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2020年10月18日日曜日

45週目:10月19日~10月25日のリーディングマラソン予定

前週、44週目:竹内薫、丸山篤史「面白くて眠れなくなる遺伝子」、キャサリン・パターソン、岡本浜江 訳「パンとバラ」、有川浩「だれもが知ってる小さな国」、せやろがいおじさん(榎森耕助)「せやろがい!ではおさまらない - 僕が今、伝えたいこと聞いてくれへんか?」の計1,071ページ、44週目までの累計は49,720ページです。

 竹内薫、丸山篤史「面白くて眠れなくなる遺伝子」は、「面白くて眠れなくなるシリーズ」の一冊です。警察の遺伝子捜査の話や、三毛猫などの遺伝に関する不思議なことが沢山書かれていました。また面白い名前の遺伝子の紹介もありました。私は、この面白い名前の遺伝子がとても心に残りました。「ピカチュリン遺伝子」や「サウザー遺伝子」などの有名な漫画の登場人物から名付けられたもの、「サトリ遺伝子」や「寿司遺伝子」などの少し変わった名前の遺伝子などが紹介されていました。寿司遺伝子が一番興味深かったのですが、ある種の海藻を分解して栄養にすることのできる遺伝子は、日本人にしかなく寿司やさしみなどの生魚を普段から食べているため日本人にだけにできる遺伝子だからと名前の由来にも深い意味があることを新たに学ぶことができました。

 キャサリン・パターソン、岡本浜江 訳「パンとバラ」は、1912年アメリカのマサチューセッツ州ローレンスでおきた労働者たちによるストライキを始めるところから物語が始まります。お互いに名前も知らなかったイタリア系移民のローザと貧しい少年ジェイクの人生をえがいた長編物語です。実際に起きた事件を少年少女の目から表現しています。子供達がストライキから逃げるため、イタリア移民の住む小さな町へ疎開してからがほのぼのしていて面白かったです。人情味あふれ世話をしてくださる方や周りの大人もとても優しく疎開前の生活とは正反対でした。そして何よりも食事がとてもおいしそうでした!!ハッピーエンドで終わりよかったです。私は、この労働者によるストライキについてあまり知らなかったので歴史についても学びの多い本でした。

 有川浩「だれもが知ってる小さな国」は、佐藤さとるさんの「だれも知らない小さな国」を引き継いだ「コロボックル」が主人公の新しい物語です。ミツバチを飼う養蜂家に生まれ、全国の色々なところを旅してまわるヒコとヒメが主人公です。小学生のヒコとヒメが出会ったコロボックルとの約束や生活は読みながらとても心が温まりました。八百万の神や、自然からの恵みのおかげで暮らしていることを理解している人たちだから、コロボックルと友達になれたのだと私は思いました。私も自然の恵みに感謝しながら毎日の生活を送りたいです。また、自然の大切さを後世に伝えられるようにしたいです。

 せやろがいおじさん(榎森耕助)「せやろがい!ではおさまらない - 僕が今、伝えたいこと聞いてくれへんか?」は、世の中の様々なことについて私たち中学生にもわかりやすく書かれた本です。この方は、お笑い芸人&YouTuberで沖縄の最高にきれいな海を背景に政治や経済についていろいろな意見を述べています。その意見は私のような中学生、子どもでも納得できる真っ当な意見だと思います。取り上げている内容はYouTubeと一緒なのですが何故そう考えるのかがなどが分かり易く解説されていてとても読みやすく面白かったです!!政治のことなどは言いづらいような気もしますが、せやろがいおじさんのように思ったこと、それはだれが考えてもまちがっているでしょ?ということをはっきりとわかりやすく発言できるような大人になりたいです。 
 
 45週目:10月19日~10月25日は次の本(計1,194ページ)でリーディングマラソンの予定です。
・あさのあつこ「かんかん橋を渡ったら」(角川文庫)P568
・池内了(編)「科学と科学者のはなしー寺田寅彦エッセイ集ー」(岩波少年文庫) P283
・ヴィクトル・ユーゴー、豊島与志雄(訳)「レ・ミゼラブル(上)」(岩波少年文庫)P343