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<ユニセフ・フレンドネーションのチャレンジ型プロジェクト>で募金活動をしています。詳細は、上の[リーディングマラソン for チルドレンのページ]をクリックしてください。

2020年9月27日日曜日

42週目:9月28日~10月4日のリーディングマラソン予定

前週、41週;齋藤孝「理想の国語教科書」、山﨑圭一「一度読んだら絶対に忘れない日本史の教科書」、芳沢光雄「生き抜くための中学数学」の計1,024ページ、41週目までの累計は46,372ページです。

 齋藤孝「理想の国語教科書」は、有名な作家や文学書の中から小・中学生にも分かるような内容を厳選してまとめてありました。第一章は、夏目漱石『夢十夜』やシェイクスピア『マクベス』などの有名文学書。第二章は、ヘレンケラーやネルーなどの偉人の書いた本。第三章は、福沢諭吉『福翁自伝』などの自叙伝や髄質文でした。名前は聞いたことがあったリ、有名な個所は知っているというのが多かったです。もう、中学生なのでこの本で紹介されている本をこれからすべて読んでみようと思います。
 

 山﨑圭一「一度読んだら絶対に忘れない日本史の教科書」は、時代ごと、とても分かりやすく歴史について書かれていました。一般の教科書は、政治や文化などで章を分けているため、時代の流れがとてもつかみにくいです。また、世界史の内容が「あいだ」に入ってくるのでややこしくなってしまいます。この本は、そのややこしさを解決するために歴史ごとにまとめて描かれています。また、図がたくさん載っていたり、語呂合わせなどもまとめられていて、とても分かりやすかったです。来週は、定期試験があるのでこの本を参考にしながら全力で臨めるようにします!!

 芳沢光雄「生き抜くための中学数学」は、学校の教科書を少し深掘りした参考書のようになっていました。『どうしてこの公式になるのか』などの理屈がとても分かりやすくのってい頭に入りやすかったです。一次関数が少し難しいのでそこの部分を重点的に集中して読みました。数学は、「あと○○点で90点」「あと○○点で100点」だったのにと惜しい時が多いので、今回のテストはそのようなことがないように、この参考書の教科書の問題を解いて試験に臨みたいです。

42週目:9月28日~10月4日は次の本(計1,132ページ)でリーディングマラソンの予定です。
・メンタリストDaigo「超効率勉強法」(学研プラス) P295
・西岡壱誠「東大勉強法」(幻冬舎)P239
・チョ・ヒチョル「1時間でハングルが読めるようになる本」(学研プラス)P145
・李昌圭「日常会話から文法まで学べる はじめての韓国語」(ナツメ社)P255
・金子由美子「思春期ってなんだろう」(岩波ジュニア新書)P198

2020年9月20日日曜日

41週目:9月21日~27日のリーディングマラソン予定

前週、40週:鈴木るりか「さよなら、田中さん」、橋本武「橋本式国語勉強法」、梁川由香「中学の勉強のトリセツ」、高濱正伸、大塚剛史「中学生 中間・期末テストの勉強法」、高濱正伸、大塚剛史「だれもが直面することだけど人には言えない中学生の悩みごと」の計1,061ページ、40週目までの累計は、45,348ページです。


 鈴木るりか「さよなら、田中さん」は、中学2年生の鈴木るりかさんが書いた本です。中学2年でこんなに素晴らしい文章が書けることにとても尊敬しています。この本の主人公は田中花実という小学6年生です。暮らしは決して豊かでない(「ビンボー」と表現されています)母子家庭ですが、明るいお母さんと、毎日大笑いしながら暮らしています。そんな田中花実の周囲で起こる様々な出来事が5つの話にまとめられていました。何度読んでも面白いだけでなく、勇気をもらうのですが、今回も特に5話目の「さよなら、田中さん」。気の弱い男の子、三上くんと、この本の主人公で、男女ともに人気のある田中さんが主な登場人物です。三上くんがクラスのみんなにいじめられたり、からかわれると田中さんはいつもかばってくれます。しかし、田中花実は中学から山梨の学校に行ってしまうことを知ります。三上君は受験の失敗、お母さんとの仲など、苦しいことがたくさんあります。死にたくあった時もあります。悩みの尽きない年頃なのです!そんな友だちが困っている時に、寄り添って人を助けられる田中さんはとても素敵です!私も田中さんになりたい!と思いました。

 次の3冊は学校の期末試験が近いこの時期だからこそ!と思い読みました。
橋本武「橋本式国語勉強法」は、長年、灘中高等学校で「銀の匙」の国語授業をしていた先生が著者の本です。私は、文法で少し苦手な部分があるので文法の勉強法について書かれている部分がとても役に立ちました。文法は、中学、高校になっていくごとにややこしくなってきます。頭の中を整理するためにまずは、表などを書いて頭に入れるのが大切だそうです。確かに、『動詞』『形容詞』『品詞』などから『五段活用』『上一段活用』などまで、たくさんのことを一気に習い少しこんがらがっているところがあるかもしれません。橋本先生の言うように、まずは書いてお頭の中に入れようと思います。

 梁川由香「中学の勉強のトリセツ」は、普段の勉強習慣についてカラーでわかりやすくまとめられていました。初歩的なことですが、一番大切なことは「目標を持つこと」です。目標がなければ、ただただ鉛筆を持って手を動かしていることになってしまいます。私もなるべく毎日計画を立て、日記をつけるようにしています。続けることが大事だと言われるので継続したいです。また、裏紙などを使って目標を立てその目標をかなえるにはどうすればよいのか考えながら行動したいです。

 高濱正伸、大塚剛史「中学生 中間・期末テストの勉強法」。この本は、先ほどの本とは違い各教科別のアドバイスが書かれていました。私はこれから一番得意な科目にしていきたい「英語」の部分をしっかりと読みました。正しい勉強法などをあまり知らなかったとき、私は単語を単語のみで覚えていました。しかし、この本や父に教えてもらい、文章、例文と一緒に覚えるとすぐに頭の中に入ってきました。また、単語とともに文章も音読するので文章も暗記できるし、日本語に直すのがとても簡単になりました。これからも、このような(ハウツー)本も時々読んで正しい勉強法を学びつつ学校での勉強に活かしていきたいです。また、単語は辞書など面倒くさがらずに自分の手を使って調べようと思いました。

 高濱正伸、大塚剛史「だれもが直面することだけど人には言えない中学生の悩みごと」は、たくさん共感できるところがありました。今年は、新型コロナウイルスの影響で半年近く学校での対面授業がなかったので、中2らしい中だるみは今のところあまり感じられません。しかし、上下関係の問題などで新たに悩みを抱えている子や、オンライン授業に慣れてしまって学校に登校しようという気持ちになれない子がいます。そのような時どうすればよいのかと思い、この本を読みました。私も時々、友人関係が原因で色々なことを深く考え悩んでいる友達から相談されます。でも、このような本を読んでから、深く考えすぎてしまうなどの悩みは、その人の個性だと思うようになりました。短所ももちろんあると思いますが、深く考える人は慎重になるので客観的に物事を考えられるし、他の人とは違う別の視点が見えてくると思います。私も時々、友達関係などで悩むことがあります。でも、好きなことに没頭するなどして自分なりの解決法を発見することができました。これからの学校生活でもいろいろなことがあると思いますが、自分の個性を大切しながら何事も経験だ、と思って過ごしていけたらと思います。

41週目:9月21日~9月27日は次の本(計1,024ページ)でリーディングマラソンの予定です。
・齋藤孝「理想の国語教科書」(文藝春秋) P331
・山﨑圭一「一度読んだら絶対に忘れない日本史の教科書」(SBクリエイティブ)P351
・芳沢光雄「生き抜くための中学数学」(日本図書センター)P342

2020年9月13日日曜日

40週目:9月14日~9月20日のリーディングマラソン予定

 わたしの「リーディング・マラソン」チャレンジを通じて、ユニセフ・フレンドネーションへの募金をしてくださって、どうもありがとうございます!!励みと勇気をいただいています!今年は、新型コロナウィルス感染症の拡大で学校が突然休校になったり、オンライン授業になったりと変則的になりました。今月末は新学年になって初めて、そして、いきなり前期の期末試験!引き続きリーディングマラソンもがんばります!

前週、39週:川村 裕子「平安女子の楽しい!生活」、瀬尾 まいこ「天国はまだ遠く」、長谷川英祐「面白くて眠れなくなる生物学」、長江優子「百年後、ぼくらはここにいないけど」、戸田山 和久「新版 論文の教室 レポートから卒論まで 」の計1,194ページ、39週目までの累計は、44,287ページです。

 川村 裕子「平安女子の楽しい!生活」は、1,000年前の平安女子たちのライフスタイルが面白く描かれていました。平安貴族の家の説明で、中門が出てきたときはそこが舞台になってい、『蜻蛉日記』の一部を学べたり、平安の恋バナでは有名な作品などから場所別に分けて和歌と共に昔の恋愛を学んだりすることができました。

 瀬尾 まいこ「天国はまだ遠く」は、短い小説したが物語の中にすごく入り込むことができました。主人公は23歳の千鶴です。物語の冒頭、千鶴は仕事などにうまくいかず会社を辞めて死のうと決意します。しかし、人目のつかないとこを求めてたどり着いた山奥の民宿で、大量の睡眠薬を飲んで千鶴は死のうとしますが失敗してしまいます。死にきれず、なんだか自殺する気持ちも薄れ自殺をあきらめた千鶴は、民宿の田村さんの言葉に元気をもらい大自然と共に生活していきます。ともに時間を過ごしているうちに千鶴は、田村さんから言われた言葉や体験したことによって考えを改め、また新しく生きようと決意します。途中、千鶴は自分の居場所がここではないと気づき東京に戻りますが、自殺をしようとしていた時とは180度違う千鶴の姿になり前向きに人生を生きようとする感動の物語でした。どうしようもなく生きることをつらく思うことがあっても、その場に留まらず、勇気をもってそこから離れて、違う場所、世界に行くことで、生きる力をもらい新しい一歩が踏み出せるのだな、と思いました。

 長谷川英祐「面白くて眠れなくなる生物学」は、とても面白くたくさん学ぶことのできた本でした。生命の誕生からDNA、体の仕組み、それぞれの生物の特徴など幅広い分野について書かれていました。今回私が一番面白いと思ったのは、P158~の『アリはバカなのになぜ一番いいものを選べる?』です。このタイトルを見た時、私もその答えがとても知りたくなりました。アリはコロニーという特殊なにおいで仲間に餌な場所などを伝えています。餌場を探すときアリはすべての候補場所を回らず、ほとんどの個体は一か所しか行きません。そのため、たくさんの候補場所が伝わります。そして、意識的に良いと思った場所にみんなを引き連れていきます。これは、コロニーの決定が個体の能力を超えていることを表しています。アリのアタマが悪くても、元々備わっているコロニーの能力が高いため、おいしいものにありつけるということを学びました。また、この話の続きで、虫がなぜ多数決をするのかなどについても書かれていました。皆さんもぜひ虫特有のおもろいと邑久町について調べてみてください!!

 長江優子「百年後、ぼくらはここにいないけど」は、主人公の健吾たちの所属している地理歴史部をめぐる物語でした。それは「楽で、上下関係が厳しくなく、存在感もなく、帰宅部よりオススメ」という緩い部活でした。しかし、健吾が中3になった春、熱血の新顧問によって〈百年前の渋谷〉というテーマでジオラマ作成をすることになります。ジオラマ作成に部員4名は賛成しますが、健吾はジオラマ作成を承諾した部長太陽への嫉妬とジオラマの苦い思い出から反発します。しかし、太陽の突然の転校により、新部長となってしまい、いやいや作成することになります。自分たちの住む町は、どのようにして今の姿になったのか等、過去を振りかえりながら、健吾やほかの部員たちが自分の過去とも向きあいながら、成長していく物語でした。地球上に生きている私たちは、必ずどこかでつながっているし、現在だけではなく過去に生きてきた人と、今を生きている人たちもつながっているということが描かれていました。様々な人がいるからこその世界だということに気づくことのできるとても素晴らしい物語でした。

 戸田山 和久「新版 論文の教室 レポートから卒論まで」は、中学3年生になったら卒業研究を書くということもあり、今のうちに論文の書き方を学んでおくために読みました。論文を書くのにあたって難しいと思ったことの一つは「単語・言葉」です。話言葉、読書感想文などで使う言葉は日ごろから使っているので書きやすいです。しかし、論文は少し難しい正しい言葉遣いで書かなければいけません。例えば、「集まる」「固まる」を「凝集する」と書くなどです。このような言葉は普段使わないので、今からでも少しづつ辞書を引くようにしようと思いました。この本の読者の対象が大学生なので中学生のわたしには少し難しいと感じたのかもしれません。内容を理解するのが少し大変だったのでもう一度読もうと思いました。

40週目:9月14日~9月20日は次の本(計1,061ページ)でリーディングマラソンの予定です。
・鈴木るりか「さよなら、田中さん」(小学館) P253 *2回目の再読
・橋本武「橋本式国語勉強法」(岩波ジュニア新書)P199
・梁川由香「中学の勉強のトリセツ」(学研プラス)P189
・高濱正伸、大塚剛史「中学生 中間・期末テストの勉強法」(実務教育出版)P184
・高濱正伸、大塚剛史「だれもが直面することだけど人には言えない中学生の悩みごと(実務教育出版)P236

2020年9月6日日曜日

39週目:9月7日~9月13日のリーディングマラソン予定

前週、38週:雨宮処凛「14歳からの原発問題」、神保哲夫、宮台真司、他「地震と原発 今からの危機」、ASIOS、アンドリュー・ウォールナー「検証 大震災の予言・陰謀論 “震災文化人たち”の情報は正しいか」、小出裕章「原発のウソ」、高木仁三郎「原子力神話からの解放-日本を滅ぼす9つの呪縛」の計1,210ページ、38週目までの累計は43,093ページです。

 雨宮処凛「14歳からの原発問題」は、学校の図書館から借りてきました。この本は私の知りたかった『なぜ日本に原子力発電所ができたのか』という疑問の答えがのっていました。まず日本の原発開発にはアメリカが大きく関わっています。そして元首相の中曽根康弘氏と正力松太郎氏がキーパーソンとなって日本へ原発が導入されました。アメリカから利権を引っ張ってきて原発を日本全国に広げていく過程で大きなメリットがあると感じていたのだと思います。1970年代のオイルショックとも関係し、資源の乏しい日本のエネルギー問題とも関係しています。次は、その点について詳しく調べようと思います。

 神保哲夫、宮台真司、他「地震と原発 今からの危機」を読んで、私は自分の頭で考えて、自分で判断することがとても大切だということを学びました。釜石市鵜住居というところがあります。そこには、通称「万里の長城」と呼ばれている堤防があったため津波は届かないと考えられていました。しかし、3.11の東日本大震災によって引き起こされた津波はその堤防を難なく超えてしまいます。そのとき、川沿いには小学校と中学校がありました。小学生は屋上に避難をしていたのですが、屋上まで津波が来ると予想していた隣の中学生に連れられて『ございしょの里』というところに逃げます。しかし、そこも水が到達してしまいます。中学生が隣のがけが崩れるのを見て別の場所に避難します。結果、小中学生含め、多くの人たちが無事でした。中学生が小学生を引き連れ、それを近所の保育園児が付いていく。そして子供たちが逃げていくのを見たお年寄りたちが逃げていたということです。まず、日ごろから防災訓練をしっかりやり、ハザードマップに目を通しておくことが大切だと思いました。また、子供たちも大人の言うことを聞くのは大切ですが、すべて大人の言うことに任せっきりにせず自分で判断する力がとても大切だと学びました。

 ASIOS、アンドリュー・ウォールナー「検証 大震災の予言・陰謀論 “震災文化人たち”の情報は正しいか」は、まず本のタイトルに惹かれました。この本を読んで、災害に際しては、正しい情報や当たっていることはありますが、デマが結構多いことに気づきました。一人か二人しかいないことでも少し言葉の言い方を変えるだけで受ける印象が変わります。記事にもメリットを言った後にデメリットを言う記事と、デメリットを言った後に『でも』というようにメリットで締めくくる記事とでは同じ内容でも印象が変わります。言葉は奥が深いと感じました。また何も考えずに読んでいると言葉に惑わされてしまうので、一つ一つその意味するところを考えて行動したり読んだりしようと思いました。

 小出裕章「原発のウソ」は、とても学ぶことがあるので再読しました。第四章の内容は毎回驚きます。死の灰が広島原爆の800,000発分。本当に恐ろしくすごいものだと思います。原爆の100万倍近い威力です。このことを責任者の方は知っていて再稼働しているのでしょうか。被爆したらひとたまりもありません。人間は、様々な能力を持っていますが、この本を読むと人間の体がとても弱いことに気づかされます。人間は忘れっぽく慣れやすいため同じ過ちを何度も繰り返すのだと思います。しかし、この原発の恐ろしさは忘れてはいけないと思います。私ももっと勉強をし、原子力に代わる被害の少ないエネルギーがないのか調べてみようと思います。
 高木仁三郎「原子力神話からの解放-日本を滅ぼす9つの呪縛」は、原子力に関わる歴史について触れられていました。ウランによる危険性や、ウランが自然界から消滅するまで時間など、原子力の恐ろしいことについて書かれていました。「原子力は無限のエネルギー源という神話」と、原子力を安全だと言う方たちの話は根拠のないことだと分かっています。なぜこんなに危険なものを扱っているのに専門家の意見を聞いたり本を読んだりして対策をしていなかったのか不思議です。まずその時点で無責任だと私は考えました。その地域には先祖代々長年暮らしていたのに、生活の場を失ってしまっている方々が大勢いらっしゃいます。その責任はしっかりととってもらいたいと思いました。

39週目:9月7日~9月13日は次の本(計1,194ページ)でリーディングマラソンの予定です。
・川村 裕子「平安女子の楽しい!生活」(岩波ジュニア新書) P240
・瀬尾 まいこ「天国はまだ遠く」(新潮文庫)P183
・長谷川英祐「面白くて眠れなくなる生物学」(PHP文庫)P225 *2回目の再読
・長江優子「百年後、ぼくらはここにいないけど」(講談社)P226
・戸田山 和久「新版 論文の教室 レポートから卒論まで 」(NHK出版)P320