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2021年6月27日日曜日

81週目:6月28日~7月4日のリーディングマラソン予定

前週、80週目;新潟日報社 特別取材班「原発と地震-柏崎刈羽「震度7」の警告」、鎌田慧「日本の原発危険地帯」、尾池和夫「新版 活動期に入った地震列島」、渡辺勝巳、JAXA宇宙航空研究開発機構「完全図解・宇宙手帳―世界の宇宙開発活動『全記録』」の計1,339ページ、80週目までの累計は90,036ページです。
 
 新潟日報社 特別取材班「原発と地震-柏崎刈羽「震度7」の警告」は東日本大震災ではなくその4年前に起きた新潟県中越沖地震について書いてありました。私は新潟県中越沖地震によって止まった原子力発電の存在は知っていましたが、何故そこに建てられたのか、などの詳しいことは全く知らなかったので、この本から「地震列島」とも呼ばれる日本における原発問題についての考えを深めることができました。ここの原子力発電所もやはりミスや国策などの様々な陰謀が隠されていました。この本では「原子力の問題が難しいのは大事故を起こしたら終わりだからです」と書いてありました。この本が出版された(2009年)の約2年後、東日本大震災により大きな原発事故が起こってしまいました。この本のように以前から原子力発電所の危険について書いてあるものはたくさんありました。それらを無視して経済的利益などのことだけを考えて今このような事になっていると考えるととても悲しくなりました。
 
 
 鎌田慧「日本の原発危険地帯」は本のタイトルどおり日本にある原子力発電所(特に福島第一原子力発電所)についてとても詳しく書いてありました。東日本大震災直後、福島第一原子力発電所は大打撃を受けました。東京電力と日本政府は20kmほどの住民にしか避難勧告を出しませんでした。また、強制ではなく「勧告」という「お勧めの指示」を出し、何かあっても責任をあまり取られないような表現でした。東電と政府は、原発事故によって影響を受ける住民の命よりも自分たちの立場や組織内での見栄を優先しました。そのため、避難対象になっていない40キロ圏内の汚染は、避難基準の2倍に達している状況になってしまいました。しかも、避難勧告のだされている20キロ圏内には亡くなった方のご遺体も放置されたままでした。これは本の冒頭部分に書かれている表現でしたが、その後も強く印象に残りました。地震が起きて原発大事故がおこってしまった。それも罪を問わなければならないことですが更にこの上の指示、態度は酷いと感じました。
 
 尾池和夫「新版 活動期に入った地震列島」は震災を軽減するために何が必要かについて書いてありました。地震にも様々な規則や種類があり、「都市直下型地震」は読んでいてとても怖いと感じました。阪神・淡路大震災はこの直下型地震でした。自身の揺れを体験出来る車で阪神・淡路大震災で体験したことがありますが、横ではなく思いっきり縦に揺れるので振動が凄かったです。椅子に座っていても机にしがみつかないと落ちてしまうような状態でした。これからも日本では地震が度々起こると思います。その時に最低限のことはしっかりと対策できるように日頃から意識し生活したいです。

  渡辺勝巳、JAXA宇宙航空研究開発機構「完全図解・宇宙手帳―世界の宇宙開発活動『全記録』」は、中学1年の時の研究以来に手に取りました。「宇宙手帳」という名の通り宇宙のこと(特にロケット)について詳しく図鑑のように書いてありました。授業宇宙について学んだり調べたりする時はこの本を持っていると辞書のようでとても便利だと思います!
 
 81週目:6月28日~7月4日は次の本(計1,088ページ)でリーディングマラソンの予定です。
 ・長田弘「長田弘詩集」(ハルキ文庫)P259
 ・大谷美和子「ひかりの季節に」(くもん出版)P203
・広瀬隆、明石昇二郎「原発の闇を暴く」(集英社新書)P256
・ASIOS、アンドリュー・ウォールナー「検証 大震災の予言・陰謀論 “震災文化人たち”の情報は正しいか」(文芸社)P256
・山本義隆「福島の原発事故をめぐって―いくつか学び考えたこと」(みすず書房)P114


2021年6月20日日曜日

80週目:6月21日~6月27日のリーディングマラソン予定

前週、79週目;瀧本哲史「僕は君たちに武器を配りたい」、島村英紀「人はなぜ御用学者になるのか―地震と原発」、内田 樹、中沢新一、平川克美 「大津波と原発」、北村博司「原発を止めた町 新装版―三重・芦浜原発三十七年の闘い」、小畑幸子・小畑太刀「生きた証」の計1,151ページ、79週目までの累計は88,697ページです。

 瀧本哲史「僕は君たちに武器を配りたい」は世の中の理不尽さや、その壁を乗り越えるためにどうすれば良いかについて書かれていました。私が一番将来を切り開いていくために勉強になったのは次の部分です。現代の資本主義社会では、組織や製品に大きな差がなくなりつつあるそうです。そんな中では、高学歴であるなど高いスキルを持っていても代替えが可能なものになってしまいます。そのためこれからは、誰にも代替えすることのできない自分だけの個性を持ったスペシャリストになることが大切だと筆者は言っていました。学歴や人の見よう見まねだけではなくそこから自分だけのものを作り出せるようになりたいです

 村英紀「人はなぜ御用学者になるのか―地震と原発」。御用学者とは政府などの権力者の都合の良い事だけを言う専門家のことを言います。もともとは幕府にやとわれて歴史の編纂などの学術研究を行っていたものをさすそうです。この本には専門家の方たちのことだけではなく地震予知のための本質的な知識と要領についても詳しく書かれていてとても勉強になりました。現在、オリンピックの開催とその感染対策で議論になっている中でも、感染症だけでなく、経済学や社会学、政治学の「専門家」としてメディアで発言している人たちがいますが、果たしてどの人が御用学者で、どの人が「本当の専門家」なのか見分ける力を身につけたいと思います。

 内田樹、中沢新一、平川克美 「大津波と原発」は著者の3人の対談がまとめられた本でした。この対談は東日本大震災から約一か月後に行われました。原発について語られているというよりは、大津波が来た後、原発事故の後の日本社会がどのようになるのか、それはなぜなのかを日本人の思想史や歴史、社会学、宗教学などの立場がから議論されています。津波による原発事故の際、原発のような高度な科学技術が集まった建物に何台もの消防車のホースで一斉に放水して冷却しようとしている画面が何か大きなものに竹槍で突っ込んでいる日本的神話の世界のように見えたとするところは「日本的」でおかしかったです。他の本に比べて分厚くなくわかりやすい本だったと思いました。

 北村博司「原発を止めた町 新装版―三重・芦浜原発三十七年の闘い」は三重県芦浜原発を阻止するために一般市民の方々が手を挙げ勝利するまでを密着して書かれた本です。
中部電力が原発候補地に芦浜を選んだことにより原発反対派と推進派に分かれ親戚同士や友達同士の中にも亀裂が入ることになってしまいます。私は反対派か推進派かに分かれただけで37年間友人や親せきと敵対するほど大きなことだったことに驚きました。でもこの原発候補地は愛知県からもあまり遠くはなく地盤にはプレートのある地域だったのでもし個々の原子力発電所ができて地震が起きたらと思うと反対派が勝ってよかったなと思いました。一方、都市部には作らず、地方に原発を作ってきたこと考えると、地域格差というか何か差別的なものを感じました。

 小畑幸子・小畑太刀「生きた証」の筆者は東日本大震災で旦那さんと息子さんをなくしました。筆者は犬を飼っておりその犬がこの本の文章を書きました。震災後の平成23年から26年までの毎日の様子を詩のように書き章の間に文章でその時の様子が詳しく書かれていました。津波とその後の生活で亡くなった夫と息子さんがこの世に生きていたことを言葉、歌として残そうと、飼い犬の「太刀くん」と語るように短歌で歌っています。第三者のワンちゃん視点から筆者の感情や入院した時など様子が表されていたので精神的にも肉体的にもすごくつらい思いをなさっていたことがわかりました。

80週目:6月21日~6月27日は次の本(計1,339ページ)でリーディングマラソンの予定です。
・新潟日報社 特別取材班「原発と地震-柏崎刈羽「震度7」の警告」(講談社)P282
・鎌田慧「日本の原発危険地帯」(青志社)P344
・尾池和夫「新版 活動期に入った地震列島」(岩波科学ライブラリー)P129
・渡辺勝巳、JAXA宇宙航空研究開発機構「完全図解・宇宙手帳―世界の宇宙開発活動『全記録』」(講談社)P584

2021年6月13日日曜日

79週目:6月14日~6月20日のリーディングマラソン予定

前週、78週目は、週末に体調を崩してしまい、ほぼ1週間静養していました。コロナ渦で普段より心配しましたが、先日の検査でも問題なく、現在回復に向かっています。
ご心配をおかけいたしました。

矢部宏治「日本はなぜ、『基地』と『原発』を止められないのか」、広瀬隆「原子炉時限爆弾」、本間龍「電通と原発報道-巨大広告主と大手広告代理店によるメディア支配のしくみ」、海渡雄一「原発訴訟」、追加で・堀江邦夫「原発労働記」(講談社文庫)P366、鈴木智彦「ヤクザと原発~福島第一潜入記~」(文春文庫)P284の計1,708ページ、78週目までの累計は87,546ページです。

 矢部宏治「日本はなぜ、『基地』と『原発』を止められないのか」は、なぜ米軍基地はなくならないのか?なぜ事故後も原発を続けようとするのか?などの日本のアメリカからの(実質)占領状態について戦後七十年のさまざま謎について詳しく深く書いてある本でした。私はこの本を読んで世界中の独立した主権国の中で日本だけが、自国の領空を他国の軍用機が飛び回っているということを初めて知り驚きました。この本の筆者は、なぜそのようになったか、そのようなおかしな状態が現在も続いているのかの理由について様々な研究をもとに明らかにしています。なぜ、このような状態から脱するために国会は議論しないのか、学校や社会で教えないのか、不思議です。幕末に不平等条約を結ばされ、それを明治の時代を通して解消していった先人たちから学び、リーダーたちは実行してほしいと思いました。今のリーダーができない、期待できないのであれば、わたしたちで何とかしなければいけないのか、とも思いました。

 広瀬隆「原子炉時限爆弾」。今原子力発電所がクリーンエネルギーとして注目されている中、地球では地震などの災害が活発に起こっています。特に地震の多い日本は今大きな災害が起きると首都圏崩壊や全土が廃墟となる可能性が高いそうです。この本ではこうした事故の可能性を予想して原子力の危険性を訴えていました。この本は、東日本大震災が起こる前年2010年に発行されています。これだけのことが予測できているのに、なぜ、十分な対策をしてこなかったのだろう、なぜ、あの史上最も過酷な原発事故を「想定外」と言えるのだろう、と不思議に思います。被災した人々は同じ日本に住む隣人なのに、見たくないこと、都合の悪いことはすぐに忘れてしまおう、と思っているのかもしれません。とても残念ですし、この本に書かれているようにどこでも地震が起こる日本で、もし、東京を中心とした首都圏で大地震が起こったらどうするのだろう、それに対して本当に備えができているのか、と思いました。

 本間龍「電通と原発報道-巨大広告主と大手広告代理店によるメディア支配のしくみ」は事故から約1年後に書かれた本です。この本は元博報堂勤務に勤務していた著者が自身の体験を通して感じた広告代理店について書かれてありました。私は報道の中でも広告代理店などに視点を置いたことがあまりなかったのでとても参考になりました。「原発は安全だ」というイメージ、安全神話が大手広告代理店のメディア戦略によってわたしたちが信じ込まされてきた、また、今も同じようなことが進行中だと思いました。他人事ではない、と思いました。

 海渡雄一「原発訴訟」は原発の建設や運転を止めるために国や電力会社と戦ってきた原発訴訟について詳しく書いてありました。係争中の浜岡原発訴訟などを約30年間にわたって関わってきた弁護士の方が事故後の日本の政治家や東電の様子。反原発の方々の活動など日本の原子力発電所事故への対応がよく分かりました。原発問題は、これまで長年に渡って日本各地で提起され、裁判でも争われていたのに、また、チェルノブイリ事故など海外でも大きな事故があったにも関わらず、なぜ、そういうことから十分学んでこなかったのだろう、と暗い気持ちになりました。

 堀江邦夫「原発労働記」は追加で読みました。この本の著者は原子力発電所の最善である現場で働いてた方です。この本を読んで現場で度々「事故が起きないほうが不思議だ」という会話がされていたことに驚きました。専門家の方々が原子力発電所が危険だ、と忠告しているのは知っていますが、一番近くの現場で働いている方たちが「事故が起きないほうが不思議だ」というほど原子力発電所は人間の手におえなくて危険なもので安全対策を怠っていたということが分かりました。

 
 鈴木智彦「ヤクザと原発~福島第一潜入記~」も追加で読みました。この本の著者は暴力団専門ライターの方です。著者がジャーナリストとして初めて福島第一原子力発電所に潜入したとき4ミリシーベルトを浴びてしまい防護服のため熱中症でこん睡状態になるという体験をされました。このような過酷な状況やヤクザと原子力発電所の深い関わりなどをすべて自身の体験で書かれた本でした。ヤクザと原発がこんなに関係があることを知って驚きました。何か普段の生活、新聞などのニュース報道ではこういうことが表に出てこないのだなと思いました。2冊とも著者が一番近くで働いていたからこそ感じることなどが詳しく書いてあり参考になりました。

79週目:6月14日~6月20日は次の本(計1,151 ページ)でリーディングマラソンの予定です。
・瀧本哲史「僕は君たちに武器を配りたい」(講談社)P296
・島村英紀「人はなぜ御用学者になるのか―地震と原発」(花伝社)P251
・内田 樹、中沢新一、平川克美 「大津波と原発」(朝日新聞出版)P120
・北村博司「原発を止めた町 新装版―三重・芦浜原発三十七年の闘い」(現代書館)P228
・小畑幸子・小畑太刀「生きた証」(大槌新聞:大槌ぶんこ)P256

2021年6月6日日曜日

78周目:体調不良

 体調不良のため、回復しましたら次週以降に更新いたします。

2021年5月29日土曜日

77週目:5月31日~6月6日のリーディングマラソン予定

前週、76週目;ハッピー「福島第一原発収束作業日記: 3.11からの700日間、NHKスペシャル『メルトダウン』取材班「福島第一原発 1号機冷却『失敗の本質』」、高木仁三郎「原子力神話からの解放―日本を滅ぼす九つの呪縛」、新藤宗幸「原子力規制委員会―独立・中立という幻想」の計1,065ページ、76週目までの累計は85,838ページです。

 ハッピー「福島第一原発収束作業日記: 3.11からの700日間」の著者は福島第一原発で作業中に東日本大震災に遭い、事故発生当初から現在まで断続的に収束作業をされている20年近くのキャリアを持つ原発作業員の方です。そんな著者が3月11日からほぼ毎日Twitter上に書いた事故の収束作業日記がまとめられた本でした。揺れているときの思いやその後の事故の時の様子などが細かく書かれていました。3.11のその時の現場にいた方の様子や気持ちを目の前で起こっていることのように想像することできました。このような実際の現場で作業された方の日記は貴重な記録だと思います。過去には戻れないですが、社会全体が記録を検証し、過去から学ぶことによって将来に同じ過ちを起こさないようにしなければいけないと思いました。

 NHKスペシャル『メルトダウン』取材班「福島第一原発 1号機冷却『失敗の本質』」は、3.11の原発事故の時に官邸などの指示に従わず海水注水をした吉田昌郎所長(故人)の「海水注水騒動」が本当は原子炉にほとんど水が入っていなかったことが判明しました。このことについて約6年間かけて東京電力の技術者や専門家など1000人以上を取材をし、なぜ入っていなかったのか調査していく過程が書いてありました。私はNHKスペシャルなどのドキュメント番組をよく見るのでこれも見て卒業研究の資料としていきたいです。

 高木仁三郎「原子力神話からの解放―日本を滅ぼす九つの呪縛」では原子力関係の様々な神話=国民への洗脳と表現して反原発活動として生涯活躍した著者が原子力の利用をなぜやめることができないのかについて書いた本でした。なぜ、原発事故は絶対に起こらない、ということを前提に原発が建設されていったのか。なぜ、建設地の住民の意見が賛成、反対と分かれていたにも関わらず、原発を受け入れることになったのか。東日本大震災によってあれほどの被害をもたらし、現在もそしていつ終わるとも分からない廃炉作業が続く中、なぜ、原発依存を止められないのか。原発を止められない社会を止める、にはどうしたらいいのか、私の今回の卒業研究のテーマにすごくあっていると思ったので何度も読んで参考にしたいです。

 新藤宗幸「原子力規制委員会―独立・中立という幻想」、この本を通して私は原子力規制委員会が「世界一厳しい」と言われている新規制基準によって再稼働審査を行っているということを知りまず驚きました。この本はそんな原子力規制委員会が皆からのプレッシャーがありながらも独立性と中立性を維持することができているのかということについて書かれていました。実際、原子力を規制するための真の独立性は保てていないのではないか、原子力発電所の再稼働について本当に正しいのか疑問があったのでこの本も参考文献としてたくさん読みたいと思いました。

77週目:5月31日~6月6日は次の本(計1,058 ページ)でリーディングマラソンの予定です。
・矢部宏治「日本はなぜ、『基地』と『原発』を止められないのか」(集英社インターナショナル)P288
・広瀬隆「原子炉時限爆弾」(ダイヤモンド社)P308
・本間龍「電通と原発報道-巨大広告主と大手広告代理店によるメディア支配のしくみ」(亜紀書房)P208
・海渡雄一「原発訴訟」(岩波新書) P254

2021年5月23日日曜日

76週目:5月24日~5月30日のリーディングマラソン予定

前週、75週目;鴻上尚史「親の期待に応えなくていい」、小出裕章 「隠される原子力・核の真実―原子力の専門家が原発に反対するわけ」、宮台真司、飯田哲也「原発社会からの離脱―自然エネルギーと共同体自治に向けて」、米本昌平「地球環境問題とは何か」、小出裕章「この国は原発事故から何を学んだのか」の計1,046ページ、75週目までの累計は84,773ページです。

 鴻上尚史「親の期待に応えなくていい」は今年の誕生日に父からプレゼントされた本です。この本は5章に分けて親と子供の関係や接し方についてわかりやすく書いてありました。この本には「親を大切にすること=親の期待に応えることではない」と書いてありました。親は尊敬して大切にすることはとても重要ですが、自分のやりたいことや才能を我慢する必要はないと書いてありました。私の友達にも将来の夢について授業などで触れることがあったとき、「やりたいことはあるけど親の会社を継ぎなさいと言われている、どうしよう」と相談されることがありました。私は自分のやりたいことをさせてもらってるし、将来についても「自分の道は自分で探し自分で切り拓きなさい」と父や母も協力してくださっているので不自由はないですが、友達から相談を受けたり悩んだりしたときはこの本を手に取ってみようと思いました。

 小出裕章 「隠される原子力・核の真実―原子力の専門家が原発に反対するわけ」は核物質についてや、ウランの破壊力などがグラフなどを用いて詳しく書かれていました。原子力という物質について化学的にとても詳しく書いてあったので原子力とはどのようなものかについて、卒業研究の文献としてとても参考になります。

 
 宮台真司、飯田哲也「原発社会からの離脱―自然エネルギーと共同体自治に向けて」は宮台真司さんと飯田哲也さんが原子力発電所について対談したときの内容がまとめてありました。社会学者の宮台さんとエネルギー学者の飯田哲也さんの専門家の方々の考え書いてありました。原子力発電所について専門家の方はどのような意見を持っているのかがこの本を通して知ることができました。

 米本昌平「地球環境問題とは何か」は原子力発電所ではなく地球の環境問題に焦点を当てた本でした。私は水力発電や火力発電、太陽光発電などが原子力発電所にとって変わることはできないのかと考えたことがあるのでもう少し視野の広い本も参考にしました。この本にはほかにも世界の環境問題の取り組みや歴史についても書いてありました。

 小出裕章「この国は原発事故から何を学んだのか」は東日本大震災福島第一原子力発電所事故から一年半後に出版された本です。福島第一原子力発電所事故に主に焦点を当てているので事故以前の設備、被害、国の対応などが詳しく書いてありました。一つの事故について深く書いてあったので研究の文献としてとても向いていると思いました。

上の4冊は「情報カード」というものを使って内容を整理しています。この「情報カード」をつかってレポートの構成を立てています。

76週目:5月24日~5月30日は次の本(計1,065 ページ)でリーディングマラソンの予定です。
・ハッピー「福島第一原発収束作業日記: 3.11からの700日間」(河出書房新社)P256
・NHKスペシャル『メルトダウン』取材班「福島第一原発 1号機冷却『失敗の本質』」(講談社現代新書)P288
・高木仁三郎「原子力神話からの解放―日本を滅ぼす九つの呪縛」(光文社)P281
・新藤宗幸「原子力規制委員会―独立・中立という幻想」(岩波新書)P240

2021年5月16日日曜日

75週目:5月17日~5月23日のリーディングマラソン予定

前週、74週目;鳥濱明久「知覧いのちの物語―「特攻の母」と呼ばれた鳥濱トメの生涯」、鳥濱初代「なぜ若者たちは笑顔で飛び立っていったのか」、清武英利「特攻を見送った男の契り」、「陸軍特別攻撃隊の真実 只一筋に征く―愛するものを護るため、大空に飛び立った若者たち」、白井明大(著)、有賀一広(イラスト)「暮らしのならわし十二か月」の計1,016ページ、74週目までの累計は83,727ページです。

 鳥濱明久「知覧いのちの物語―「特攻の母」と呼ばれた鳥濱トメの生涯」はトメさんと特攻隊員の関わりや生い立ちについて書かれていました。私は4年前、家族と「知覧特攻平和会館」へ行きました。訪問した日は、毎年行われている「戦没者慰霊祭」の日にあたり、参加することができました。トメさんの食堂、資料館も訪問しました。この本を読んでトメさんのご家族の方々の支えという存在に改めて気づきました。特にトメさんの旦那さんは、トメさんが憲兵から隠れて特攻隊員の手紙を出しに行ったり時間外営業をしたりしているときも協力してくださったそうです。また、娘さんも「なでしこ隊」として出撃に向かう特攻隊員を見送ったり、お世話したりする役割を担っていたことを知りました。トメさんの陰には家族という大切な支えが大きかったことを認識し直しました。

 鳥濱初代「なぜ若者たちは笑顔で飛び立っていったのか」は題名の通り特攻隊員たちは、なぜ笑顔で出撃していったのか、という疑問について深く考えさせられる本でした。特攻隊員たちは明日出撃が決まるとトメさんの食堂に行き夜を過ごしました。最後の別れの時ほとんどと隊員は笑顔で帰っていったそうです。その当時の情景やトメさん自身の心情などを3代目のおかみである著者が書いた本でした。みんな笑顔でも震えていたり、上の空だった理とやはりつらかったということが本書を読んでいて伝わりました。それでも最後くらいはとトメさんに本音を言う方もいたことを知りました。この本も当時の人たちの気持ちに触れることのできる本でした。

 清武英利「特攻を見送った男の契り」は「万世」という幻の特攻基地について書かれていました。特攻基地といえば、知覧を思い浮かべる人が多いと思います。しかし、知覧の北西20キロに幻の基地「万世」というところがありました。戦後、この基地は忘れ去られた存在でした。当時、第六六戦隊の苗村七郎さんは仙台からこの基地にやってきました。苗村さんは特攻に志願しましたが特攻隊員を見送る側になってしまいました。戦後、苗村さんは、自分だけが生き残ったというつらい思いもちながらも特攻隊について戦後、そして現代に生きる人々に伝えていくために生涯をささげます。私も特攻基地といえば知覧でこの本を読むまでは「万世」という基地の存在を知りませんでした。しかし知覧、万世だけでなくほかの場所からも特攻隊員は出撃に行っていたということを知りました。また、今まで特攻隊員を基地で間近に見ていた方の本を読んだことがなかったのでまた別の視点で当時を知ることができました。

 「陸軍特別攻撃隊の真実 只一筋に征く―愛するものを護るため、大空に飛び立った若者たち」は特攻隊に写真と説明が書いてある写真集とそれについての解説書でした。特攻隊員の方はたくさんいますが一人一人大切なエピソードありそれがこの写真集に収められていて当時の情景を想像することができました。実際の写真を眺めていると、そこにいる若者たちがとても身近に感じられ、目の前にいるように思いました。彼らはあの時代に、懸命に、誠実に生きていた、と思います。ただ、トメさんの本にも書いてありましたが笑顔の写真がとても多いように感じましたが、彼らの本当の気持ち、本心はどうだったのかがとても気になりました。

 白井明大(著)、有賀一広(イラスト)「暮らしのならわし十二か月」は日本の伝統食や行事について絵付きで書かれていました。今は正月などに親戚一同で集まってお祝いしたりお盆の日にお供えをしてみんなで提灯を持って歩いたりということをする家庭は少なくなったと思います。私もあまり経験がありません。だから、この本に書いてあることは新鮮なものが多かったです。昔の人たちにとっては当たり前だったことが今は新鮮に感じられると伊野は時代が大きく変わっている証拠だなと思いました。この本に載っていることをすべて行うのは難しいですが、今日は○○の日だと心にとめて生活したいです。また、たまには家族でこのような行事をしてみたいとも思いました。

75週目:5月17日~5月23日は次の本(計1,046 ページ)でリーディングマラソンの予定です。
 *中学校の卒業研究テーマ「原発と私たちの社会」について文献カードを作成しています。関連資料、書籍を精読する必要があり、以前、リーディングマラソンで何度か取り上げた本が重複します。
 
・鴻上尚史「親の期待に応えなくていい」(小学館Youth Books)P192 
・小出裕章 「隠される原子力・核の真実―原子力の専門家が原発に反対するわけ」(創史社)P157
・宮台真司、飯田哲也「原発社会からの離脱―自然エネルギーと共同体自治に向けて」(講談社現代新書)P208
・米本昌平「地球環境問題とは何か」(岩波新書)P265
・小出裕章「この国は原発事故から何を学んだのか」(幻冬舎ルネッサンス新書)P224

2021年5月9日日曜日

74週目:5月10日~5月16日のリーディングマラソン予定

前週、73週目;ダニエル グリーンバーグ、大沼 安史(翻訳)「世界一素敵な学校 -サドベリー・バレー物語-」、ランディ パウシュ、矢羽野 薫(翻訳)「最後の授業 -ぼくの命があるうちに-」、苅谷剛彦「学校って何だろう-教育の社会学入門-」、藤原和博「お金じゃ買えない。-[よのなか]の歩き方(1)- 」の計1,037ページ、73週目までの累計は82,711ページです。

 ダニエル グリーンバーグ、大沼 安史(翻訳)「世界一素敵な学校 -サドベリー・バレー物語-」は、カリキュラムも試験による点数も卒業証書もない「世界一自由な学校」と呼ばれているアメリカの「サドベリー・バレー校」について書かれた本でした。私はこの本を読んでこんな学校に行ってみたいと強く思いました。この学校は点数や成績による人の価値ではなく本当に自分のやりたいことを最後までやり遂げた人を評価するところです。学歴にとらわれず好きなことを伸ばして社会性を身に着けていったほうが将来ものすごく役にたつのではないかと思いました。日本にいる私はこの学校に通うことはできませんが、どんな場所にいても、自分で自主的に考え、計画し、行動することはできます。そのような能力を伸ばしていきたいと思いました。 
 
 ランディ パウシュ、矢羽野 薫(翻訳)「最後の授業 -ぼくの命があるうちに-」はカーネギーメロン大学の終身教授でコンピュータ科学やマンマシンインタフェースを専門としている著者が最後に行った講義の内容がまとめられていました。この話の最初は著者の自己紹介や体験について書いてありましたが、後半は人生を支える感動する言葉や、行動するモチベーションが出る言葉がたくさん載っていました。「人にしてもたっらことを人にしてあげる」「自分の常識にとらわれない」など教訓になる言葉がたくさん書いてありました。私は「自分の常識にとらわれない」が一番心に刺さりました。自分の考えをもって意見したり発言したりするのはいいですがそれは自分の見た世界で考えたことに過ぎないということに気が付きました。物事には様々な側面があります。人にも良いところと悪いところがあります。このように自分の見て感じたものだけがすべてだと思わず様々な側面から物事を考えられる人になりたいと思いました。ランディ・パウシュさんは、この「最後の授業」から約1年余り後に病気で亡くなっています。文字どおり、「最後の授業」を前向きで幼い頃の夢を一つ一つ叶えていき、人生を生き切った彼をとても尊敬します。この講義は、DVD付属もありますし、YouTubeでも公開されています。
 
 苅谷剛彦「学校って何だろう-教育の社会学入門-」は「どうして勉強しなければいけないの?」「どうして校則で靴下の色まで決められているの」などという子供たちの疑問を通して『学ぶことの意味』を考える本でした。私は第3章が最も印象に残りました。第3章は「学校の校則」について書いてありました。この章には校則があることによって一体感が生まれるという良い部分と髪形などは自由を奪うのではないかという否定的な意見の二つの意見が述べられていました。両方の視点から書かれているのがいいと私は思いました。また、本の中でそれぞれの問いに対して「模範解答」をはっきりと述べず、このことについて皆さんはどう思いますか?などと疑問形になっているのもよいと思いました。

 藤原和博「お金じゃ買えない。-[よのなか]の歩き方(1)- は「よのなか」にはどうして勝ち組と負け組が生じるのか。どうすれば満ち足りた生き方を手にできるかという疑問から始まります。この本の著者、藤原さんは《スーパーサラリーマン》と異名を持つ方です。私は第一章の「会社ではなく働き方から変えてみる」という所が印象的でした。会社や学校という組織に対して不満があるかもしれませんがそれでイライラするだけで終わるのではなく自分自身の考え方や仕事の仕方を変えて少しずつ良くしていくことが大切だということを学びました。大人になってから改めて読みたい本です。

74週目:5月10日~5月16日は次の本(計1,016ページ)でリーディングマラソンの予定です。
・鳥濱明久「知覧いのちの物語―「特攻の母」と呼ばれた鳥濱トメの生涯」(きずな出版)P240
・鳥濱初代「なぜ若者たちは笑顔で飛び立っていったのか」(致知出版社)P192
・清武英利「特攻を見送った男の契り」(WAC BUNKO)P224
・「陸軍特別攻撃隊の真実 只一筋に征く―愛するものを護るため、大空に飛び立った若者たち」(ザメディアジョン)P96
・白井明大(著)、有賀一広(イラスト)「暮らしのならわし十二か月」(飛鳥新社)P264

2021年5月2日日曜日

73週目:5月3日~5月9日のリーディングマラソン予定

前週、72週目;橋爪大三郎「面白くて眠れなくなる社会学」、重松清「とんび」、重松清「その日のまえに」、阿久悠「凛とした女の子におなりなさい-日本人らしいひと-」の計1,126ページ、72週目までの累計は81,674ページです。

 橋爪大三郎「面白くて眠れなくなる社会学」は『言語』や『戦争』から『結婚』など社会の成り立ちについて『なぜ?』を中心に解説しているとても面白い本でした。私が一番面白いと思ったお話は『憲法』です。この本には憲法は「国民から国に宛てた手紙」だと書いてありました。確かに憲法と聞くと少し堅苦しいように感じますが、私たちから国の政治家に対して約束された手紙だとするとわかりやすいです。私は社会は得意なのですが、公民分野が少し苦手でした。理由は言葉が少し難しいものが多くて覚えにくかったからだと思います。しかし、この本には難しい言葉や意味が分かりやすくかつ面白く書いてあったので頭の中にすんなりと入っていきました。他にも様々な社会を形成しているものをわかりやすく解説してあり、教科書と一緒に読むと理解しやすいと思いました。

 重松清「とんび」父親と子供の成長を描いた物語でした。舞台は広島県備後市です。登場人物であるヤスさんと妻の美佐子の間アキラという男の子が生まれます。ヤスさんと美佐子はアキラは幸せな日々を送ります。しかしアキラが4歳になったとき職場の事故でアイラを守るために美佐子は亡くなってしまいます。この事件からヤスさんは男手ひとつでアキラを育てることになります。しかし、もともと不器用なヤスさんが突然子育てをすることは難しいです。アキラはヤスさんとは正反対に頭の良いおとなしい子に育っていきます。しかし、アキラは大きくなるにつれてなぜ母親がいないかなど両親に対して疑問を抱き始めます。この本は親の気持ちと子供の気持ちが3人称を使ってわかりやすく描かれています。この本は来年映画化もされます。きっと子供も大人も共感しながら読むこと、見ることのできる作品だと思いました。

 重松清「その日のまえに」は人の死について考える連続短編集でした。私は『潮騒』が一番心に残りました。主人公は佐藤俊治(シュン)です。シュンはある日、
ガンの宣告を受け自分が余命3か月ということを知ります。シュンは小学生の頃、同級生のオカちゃんという子を海で亡くしています。シュンはオカちゃんからその日一緒に海に行こうと誘われていましたが断っていました。そして、ガキ大将だった石川に人殺しと言われたり、オカちゃんのお母さんは息子を失った悲しみからおかしくなってしまったりします。それから約30年たった今シュンは海で石川と話そうと思っていました。しかし3か月しか自分の命がない・・・ この本はシュンが余命3か月の中で何を優先させて生活していくのかをリアルに描いていました。実際、もし私が余命3か月を言われたら残りの日数は何をして過ごすのだろうと、ふと考えてしまいました。今週読んだ重松清さんの『とんび』『その日のまえに』の2冊はどちらとも死と隣人の大切さについて深く考えさせられる本でした。

 阿久悠「凛とした女の子におなりなさい-日本人らしいひと-」は詩集でした。私が一番印象深かった詩は、本の表題にもなっているP53 の『凛とした女の子におなりなさい』です。この詩には女の子だからと言ってめそめそしたり、他人を頼りにしたりしなくてもよいと書いてありました。また、男の人は守りたいと思うかもしれませんが、嫌なことははっきり言いなさい、自由に行きなさい、強く生きなさいと書いてありました。私はこの詩を読んで女の人だから、男の人だから、という性別にとらわれず、自由に自分で考えて生きようと思いました。また自分自身を養って自立するためにも今からしっかりと教養を身に着けておこうと思いました。

73週目:5月3日~5月9日は次の本(計1,037ページ)でリーディングマラソンの予定です。
・ ダニエル グリーンバーグ、大沼 安史(翻訳)「世界一素敵な学校 -サドベリー・バレー物語-」(緑風出版)P312
・ランディ パウシュ、矢羽野 薫(翻訳)「最後の授業 -ぼくの命があるうちに-」(ランダムハウス講談社)P256
・苅谷剛彦「学校って何だろう-教育の社会学入門-」(ちくま文庫)P248
・藤原和博「お金じゃ買えない。-[よのなか]の歩き方(1)- 」(ちくま文庫)P221

2021年4月25日日曜日

72週目:4月26日~5月2日のリーディングマラソン予定

前週、71週目;あさのあつこ「10代の本棚-こんな本に出会いたい」、池田晶子「14歳の君へ-どう考えどう生きるか」、佐治晴夫「14歳のための物理学」、森乃おと「草の辞典-野の花・道の草」、福岡伸一「わたしのすきなもの」の計1,037ページ、71週目までの累計は80,548ページです。

 あさのあつこ「10代の本棚-こんな本に出会いたい」は有名な作家の方々の本との出会い、関係について、そして10代の私たちに向けてお勧めする本がまとめられていました。「トルストイ作 戦争と平和」「ディマ・フィス作 椿姫」などの本が気になりました。また、「赤毛のアン」や「老人と海」などの読んだことのある本も紹介されていました。読んだことのある本もあさのあつこさんたちの人生の中での関係が紹介していたので、自分の感じ方と比較するためにも改めて読み直そうと思いました。

 池田晶子「14歳の君へ-どう考えどう生きるか」は悩む時期の多い中学生に向けて人生の生き方につい書いてあるエッセイ本でした。私は「意見」という章が一番心に残りました。この章には自分の考えを持つということについて書かれていましたが私は最後の言葉が印象的でした。この章の最後に「大勢が考えていることでもそれが正しいわけではない」と書いてありました。ただ人の意見に引きずられていくのではなく、少し批判的な考えもあっていいのかなと思いました。中学3年生になって様々なことに対して自分の考えをしっかりと持っていきたいと感じていたところだったので、とても良いアドバイスになりました。

 佐治晴夫「14歳のための物理学」は「考える」ということを身の回りの物理計算を使って書かれていました。私が一番面白いと思ったのは「空はなぜ落ちてこないのだろう?」という疑問です。中国の故事成語「杞憂」のお話から生まれた疑問ですが、これを物理的に考えます。小学生の時に「空想科学読本」という本を一時期読んでいたのですが、それのもっと大人向けの本でした。普段何気なく起こっている出来事について疑問を問いかけていくのも一つの楽しみだと思いました。

 森乃おと「草の辞典-野の花・道の草」はすごくおしゃれな本で気になっていたので買いました。この本は題名のようにいわゆる雑草と呼ばれる植物たちの辞典でした。私はこの辞典に花言葉が書いてあるところがいいなと思います。この本を読んでると森の中にいる気分になります。最近あまり読んではいませんでしたがまた読んでみたいと思います。


 福岡伸一「わたしのすきなもの」は著者の福岡伸一さんの大切にしているものが写真とエピソードとともに紹介されていました。おもちゃから生き物まで様々なものがありました。私は猫のはるみが一番印象的でした。福岡伸一さんのお母様が大切にされていた猫だそうです。写真が本当にかわいくて一番心に残りました♡
私も大切なものを入れておく箱を作り保管してみようかなと思いました。

72週目:4月26日~5月2日は次の本(計1,126ページ)でリーディングマラソンの予定です。
・橋爪大三郎「面白くて眠れなくなる社会学」(PHP研究所)P262
・重松清「とんび」(角川文庫)P420
・重松清「その日のまえに」(文春文庫)P365
・阿久悠「凛とした女の子におなりなさい-日本人らしいひと-」(暮しの手帖社)P79

2021年4月18日日曜日

71週目:4月19日~25日のリーディングマラソン予定

前週、70週目;リチャード・バック 、五木 寛之 (翻訳)「かもめのジョナサン 完成版」、井上靖「しろばんば」、川崎 悟司「カメの甲羅はあばら骨 -人体で表す動物図鑑-」、能勢 博「ウォーキングの科学 -10歳若返る、本当に効果的な歩き方-」の計1,222ページ、70週目までの累計は79,511ページです。

 リチャード・バック 、五木 寛之 (翻訳)「かもめのジョナサン 完成版」は聞いたことのある本でしたが手にとって読んだことはなかったので選びました。1970年にアメリカで発表され、全世界で4000万部が売れた大ベストセラーです。主人公は、題名の通りカモメのジョナサンです。ジョナサンはより速く、より自由に飛ぶことをずっと追求して日々工夫と訓練をしています。しかし、仲間はジョナサンの考えが理解できず群れから追い出してしまいます。私は群れを追い出されるまで自分の決めたことをやり続けるジョナサンの姿が素晴らしいと思いました。またジョナサンは群れを追い出された後も工夫と訓練を続けていきます。そしてその努力が実を結び、ずば抜けた飛行能力を身に付けていきます。その後ジョナサンを超える能力を持った2匹のカモメと出会います。そこからジョナサンはさらに高みへ、別次元の世界に入っていきます。この高次の世界にはジョナサンと同じように飛行に取りつかれたカモメたちがたくさん暮らしていました
ここでジョナサンは高度な飛行技術を学び、同じようなカモメたちにこの技術を教育することにしました。次第に弟子は増えていきますが、ジョナサンを悪魔と呼ぶカモメもたくさんいました。そして、ついにジョナサンは地上から姿を消していきます。私はこの本の最大の特徴であり、魅力になっているところはカモメたちを擬人化して描いているところだと思いました。この本には人間は一切出てこないのです。私たちは人間だからこの地球の生命を人間中心で見ていますがこの星には何兆もの生き物が生存し、それぞれの視点で見た世界があることを実感しました。

 井上靖「しろばんば」は小学生の頃一度読んだことがあったのですが、しばらく読んでいなかったのでリーディングマラソンを使って読み返しました。舞台はこの本の作者、井上靖自身が幼い頃住んでいた静岡県の伊豆半島にある山村・湯ヶ島です。大正時代の初期、この湯ヶ島に住んでいた洪作は、両親はいますが義理の曾祖父の妾のおぬい婆さんと2人で暮らしています。おぬいさんは母方の祖父母や叔父、叔母、曽祖父の本妻の方から「腹黒い女」と非難されていましたが、洪作はおぬいさんをとても慕っており、また、おぬいさんも洪作のことをかわいがっていました。この本は洪作が少年時代の様々な出来事を通して成長してく家庭が描かれていました。本当にいろいろなことが起こり、自分の体験と重ねたり、驚いたりすることがあるのですが、その中でも私はさき子さんのお話が最も印象に残りました。さき子さんは洪作の通っている学校の先生である中川先生との子供をつくってしまいます。しかし、その後ストレスから病気になりひっそりと亡くなってしまう、という少し悲しいお話ですが、これまで楽しいことやハラハラするような経験しかしていなかった洪作が初めて生命の死と向き合う場面で心がジーンときて、感動しました。「しろばんば」は本当に有名な小説で映画にもなっていたので今度ぜひ観てみたいと思います。

 川崎 悟司「カメの甲羅はあばら骨 -人体で表す動物図鑑-」は様々な動物の骨格を人間にあてはめながら骨格について学ぶというとても面白い本でした。まず題名にも書いてありますが亀の甲羅は人間のあばら骨に当たる部分だそうです。私は本の表紙に描かれている絵を見てすごく驚きました。この他にもカエルやトカゲ、馬などの多種多様な生物の骨格について人の体を使って紹介されていました。この本を読んで私は形は全く異なりますが、どんな生物も似たような機能の骨を持っいるという共通点も見つけることができました。生物の外見だけでなく、骨格や仕組みにも興味をもつきっかけになる本でした。

 能勢 博「ウォーキングの科学 -10歳若返る、本当に効果的な歩き方-」は私が今回の新型コロナウィルス感染拡大による自粛期間中を使って毎朝散歩とジョギングをして体を鍛えていたのを父が観察していたからか、選んでプレゼントしてくれました。この本にはウォーキングをすることの利点がたくさん書いてあり本当に参考になりました。ウォーキングを毎日するか否かで体力が格段に変わってくるそうです。またウォーキング一つで体力向上に大きくつながるので年齢を重ねても継続したいと思いました。
 
71週目:4月19日~4月25日は次の本(計1,037ページ)でリーディングマラソンの予定です。
・あさのあつこ「10代の本棚-こんな本に出会いたい」(岩波ジュニア新書)P190
・池田晶子「14歳の君へ-どう考えどう生きるか」(毎日新聞出版)P192
・佐治晴夫「14歳のための物理学」(春秋社)P239
・森乃おと「草の辞典-野の花・道の草」(雷鳥社)P288
・福岡伸一「わたしのすきなもの」(婦人之友社)P128

2021年4月11日日曜日

70週目:4月12日~18日のリーディングマラソン予定

前週、69週目;外山滋比古「人に聞けない大人の言葉づかい」、凪良ゆう「滅びの前のシャングリラ」、柳田国男「遠野物語」、高橋源一郎「ゆっくりおやすみ、樹の下で」の計1,089ページ、69週目までの累計は78,289ページです。

 外山滋比古「人に聞けない大人の言葉づかい」は大人として恥ずかしくない手紙の書き方や相手の心証をよくする電話の応対などことばの教養が磨かれる本でした。私が面白いと思った章は第3章の「大人が使うあいまいな日本語」です。時々どのような意味なのか分からない言葉が日常であったのでいろいろなことを知ることができました。これから手紙を書くときなどはこの本に一度目を通すようにしたいです。

 凪良ゆう「滅びの前のシャングリラ」は「流浪の月」で2020年度本屋大賞を受賞した凪良ゆうさんの本です。登場人物は、学校でいじめを受けている友樹、人を殺してしまったヤクザの信士、恋人から逃げ出した静香など人生をうまく生きることのできていない人たちです。そんな中一ヶ月後、小惑星が衝突し、地球は滅びるということが耳に入ります。この本は登場人物たちが生きる意味を見つけ出していく物語でした。まずこの本が面白く読みやすいと思ったところは、この本が登場人物一人一人が主人公となった章で成り立っているという所です。「シャングリラ」「パーフェクトワールド」「エルドラド」「いまわのきわ」の4つの物語に分けられています。登場人物たちは様々な理由で地球なんか滅んでしまえばいいと思って今まで生きてきました。しかし、本当に滅んでしまうとなったときに一人一人の行動が様々でとても面白かったです。また読みたいと思いました。

 柳田国男「遠野物語」は柳田国男が岩手県遠野地方の民間伝承を全112話にまとめたものです。 私が一番面白いと思った小話は「カッコウとホトトギス」です。昔々カッコウとホトトギスは姉妹だったそうです。ある日姉のカッコウがイモを掘りました。そして自分な外の固い部分を食べ中の柔らかくておいしい部分は妹のホトトギスに上げました。しかし、妹のホトトギスは姉がおいしいところを独り占めしていると考え包丁で殺してしまいます。このことからカッコウは固いという意味の「ガンコ・ガンコ」となき妹のホトトギスは自責の念から「包丁かけた(ホーホケキョ)」と鳴くようになったそうです。神話ですが私は一番面白かったです。他にも昔から日本に伝わる小話について調べてみようと思いました。

 高橋源一郎「ゆっくりおやすみ、樹の下で」 は夏休みが舞台の物語でした。主人公は小学五年生11歳のミレイちゃんです。ミレイちゃんは鎌倉のおばあちゃんの館で夏休みを過ごすことになります。この館でミレイちゃんは不思議な体験をたくさんします。私はこの本のあとがき(?)をよんで驚いたことがあります。この物語にはムネヒコさんという方が出てきます。このムネヒコさんはフィリピンのルソン島で戦死された作者の高橋源一郎さんの伯父さんがモデルになっているそうです。小学生んミレイちゃんがこれ名でたくさんのことを経験してきたおばあちゃんのもとで様々なことに触れるほっこりとするような物語でした。
 
70週目:4月12日~4月18日は次の本(計1,222ページ)でリーディングマラソンの予定です。
・リチャード・バック 、五木 寛之 (翻訳)「かもめのジョナサン 完成版」(新潮文庫)P198
・井上靖「しろばんば」(新潮文庫)P592
・川崎 悟司「カメの甲羅はあばら骨 -人体で表す動物図鑑-」(SBクリエイティブ)P192
・能勢 博「ウォーキングの科学 -10歳若返る、本当に効果的な歩き方-」(講談社ブルーバックス)P240