている貴族の人たちしか買えない時代があったことを知りました。また、そんな高価な砂糖を作っている人たちの多くは奴隷だったことも驚きました。この格差が南北問題の原因の一つにもなったそうです。私たちの身近にあるものの歴史にとても重要な出来事や争いが絡んでいることを学ぶことができました。日頃から、世界のどこかで私たちが普段使っているものを作ってくださっている人たちに感謝の気持ちを忘れないよう過ごしたいです。
 
 平田オリザ「受験の国のオリザ」には、16歳で自転車世界一周の旅に出て、帰国後に大学検定試験を経て国際基督教大学に入学するまでの作者の体験が書かれていました。この本は受験についてがメインですが、勉強だけでなく予備校での様々な人との出会いやテレビ出演など体験についても書かれていてとても面白かったです。受験は勉強に一生懸命に取り組むと同時に人との出会いなど様々な経験があることを学びました。
 
 
 
44週目:10月12日~10月18日は次の本(計1,071ページ)でリーディングマラソンの予定です。
・竹内薫、丸山篤史「面白くて眠れなくなる遺伝子」(PHP研究所) P257  
・キャサリン・パターソン、岡本浜江 訳「パンとバラ」(偕成社)P338
・有川浩「だれもが知ってる小さな国」(講談社)P287
・せやろがいおじさん(榎森耕助)「せやろがい!ではおさまらない - 僕が今、伝えたいこと聞いてくれへんか?」(ワニブックス)P189

2020年10月4日日曜日

43週目:10月5日~10月11日のリーディングマラソン予定

前週、42週目:メンタリストDaigo「超効率勉強法」、西岡壱誠「東大勉強法」、チョ・ヒチョル「1時間でハングルが読めるようになる本」、李昌圭「日常会話から文法まで学べる はじめての韓国語」、金子由美子「思春期ってなんだろう」の計1,132ページ、42週目までの累計は47,504ページです。

 最初の学習法に関する2冊は普段読まない種類の本ですが、先週と同様、期末試験期間だったのでこの機会に自分の勉強方法を見直してみようと思い手にとってみました。

 メンタリストDaigo「超効率勉強法」は7つの正しい勉強法について紹介されていました。リピート、繰り返し学習をするなど、これまで知っていたことでも詳しく具体的に何をすればよいのか書いてあり、実行に移しやすかったです。今回の前期期末試験が終わるとまた次に向けて学習が始まります。後期になるので、この本を参考にしながら努力したいです。

 西岡壱誠「東大勉強法」は、学習や生活などの正しい習慣を、マンガなどを少し加えながら分かりやすく紹介している本でした。この本を読んで、私の実行できているところと、できていないところがはっきりとわかりました。その中でも後期からは『要約』に注意したいと思います。特に授業中などにおいて、ただ先生の話を聞いているだけでなく、後から自分で大切なところをまとめて人に説明できるようにするのが大切だと書いてありました。その為に、日頃から大切なところを瞬時に判断し、自分の言葉で再構成して文章を作れるような練習をします。これは、国語の『要約』の練習にもなるし、将来、社会に出た後もとても役に立つのではないかと思いました!!

 チョ・ヒチョル「1時間でハングルが読めるようになる本」は、マンガで韓国語について書いてありました。この本は、韓国語を学ぶ上でまず初めに「韓国語はどのような言葉なのか?」を理解するための本です。韓国語には日本と同じように50音表のようなものがあります。しかも、ひらがなのようにそれぞれの文字が異なるのではなく、アルファベットのようにAの役割をする文字とKの役割をする文字などと共通点があり、とても覚えやすいです。A,i.u,e,oの文字とK,S,T,N,H,M,Y,R,Wの文字を覚えて組合せることができれば、だいたいのハングルは書けます。私は韓流スターのファンです。だから、韓国語に関心を持っています。まずは、この50音表からマスターしようと思います!!

 李 昌圭「日常会話から文法まで学べる はじめての韓国語」は、先ほど紹介した本よりも詳しく韓国語をマスターするためのより詳しい参考書のようになっていました。先ほど、ハングル表について書きましたが、この本で表に少しややこしいところがあることを学びました。ハングルには『激音』『濃音』というものがあります。これは、同じ言葉でも読み方によって書き換えなくてはならないコトバです。これが非常にややこしいです。ややこしや、です。また、ハングル表があり覚えやすいとは言っても発音が全く違うのもあるので声に出しながら少しずつマスターできるようになりたいです!!

 金子由美子「思春期ってなんだろう」は、体や心の変化から自立するまでを様々な例を用いて養護教諭の著者が紹介していました。今の自分に共感できるところがたくさんありました。体型のことや、性格のこと、友達関係のことなど、自分だけでなくみんな悩んでいることなんだと少し安心しました。大人になったら『なんであんなこと思っていたんだろう』とばかばかしく、おかしく思い出すこともあるかもそれないけど、これから先、経験のできない悩みや学びかもしれないので「思春期の今」を自分らしく満喫するのもよいことなのだと思いました。

43週目:10月5日~10月11日は次の本(計1,145ページ)でリーディングマラソンの予定です。
・岩崎京子「トルストイの民話」(女子パウロ会) P202
・有川浩「明日の子供たち」(幻冬社文庫)P522
・川北稔「砂糖の世界史」(岩波ジュニア新書)P208
・平田オリザ「受験の国のオリザ」(晩聲社)P213

2020年9月27日日曜日

42週目:9月28日~10月4日のリーディングマラソン予定

前週、41週;齋藤孝「理想の国語教科書」、山﨑圭一「一度読んだら絶対に忘れない日本史の教科書」、芳沢光雄「生き抜くための中学数学」の計1,024ページ、41週目までの累計は46,372ページです。

 齋藤孝「理想の国語教科書」は、有名な作家や文学書の中から小・中学生にも分かるような内容を厳選してまとめてありました。第一章は、夏目漱石『夢十夜』やシェイクスピア『マクベス』などの有名文学書。第二章は、ヘレンケラーやネルーなどの偉人の書いた本。第三章は、福沢諭吉『福翁自伝』などの自叙伝や髄質文でした。名前は聞いたことがあったリ、有名な個所は知っているというのが多かったです。もう、中学生なのでこの本で紹介されている本をこれからすべて読んでみようと思います。
 

 山﨑圭一「一度読んだら絶対に忘れない日本史の教科書」は、時代ごと、とても分かりやすく歴史について書かれていました。一般の教科書は、政治や文化などで章を分けているため、時代の流れがとてもつかみにくいです。また、世界史の内容が「あいだ」に入ってくるのでややこしくなってしまいます。この本は、そのややこしさを解決するために歴史ごとにまとめて描かれています。また、図がたくさん載っていたり、語呂合わせなどもまとめられていて、とても分かりやすかったです。来週は、定期試験があるのでこの本を参考にしながら全力で臨めるようにします!!

 芳沢光雄「生き抜くための中学数学」は、学校の教科書を少し深掘りした参考書のようになっていました。『どうしてこの公式になるのか』などの理屈がとても分かりやすくのってい頭に入りやすかったです。一次関数が少し難しいのでそこの部分を重点的に集中して読みました。数学は、「あと○○点で90点」「あと○○点で100点」だったのにと惜しい時が多いので、今回のテストはそのようなことがないように、この参考書の教科書の問題を解いて試験に臨みたいです。

42週目:9月28日~10月4日は次の本(計1,132ページ)でリーディングマラソンの予定です。
・メンタリストDaigo「超効率勉強法」(学研プラス) P295
・西岡壱誠「東大勉強法」(幻冬舎)P239
・チョ・ヒチョル「1時間でハングルが読めるようになる本」(学研プラス)P145
・李昌圭「日常会話から文法まで学べる はじめての韓国語」(ナツメ社)P255
・金子由美子「思春期ってなんだろう」(岩波ジュニア新書)P198

2020年9月20日日曜日

41週目:9月21日~27日のリーディングマラソン予定

前週、40週:鈴木るりか「さよなら、田中さん」、橋本武「橋本式国語勉強法」、梁川由香「中学の勉強のトリセツ」、高濱正伸、大塚剛史「中学生 中間・期末テストの勉強法」、高濱正伸、大塚剛史「だれもが直面することだけど人には言えない中学生の悩みごと」の計1,061ページ、40週目までの累計は、45,348ページです。


 鈴木るりか「さよなら、田中さん」は、中学2年生の鈴木るりかさんが書いた本です。中学2年でこんなに素晴らしい文章が書けることにとても尊敬しています。この本の主人公は田中花実という小学6年生です。暮らしは決して豊かでない(「ビンボー」と表現されています)母子家庭ですが、明るいお母さんと、毎日大笑いしながら暮らしています。そんな田中花実の周囲で起こる様々な出来事が5つの話にまとめられていました。何度読んでも面白いだけでなく、勇気をもらうのですが、今回も特に5話目の「さよなら、田中さん」。気の弱い男の子、三上くんと、この本の主人公で、男女ともに人気のある田中さんが主な登場人物です。三上くんがクラスのみんなにいじめられたり、からかわれると田中さんはいつもかばってくれます。しかし、田中花実は中学から山梨の学校に行ってしまうことを知ります。三上君は受験の失敗、お母さんとの仲など、苦しいことがたくさんあります。死にたくあった時もあります。悩みの尽きない年頃なのです!そんな友だちが困っている時に、寄り添って人を助けられる田中さんはとても素敵です!私も田中さんになりたい!と思いました。

 次の3冊は学校の期末試験が近いこの時期だからこそ!と思い読みました。
橋本武「橋本式国語勉強法」は、長年、灘中高等学校で「銀の匙」の国語授業をしていた先生が著者の本です。私は、文法で少し苦手な部分があるので文法の勉強法について書かれている部分がとても役に立ちました。文法は、中学、高校になっていくごとにややこしくなってきます。頭の中を整理するためにまずは、表などを書いて頭に入れるのが大切だそうです。確かに、『動詞』『形容詞』『品詞』などから『五段活用』『上一段活用』などまで、たくさんのことを一気に習い少しこんがらがっているところがあるかもしれません。橋本先生の言うように、まずは書いてお頭の中に入れようと思います。

 梁川由香「中学の勉強のトリセツ」は、普段の勉強習慣についてカラーでわかりやすくまとめられていました。初歩的なことですが、一番大切なことは「目標を持つこと」です。目標がなければ、ただただ鉛筆を持って手を動かしていることになってしまいます。私もなるべく毎日計画を立て、日記をつけるようにしています。続けることが大事だと言われるので継続したいです。また、裏紙などを使って目標を立てその目標をかなえるにはどうすればよいのか考えながら行動したいです。

 高濱正伸、大塚剛史「中学生 中間・期末テストの勉強法」。この本は、先ほどの本とは違い各教科別のアドバイスが書かれていました。私はこれから一番得意な科目にしていきたい「英語」の部分をしっかりと読みました。正しい勉強法などをあまり知らなかったとき、私は単語を単語のみで覚えていました。しかし、この本や父に教えてもらい、文章、例文と一緒に覚えるとすぐに頭の中に入ってきました。また、単語とともに文章も音読するので文章も暗記できるし、日本語に直すのがとても簡単になりました。これからも、このような(ハウツー)本も時々読んで正しい勉強法を学びつつ学校での勉強に活かしていきたいです。また、単語は辞書など面倒くさがらずに自分の手を使って調べようと思いました。

 高濱正伸、大塚剛史「だれもが直面することだけど人には言えない中学生の悩みごと」は、たくさん共感できるところがありました。今年は、新型コロナウイルスの影響で半年近く学校での対面授業がなかったので、中2らしい中だるみは今のところあまり感じられません。しかし、上下関係の問題などで新たに悩みを抱えている子や、オンライン授業に慣れてしまって学校に登校しようという気持ちになれない子がいます。そのような時どうすればよいのかと思い、この本を読みました。私も時々、友人関係が原因で色々なことを深く考え悩んでいる友達から相談されます。でも、このような本を読んでから、深く考えすぎてしまうなどの悩みは、その人の個性だと思うようになりました。短所ももちろんあると思いますが、深く考える人は慎重になるので客観的に物事を考えられるし、他の人とは違う別の視点が見えてくると思います。私も時々、友達関係などで悩むことがあります。でも、好きなことに没頭するなどして自分なりの解決法を発見することができました。これからの学校生活でもいろいろなことがあると思いますが、自分の個性を大切しながら何事も経験だ、と思って過ごしていけたらと思います。

41週目:9月21日~9月27日は次の本(計1,024ページ)でリーディングマラソンの予定です。
・齋藤孝「理想の国語教科書」(文藝春秋) P331
・山﨑圭一「一度読んだら絶対に忘れない日本史の教科書」(SBクリエイティブ)P351
・芳沢光雄「生き抜くための中学数学」(日本図書センター)P342

2020年9月13日日曜日

40週目:9月14日~9月20日のリーディングマラソン予定

 わたしの「リーディング・マラソン」チャレンジを通じて、ユニセフ・フレンドネーションへの募金をしてくださって、どうもありがとうございます!!励みと勇気をいただいています!今年は、新型コロナウィルス感染症の拡大で学校が突然休校になったり、オンライン授業になったりと変則的になりました。今月末は新学年になって初めて、そして、いきなり前期の期末試験!引き続きリーディングマラソンもがんばります!

前週、39週:川村 裕子「平安女子の楽しい!生活」、瀬尾 まいこ「天国はまだ遠く」、長谷川英祐「面白くて眠れなくなる生物学」、長江優子「百年後、ぼくらはここにいないけど」、戸田山 和久「新版 論文の教室 レポートから卒論まで 」の計1,194ページ、39週目までの累計は、44,287ページです。

 川村 裕子「平安女子の楽しい!生活」は、1,000年前の平安女子たちのライフスタイルが面白く描かれていました。平安貴族の家の説明で、中門が出てきたときはそこが舞台になってい、『蜻蛉日記』の一部を学べたり、平安の恋バナでは有名な作品などから場所別に分けて和歌と共に昔の恋愛を学んだりすることができました。

 瀬尾 まいこ「天国はまだ遠く」は、短い小説したが物語の中にすごく入り込むことができました。主人公は23歳の千鶴です。物語の冒頭、千鶴は仕事などにうまくいかず会社を辞めて死のうと決意します。しかし、人目のつかないとこを求めてたどり着いた山奥の民宿で、大量の睡眠薬を飲んで千鶴は死のうとしますが失敗してしまいます。死にきれず、なんだか自殺する気持ちも薄れ自殺をあきらめた千鶴は、民宿の田村さんの言葉に元気をもらい大自然と共に生活していきます。ともに時間を過ごしているうちに千鶴は、田村さんから言われた言葉や体験したことによって考えを改め、また新しく生きようと決意します。途中、千鶴は自分の居場所がここではないと気づき東京に戻りますが、自殺をしようとしていた時とは180度違う千鶴の姿になり前向きに人生を生きようとする感動の物語でした。どうしようもなく生きることをつらく思うことがあっても、その場に留まらず、勇気をもってそこから離れて、違う場所、世界に行くことで、生きる力をもらい新しい一歩が踏み出せるのだな、と思いました。

 長谷川英祐「面白くて眠れなくなる生物学」は、とても面白くたくさん学ぶことのできた本でした。生命の誕生からDNA、体の仕組み、それぞれの生物の特徴など幅広い分野について書かれていました。今回私が一番面白いと思ったのは、P158~の『アリはバカなのになぜ一番いいものを選べる?』です。このタイトルを見た時、私もその答えがとても知りたくなりました。アリはコロニーという特殊なにおいで仲間に餌な場所などを伝えています。餌場を探すときアリはすべての候補場所を回らず、ほとんどの個体は一か所しか行きません。そのため、たくさんの候補場所が伝わります。そして、意識的に良いと思った場所にみんなを引き連れていきます。これは、コロニーの決定が個体の能力を超えていることを表しています。アリのアタマが悪くても、元々備わっているコロニーの能力が高いため、おいしいものにありつけるということを学びました。また、この話の続きで、虫がなぜ多数決をするのかなどについても書かれていました。皆さんもぜひ虫特有のおもろいと邑久町について調べてみてください!!

 長江優子「百年後、ぼくらはここにいないけど」は、主人公の健吾たちの所属している地理歴史部をめぐる物語でした。それは「楽で、上下関係が厳しくなく、存在感もなく、帰宅部よりオススメ」という緩い部活でした。しかし、健吾が中3になった春、熱血の新顧問によって〈百年前の渋谷〉というテーマでジオラマ作成をすることになります。ジオラマ作成に部員4名は賛成しますが、健吾はジオラマ作成を承諾した部長太陽への嫉妬とジオラマの苦い思い出から反発します。しかし、太陽の突然の転校により、新部長となってしまい、いやいや作成することになります。自分たちの住む町は、どのようにして今の姿になったのか等、過去を振りかえりながら、健吾やほかの部員たちが自分の過去とも向きあいながら、成長していく物語でした。地球上に生きている私たちは、必ずどこかでつながっているし、現在だけではなく過去に生きてきた人と、今を生きている人たちもつながっているということが描かれていました。様々な人がいるからこその世界だということに気づくことのできるとても素晴らしい物語でした。

 戸田山 和久「新版 論文の教室 レポートから卒論まで」は、中学3年生になったら卒業研究を書くということもあり、今のうちに論文の書き方を学んでおくために読みました。論文を書くのにあたって難しいと思ったことの一つは「単語・言葉」です。話言葉、読書感想文などで使う言葉は日ごろから使っているので書きやすいです。しかし、論文は少し難しい正しい言葉遣いで書かなければいけません。例えば、「集まる」「固まる」を「凝集する」と書くなどです。このような言葉は普段使わないので、今からでも少しづつ辞書を引くようにしようと思いました。この本の読者の対象が大学生なので中学生のわたしには少し難しいと感じたのかもしれません。内容を理解するのが少し大変だったのでもう一度読もうと思いました。

40週目:9月14日~9月20日は次の本(計1,061ページ)でリーディングマラソンの予定です。
・鈴木るりか「さよなら、田中さん」(小学館) P253 *2回目の再読
・橋本武「橋本式国語勉強法」(岩波ジュニア新書)P199
・梁川由香「中学の勉強のトリセツ」(学研プラス)P189
・高濱正伸、大塚剛史「中学生 中間・期末テストの勉強法」(実務教育出版)P184
・高濱正伸、大塚剛史「だれもが直面することだけど人には言えない中学生の悩みごと(実務教育出版)P236

2020年9月6日日曜日

39週目:9月7日~9月13日のリーディングマラソン予定

前週、38週:雨宮処凛「14歳からの原発問題」、神保哲夫、宮台真司、他「地震と原発 今からの危機」、ASIOS、アンドリュー・ウォールナー「検証 大震災の予言・陰謀論 “震災文化人たち”の情報は正しいか」、小出裕章「原発のウソ」、高木仁三郎「原子力神話からの解放-日本を滅ぼす9つの呪縛」の計1,210ページ、38週目までの累計は43,093ページです。

 雨宮処凛「14歳からの原発問題」は、学校の図書館から借りてきました。この本は私の知りたかった『なぜ日本に原子力発電所ができたのか』という疑問の答えがのっていました。まず日本の原発開発にはアメリカが大きく関わっています。そして元首相の中曽根康弘氏と正力松太郎氏がキーパーソンとなって日本へ原発が導入されました。アメリカから利権を引っ張ってきて原発を日本全国に広げていく過程で大きなメリットがあると感じていたのだと思います。1970年代のオイルショックとも関係し、資源の乏しい日本のエネルギー問題とも関係しています。次は、その点について詳しく調べようと思います。

 神保哲夫、宮台真司、他「地震と原発 今からの危機」を読んで、私は自分の頭で考えて、自分で判断することがとても大切だということを学びました。釜石市鵜住居というところがあります。そこには、通称「万里の長城」と呼ばれている堤防があったため津波は届かないと考えられていました。しかし、3.11の東日本大震災によって引き起こされた津波はその堤防を難なく超えてしまいます。そのとき、川沿いには小学校と中学校がありました。小学生は屋上に避難をしていたのですが、屋上まで津波が来ると予想していた隣の中学生に連れられて『ございしょの里』というところに逃げます。しかし、そこも水が到達してしまいます。中学生が隣のがけが崩れるのを見て別の場所に避難します。結果、小中学生含め、多くの人たちが無事でした。中学生が小学生を引き連れ、それを近所の保育園児が付いていく。そして子供たちが逃げていくのを見たお年寄りたちが逃げていたということです。まず、日ごろから防災訓練をしっかりやり、ハザードマップに目を通しておくことが大切だと思いました。また、子供たちも大人の言うことを聞くのは大切ですが、すべて大人の言うことに任せっきりにせず自分で判断する力がとても大切だと学びました。

 ASIOS、アンドリュー・ウォールナー「検証 大震災の予言・陰謀論 “震災文化人たち”の情報は正しいか」は、まず本のタイトルに惹かれました。この本を読んで、災害に際しては、正しい情報や当たっていることはありますが、デマが結構多いことに気づきました。一人か二人しかいないことでも少し言葉の言い方を変えるだけで受ける印象が変わります。記事にもメリットを言った後にデメリットを言う記事と、デメリットを言った後に『でも』というようにメリットで締めくくる記事とでは同じ内容でも印象が変わります。言葉は奥が深いと感じました。また何も考えずに読んでいると言葉に惑わされてしまうので、一つ一つその意味するところを考えて行動したり読んだりしようと思いました。

 小出裕章「原発のウソ」は、とても学ぶことがあるので再読しました。第四章の内容は毎回驚きます。死の灰が広島原爆の800,000発分。本当に恐ろしくすごいものだと思います。原爆の100万倍近い威力です。このことを責任者の方は知っていて再稼働しているのでしょうか。被爆したらひとたまりもありません。人間は、様々な能力を持っていますが、この本を読むと人間の体がとても弱いことに気づかされます。人間は忘れっぽく慣れやすいため同じ過ちを何度も繰り返すのだと思います。しかし、この原発の恐ろしさは忘れてはいけないと思います。私ももっと勉強をし、原子力に代わる被害の少ないエネルギーがないのか調べてみようと思います。
 高木仁三郎「原子力神話からの解放-日本を滅ぼす9つの呪縛」は、原子力に関わる歴史について触れられていました。ウランによる危険性や、ウランが自然界から消滅するまで時間など、原子力の恐ろしいことについて書かれていました。「原子力は無限のエネルギー源という神話」と、原子力を安全だと言う方たちの話は根拠のないことだと分かっています。なぜこんなに危険なものを扱っているのに専門家の意見を聞いたり本を読んだりして対策をしていなかったのか不思議です。まずその時点で無責任だと私は考えました。その地域には先祖代々長年暮らしていたのに、生活の場を失ってしまっている方々が大勢いらっしゃいます。その責任はしっかりととってもらいたいと思いました。

39週目:9月7日~9月13日は次の本(計1,194ページ)でリーディングマラソンの予定です。
・川村 裕子「平安女子の楽しい!生活」(岩波ジュニア新書) P240
・瀬尾 まいこ「天国はまだ遠く」(新潮文庫)P183
・長谷川英祐「面白くて眠れなくなる生物学」(PHP文庫)P225 *2回目の再読
・長江優子「百年後、ぼくらはここにいないけど」(講談社)P226
・戸田山 和久「新版 論文の教室 レポートから卒論まで 」(NHK出版)P320