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2021年5月23日日曜日

76週目:5月24日~5月30日のリーディングマラソン予定

前週、75週目;鴻上尚史「親の期待に応えなくていい」、小出裕章 「隠される原子力・核の真実―原子力の専門家が原発に反対するわけ」、宮台真司、飯田哲也「原発社会からの離脱―自然エネルギーと共同体自治に向けて」、米本昌平「地球環境問題とは何か」、小出裕章「この国は原発事故から何を学んだのか」の計1,046ページ、75週目までの累計は84,773ページです。

 鴻上尚史「親の期待に応えなくていい」は今年の誕生日に父からプレゼントされた本です。この本は5章に分けて親と子供の関係や接し方についてわかりやすく書いてありました。この本には「親を大切にすること=親の期待に応えることではない」と書いてありました。親は尊敬して大切にすることはとても重要ですが、自分のやりたいことや才能を我慢する必要はないと書いてありました。私の友達にも将来の夢について授業などで触れることがあったとき、「やりたいことはあるけど親の会社を継ぎなさいと言われている、どうしよう」と相談されることがありました。私は自分のやりたいことをさせてもらってるし、将来についても「自分の道は自分で探し自分で切り拓きなさい」と父や母も協力してくださっているので不自由はないですが、友達から相談を受けたり悩んだりしたときはこの本を手に取ってみようと思いました。

 小出裕章 「隠される原子力・核の真実―原子力の専門家が原発に反対するわけ」は核物質についてや、ウランの破壊力などがグラフなどを用いて詳しく書かれていました。原子力という物質について化学的にとても詳しく書いてあったので原子力とはどのようなものかについて、卒業研究の文献としてとても参考になります。

 
 宮台真司、飯田哲也「原発社会からの離脱―自然エネルギーと共同体自治に向けて」は宮台真司さんと飯田哲也さんが原子力発電所について対談したときの内容がまとめてありました。社会学者の宮台さんとエネルギー学者の飯田哲也さんの専門家の方々の考え書いてありました。原子力発電所について専門家の方はどのような意見を持っているのかがこの本を通して知ることができました。

 米本昌平「地球環境問題とは何か」は原子力発電所ではなく地球の環境問題に焦点を当てた本でした。私は水力発電や火力発電、太陽光発電などが原子力発電所にとって変わることはできないのかと考えたことがあるのでもう少し視野の広い本も参考にしました。この本にはほかにも世界の環境問題の取り組みや歴史についても書いてありました。

 小出裕章「この国は原発事故から何を学んだのか」は東日本大震災福島第一原子力発電所事故から一年半後に出版された本です。福島第一原子力発電所事故に主に焦点を当てているので事故以前の設備、被害、国の対応などが詳しく書いてありました。一つの事故について深く書いてあったので研究の文献としてとても向いていると思いました。

上の4冊は「情報カード」というものを使って内容を整理しています。この「情報カード」をつかってレポートの構成を立てています。

76週目:5月24日~5月30日は次の本(計1,065 ページ)でリーディングマラソンの予定です。
・ハッピー「福島第一原発収束作業日記: 3.11からの700日間」(河出書房新社)P256
・NHKスペシャル『メルトダウン』取材班「福島第一原発 1号機冷却『失敗の本質』」(講談社現代新書)P288
・高木仁三郎「原子力神話からの解放―日本を滅ぼす九つの呪縛」(光文社)P281
・新藤宗幸「原子力規制委員会―独立・中立という幻想」(岩波新書)P240