自己紹介

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2020年9月20日日曜日

41週目:9月21日~27日のリーディングマラソン予定

前週、40週:鈴木るりか「さよなら、田中さん」、橋本武「橋本式国語勉強法」、梁川由香「中学の勉強のトリセツ」、高濱正伸、大塚剛史「中学生 中間・期末テストの勉強法」、高濱正伸、大塚剛史「だれもが直面することだけど人には言えない中学生の悩みごと」の計1,061ページ、40週目までの累計は、45,348ページです。


 鈴木るりか「さよなら、田中さん」は、中学2年生の鈴木るりかさんが書いた本です。中学2年でこんなに素晴らしい文章が書けることにとても尊敬しています。この本の主人公は田中花実という小学6年生です。暮らしは決して豊かでない(「ビンボー」と表現されています)母子家庭ですが、明るいお母さんと、毎日大笑いしながら暮らしています。そんな田中花実の周囲で起こる様々な出来事が5つの話にまとめられていました。何度読んでも面白いだけでなく、勇気をもらうのですが、今回も特に5話目の「さよなら、田中さん」。気の弱い男の子、三上くんと、この本の主人公で、男女ともに人気のある田中さんが主な登場人物です。三上くんがクラスのみんなにいじめられたり、からかわれると田中さんはいつもかばってくれます。しかし、田中花実は中学から山梨の学校に行ってしまうことを知ります。三上君は受験の失敗、お母さんとの仲など、苦しいことがたくさんあります。死にたくあった時もあります。悩みの尽きない年頃なのです!そんな友だちが困っている時に、寄り添って人を助けられる田中さんはとても素敵です!私も田中さんになりたい!と思いました。

 次の3冊は学校の期末試験が近いこの時期だからこそ!と思い読みました。
橋本武「橋本式国語勉強法」は、長年、灘中高等学校で「銀の匙」の国語授業をしていた先生が著者の本です。私は、文法で少し苦手な部分があるので文法の勉強法について書かれている部分がとても役に立ちました。文法は、中学、高校になっていくごとにややこしくなってきます。頭の中を整理するためにまずは、表などを書いて頭に入れるのが大切だそうです。確かに、『動詞』『形容詞』『品詞』などから『五段活用』『上一段活用』などまで、たくさんのことを一気に習い少しこんがらがっているところがあるかもしれません。橋本先生の言うように、まずは書いてお頭の中に入れようと思います。

 梁川由香「中学の勉強のトリセツ」は、普段の勉強習慣についてカラーでわかりやすくまとめられていました。初歩的なことですが、一番大切なことは「目標を持つこと」です。目標がなければ、ただただ鉛筆を持って手を動かしていることになってしまいます。私もなるべく毎日計画を立て、日記をつけるようにしています。続けることが大事だと言われるので継続したいです。また、裏紙などを使って目標を立てその目標をかなえるにはどうすればよいのか考えながら行動したいです。

 高濱正伸、大塚剛史「中学生 中間・期末テストの勉強法」。この本は、先ほどの本とは違い各教科別のアドバイスが書かれていました。私はこれから一番得意な科目にしていきたい「英語」の部分をしっかりと読みました。正しい勉強法などをあまり知らなかったとき、私は単語を単語のみで覚えていました。しかし、この本や父に教えてもらい、文章、例文と一緒に覚えるとすぐに頭の中に入ってきました。また、単語とともに文章も音読するので文章も暗記できるし、日本語に直すのがとても簡単になりました。これからも、このような(ハウツー)本も時々読んで正しい勉強法を学びつつ学校での勉強に活かしていきたいです。また、単語は辞書など面倒くさがらずに自分の手を使って調べようと思いました。

 高濱正伸、大塚剛史「だれもが直面することだけど人には言えない中学生の悩みごと」は、たくさん共感できるところがありました。今年は、新型コロナウイルスの影響で半年近く学校での対面授業がなかったので、中2らしい中だるみは今のところあまり感じられません。しかし、上下関係の問題などで新たに悩みを抱えている子や、オンライン授業に慣れてしまって学校に登校しようという気持ちになれない子がいます。そのような時どうすればよいのかと思い、この本を読みました。私も時々、友人関係が原因で色々なことを深く考え悩んでいる友達から相談されます。でも、このような本を読んでから、深く考えすぎてしまうなどの悩みは、その人の個性だと思うようになりました。短所ももちろんあると思いますが、深く考える人は慎重になるので客観的に物事を考えられるし、他の人とは違う別の視点が見えてくると思います。私も時々、友達関係などで悩むことがあります。でも、好きなことに没頭するなどして自分なりの解決法を発見することができました。これからの学校生活でもいろいろなことがあると思いますが、自分の個性を大切しながら何事も経験だ、と思って過ごしていけたらと思います。

41週目:9月21日~9月27日は次の本(計1,024ページ)でリーディングマラソンの予定です。
・齋藤孝「理想の国語教科書」(文藝春秋) P331
・山﨑圭一「一度読んだら絶対に忘れない日本史の教科書」(SBクリエイティブ)P351
・芳沢光雄「生き抜くための中学数学」(日本図書センター)P342