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2020年4月12日日曜日

18週目:4月13日~4月19日のリーディングマラソン予定

前週:森 絵都「カラフル」、オリヴァー・サックス「タングステンおじさんー化学と過ごした私の少年時代」、エラ・フランシス・サンダース「翻訳できない世界のことば」、誉田哲也「武士道エイティーン」の計1,183ページ、17週目までの累計は、18,978ページです。

 森 絵都「カラフル」の主人公は、生前犯した罪によって二度と生まれ変わることのできない魂になっていました。ところが、天使の業界の抽選に当たり、生まれ変わることのできるチャンスをつかみます。生まれ変わるには、いくつかの条件がありました。一つ目は、最近死んだ人の体に入り下界でもう一度ホームステイという形で生活をすること。二つ目は、下界でホームステイをしている間に、生前犯した罪を完璧に思い出すことです。ホームステイする体は生前の罪によって決められます。ホームステイをしている最中に抽選に当たったと報告した天使がガイドとして付き添います。主人公の天使は「プラプラ」という名前で、「小林真」という大量の薬を飲んで自殺した少年の体に入ります。ホームステイ先の家族構成は、母、父そして兄の4人家族です。はじめは家族みんな優しそうでほっとしていた主人公ですが、家族の本当の姿を知ることになっていきます。プラプラによると、父は、上司の犯した犯罪によって出世し喜んでいる、自分さえよければいいという人間、母はフラメンコ教室の先生と不倫をしていて、兄は弟の顔を見るたびに身長のことなどをからかって嫌味を言う性格の悪い人間、だったのです。小林真は学校でも内気で友達がほとんどいませんでした。しかし、一つ下の「桑原ひろか」という女の子だけは真に普通の人と同じように接してくれました。そんな「ひろか」は、「真」の初恋の人でもありました。プラプラは主人公に、真の自殺をする前の記録を見せます。「塾の帰りに、桑原寛果が中年の男と腕を組んで歩いているのを目撃した。二人はラブホテルに入っていった。また、同じホテルの出入り口から、真の母とフラメンコの先生が出てきた。その夜、真が家に帰ると兄が青ざめてテレビの前に立っていた。テレビについさっきまで、父親の会社が悪徳商法の容疑で社長と数人の重役が検挙されたと出ていたらしい。兄の満と真は、とても優しい父親のことだからとても落ち込んでいるだろうと思って心配している、と大事な上司が逮捕されたおかげで出世できたと喜んで帰ってきた」と記録には書いてありました。今までいろいろなことがあったけれど、そのことがショックで真は自殺をします。そのことを知ってから真の体に入った主人公は、家族に冷たい態度をとってしまうようになります。また、真は高校三年生ということもあり高校受験を控えていました。真の自殺未遂を知っているのは担任の沢田だけです。しかも、真の成績は、クラスで最下位ぐらいでした。主人公は悩みます。また、真が学校に復帰したときに話しかけてきた同じ美術部員の佐野唱子という女の子がいます。唱子は、真が変わったと仕切りに何をしていたのか聞いてきます。そんな唱子が主人公は苦手になってしまいます。そんなときも主人公は、ホームステイ先の家族になれず冷たい態度をとります。ある日、主人公は、家出まがいのことをし公園で横になっていると、数人の男に襲われ暴力を受け財布などを取られてしまいます。そこに駆け付けたのは兄の満でした。このことがきっかけで、真は家族の本当の気持ちを知ります。私はこの本を読んでいて最後のページのほうまで読み進んでいくうちに、この本の主人公の生前に犯した罪は何だったのか、両親との仲は元に戻るのか、この主人公のホームステイの期間は決まっているから、その時真の家族はどうなるのだろう、と様々な疑問が出てきました。真が両親と兄の本当の気持ちが分かった後に、プラプラがあと24時間で生前の罪を思い出さなければいけないと言います。真は、身近なものを頼りにしながら思い出そうとします。そして、佐野唱子と昔の真と今の真について話していた時に、生前の記憶を思い出します。私は、その結果にびっくりしました。またそういうことだったのか!と納得しました。また、両親が本当は悪い人ではないということに気づけたので本当に良かったと思いました。読後、じんわりと心に沁みてくる本でした。みなさんも是非読んでみてください。

 オリヴァー・サックス「タングステンおじさんー化学と過ごした私の少年時代」は、作者であるオリヴァー・サックスさんの少年時代のエッセイでした。本の大きさの割には字が小さくて少し難しかったです。初めのページのほうにオリヴァー・サックスさんの小さい頃の写真が載っていました。私が一番心に残った場面は、『15 家庭生活――身内の死と発狂した兄』です。目次でこの題名を見た時から内容がすごそうだと思いました。すごく心に残った場面はあまりにも衝撃で今の自分には具体的にイメージがつかめませんでした。それは、サックス少年にとってとてもかけがえのない存在になっていたバーディーおばさんが亡くなるシーンです。バーディーおばさんは、夜中によく急性心不全による心臓性喘息の発作を起こしていました。発作が起きると息が切れ症状を和らげるために半身を起こさないといけません。初めのうちは症状が軽かったものの、だんだん重くなりベッドの横にベルを置き少しでも苦しかったら鳴らすようになっていきました。ある日ベルが鳴りサックスさんの両親がバーディーおばさんのもとへ駆け寄ります。しかし、この日の発作はとても重く口から肺に水がたまり、おぼれかけている状態でした。酸素やモルヒネも聞かずサックスさんのお母さんは、バーディーおばさんの腕を切って瀉血を行いました。サックス少年が部屋に入ったときには、部屋が血で赤く染まっていました。このことは、サックス少年につらいしこりを残します。私は、人間は必ず大切な人とのつらい別れをしないといけない、でもそのつらさを乗り越えて人間が成長していくことをこの本を通じて改めて思いました。今回、内容を理解するのはまだまだ大変だったので、また改めて読みたいです。

 エラ・フランシス・サンダース「翻訳できない世界のことば」は、日本語に翻訳することのできない世界の言語が絵とともに描いてありました。世界の言語では、一つの単語で表せるものが日本語では表せない。また、日本語では一つの単語で表せられるのに世界の言語では表せない。そのような言語がたくさんあることをこの本を読んで初めて知りました。とても面白いと思いました。一番面白いと思ったのは、マレー語のpisang zapra(ピサンザプラ)という言葉です。バナナを食べるときの所要時間を表しています。これは、人やバナナによって変わると思いますが、だいたい一般では2分くらいとされています。つまりマレー語では2分を表すときに、このバナナを食べるときの所要時間であるpisang zapra (ピサンザプラ)と言うのです。すごく面白いと思いました。一つの言語として表せると便利です。だけど、言い表せない感情などを様々な表現で表すのもいいことだと思いました。言語一つ一つにエピソードがあり勉強になりました。

 誉田哲也「武士道エイティーン」は、先週と、先々週に読んだ「武士道シックスティーン」「武士道セブンティーン」の最終巻です。「強さは力」という考えの積極的な香織と、「お気楽不動心」の早苗は高校が離れた後も、良きライバルであり続けていました。しかし、高校3年生になり卒業後の進路に不安を感じ始めます。この最終巻では、最後のインターハイとして決戦での対戦を目指す二人の姿が描かれていました。香織の所属する東松高校と早苗や黒岩伶那の所属する福岡南高校は決勝にコマを進めます。私が心に残った場面はやっぱり決闘のシーンでした。今回の心に残った決闘は、東松高校の磯山香織と福岡南高校の黒岩伶那です。この二人は、どちらも強くて私はどちらが勝つのかとてもドキドキしました。今回の決闘は、香織視点で書いてありました。決闘の中で一番心に残ったのが早苗との出会いや思い出が決闘中に回想として描かれていたところです。青春だなぁと思いました。香織は、3年前の大会で伶那に負けていました。そのおかげで、横浜市民秋季剣道大会に出場し早苗に出会います。香織と全く戦いに対しての考えが違う早苗は、香織に戦う意味とは何かということを教えてくれます。早苗は、香織がどんなつらい経験をした時もいつもそばにいてくれました。離れ離れになってからも早苗の存在は香織の中にあり続けました。香織は、そんな早苗に会う機会をくれた伶那に感謝しています。だからこそ、香織は、伶那に勝とうとします。結果は香織の勝ちでした。しかしどちらも悔いが残っておらず、お互いがこの勝負をやってよかったと思っていることが素晴らしいなと思いました。また、この本を一から読み直したいです。

 4月13日~4月19日は次の本(計1,036ページ)でリーディングマラソンの予定です。
・堀本裕樹「俳句の図書館」(角川文庫)P215
・有川浩「図書館戦争ー図書館戦争シリーズ1」(角川文庫)P398
・ヴィクトルト・リプチンスキ 春日井晶子 訳「ねじとねじ回しーこの千年で最高の発明をめぐる物語」(早川書房)P191
・土屋健「古生物たちのふしぎな世界」(講談社ブルーバックス)P232 

2020年4月5日日曜日

17週目:4月6日~4月12日のリーディングマラソン予定

前週:レマルク「西部戦線異状なし」、石川洋「13歳からの人間学」、椋鳩十「椋鳩十の名犬物語」、誉田哲也「武士道セブンティーン」の計1,166ページ、16周目までの累計は、17,795ページです。

 レマルク「西部戦線異状なし」は、先週読めなかったので今週読みました。正直、読むのにとても時間がかかりました。本文の解釈が難しかったからです。また、登場人物の名前が難しく、ややこしかったです。外国文学を日本語に翻訳された文章を理解することに、私自身がまだ慣れていないからかもしれません。
この本を読んだきっかけは、NHK番組『映像の世紀 第2集:大量殺戮の完成 塹壕の兵士たちは凄まじい兵器の出現を見た』です。この番組に第一次世界大戦中の塹壕での戦いの様子が出てきて、父が「こんな本があるよ」と紹介してくれました。私がこの本ので最も衝撃だったのは「主人公が戦死したこと」です。また主人公だけでなく共に暮らしていた戦友たちのほとんどが亡くなっていったことです。はじめ本を読んだ時に出てきた人たちは、読み進むうちに全員亡くなってしまうのです。また、このお話が映画化されているのもすごいことだと思いました。私は、本を読むときにその本の舞台を想像しながら読んでいます。でも、この本はあまりにも悲惨な場面が多く、そこで行われる兵士同士の休憩や喧嘩などが入り混じっている様子を想像するのがとても大変でした。「映像の世紀」を観た時にも思いましたが、戦争がはじまった1914年7月当初は、みんな「クリスマスまでには帰ってこれるだろう」と思っていて、戦争に行くときの顔が何だか楽しそうでした。この「西部戦線異状なし」にも、はじめ先生たちに口説かれて遊び半分で戦争に出兵していました。私は、戦争は本当にいけないものだと改めて思いました。人間は、時間が経つとその時の気持ちを忘れてしまうと思います。今年、日本にとって先の戦争が終結してから75年目を迎えます。あの時代に生きていた方たちもだんだんと亡くなってきて、あの時の後悔や恐ろしさの記憶が社会の中でだんだんとうすれてきていると思います。核開発も進んでとても危険なものなってきています。私たちは戦争についての本を定期的に読んで、戦争の恐ろしさを忘れないようにしなければいけない、と思いました。

 石川洋「13歳からの人間学」は、4つの章に分かれて書いてありました。第1章から3章は、3つの学校での講演で話した内容が書かれていました。第1章は、樹徳中学・高等学校。第2章は、京陵中学校。第3章は、東野中学校での講演内容でした。私が、この本を読み終えた後に一番心に残っているのは、第3章、P118の『中学時代は自分の色を作り出すとき』です。目次を最初に見ていた時から気になっていたお話です。まず初めに《青》について書かれていました。日本人は、空や海、信号機の色も青といいます。青のことを「アオシ」といいます。アオシとは、判然としないこれから自らの色になっていく色のことです。だから青年という言葉には「これから成長していく」という意味が込められている、と書いてありました。青年といえば「初々しい」「若い」というようなイメージがあり、そこまで深い意味まで考えたことはありませんでした。
さらに中学時代のことを「青雲の志」といいます。この本には、「一生の基礎作りの時期」だと書いてありました。そして、私たち中学生は「緑が濃くなってくる状態」だと書いてありました。ここから自分をどう作っていくかは自分次第です。
最後に、生まれた以上は死ぬまで学び、次世代の人のために尽くしていくものだと書いてありました。私も今、たくさんの知識を身につけ将来社会に貢献できる人になりたいと思いました。

 椋鳩十「椋鳩十の名犬物語」は、全部で5話の名犬の話が載っていました。最後には、椋鳩十さんと名犬のお話が少し書いてありました。私はこの本を読んで心に残ったお話が2つあります。1つ目は、最初のお話である「犬塚」です。鹿児島の紫尾山が舞台です。ある猟師が犬塚を見つけるところから始まります。お話は、そこから60年前にさかのぼります。ある村に「清どん」という猟師がいました。清どんは「アカ」という日本犬を飼っていました。アカの母親はとても姿の良い日本犬でした。アカの兄弟犬たちは生まれてすぐ犬好きの人にもらわれていきました。しかし、アカをもらっていった人は犬好きではなく、良い日本犬を育てて高い値段で売り付けてお金儲けをしようと考えている人でした。アカは成長するにつれ尾がしっかりと巻いていなかったり、耳が片方垂れ下がっていたりと、変な犬になってしまいました。そこでアカは子犬の頃に捨てられ、野良犬になったためとても汚い犬になり、みんなから嫌われるようになりました。ある日、アカはお腹がとても空き清どんお家の庭に潜り込みます。清どんはとても汚いアカにとても優しくしてくれます。そして、アカは清どんに飼われることになります。清どんは、他にもイノシシ犬の「ロク」という犬を飼っていました。ロクは、アカに色々なことを教えてくれました。3年後、アカは立派な「イノシシ犬」になっていました。普通イノシシ狩りは何人もの猟師と犬がいないとできません。しかし、アカがとても優秀だったため清どんはいつも1人で大きなイノシシを捕まえてきました。
この町には、カタヅメというとても大きく賢い歳を取ったイノシシがいました。清どんは、アカとともにカタヅメを狩りに行きます。カタヅメの住処を見つけ、あと一歩というところまで追い詰めます。しかし、怒ったカタヅメからの攻撃をよけた拍子に清どんは足を滑らせ崖の下に落ちてしまいます。意識はあるものの体が動きません。アカは、清どんの危機を感じ急いで家に帰りおばあさんに知らせようとします。しかし、家には清どんの孫が来ていてその孫が高熱を出しバタバタしていました。そんな時にアカがやってきて吠えるのでおばあさんは叱りつけて返してしまいます。清どんとアカは、3日たっても帰ってきません。おばあさんは、その時初めてアカが何かを知らせに来たんだと知ります。大捜索をしますが清どんとアカは見つかりませんでした。2年後、ある猟師が崖の下を歩いていると、人の白骨とそれに横たわる犬の白骨を見つけます。清どんとアカの姿でした。村の人たちは、この犬のために石を積み重ねた塔を作りました。私は、アカが動けなくなった主人のために、最後まで見守り続けて死んでいったことに強く心を打たれました。人間も動物もこの世界に生きる仲間です。私も生き物には優しくしたいと思いました。

 誉田哲也「武士道セブンティーン」は、先週読んだ「武士道シックスティーン」の続きでした。「強さは力」という考えの積極的な香織と「お気楽不動心」の早苗は、自分の目指す剣道に向かって練習をしています。私が一番心に残った場面は、P375からの『24 決闘を申し込みます』です。この章は一番最後の章です。主人公の早苗が剣道のとても強い黒岩伶那に決闘を申し込みます。早苗は、通っている福岡南高校の剣道の指導が自分に合っていないと感じていました。そのため、その前に通っていた東松高校に戻ろうと考えます。しかし、東松高校の磯山さんにまた戻ってもいいかと聞くと「黒岩伶那に負けっぱなしで、尻尾を巻いて逃げてくるような奴は、入れてやらない」と言われてしまいます。そこで、伶那に「果たし状」を書き、決闘を申し込みます。私がなぜこの場面が一番に残ったのかというと、実力に大きな差のある2人の決闘の様子が約5ページにわたって細かく書かれていたからです。伶那の剣が有利な時と、早苗があと一歩というところが繰り返されてどちらが勝つのだろうとドキドキしました。私は、早苗を応援していましたが負けると思っていました。でも最後の最後に勝ってびっくりしました。来週は、最終巻の「武士道エイティーン」を読んでいこうと思います。

4月6日~4月12日は次の本(計1,183ページ)でリーディングマラソンの予定です。
・森 絵都「カラフル」(文春文庫)P259
・オリヴァー・サックス 斉藤隆央 訳「タングステンおじさんー化学と過ごした私の少年時代」(早川書房)P386
・エラ・フランシス・サンダース 前田まゆみ 訳「翻訳できない世界のことば」(創元社)P110
・誉田哲也「武士道エイティーン」(文春文庫)P428

2020年3月29日日曜日

16週目:3月30日~4月5日のリーディングマラソン予定

前週:今週は、レマルクの「西部戦線異状なし」を読み切れませんでした(想像していたより文章と内容が難しかったです)。来週、読みます!
 温又柔「『国語』から旅立って」、広島テレビ放送「いしぶみ~広島二中一年生全滅の記録」、篠原かをり「恋する昆虫図鑑」、誉田哲也「武士道シックスティーン」の計1,063ページのリーディングマラソンは走り切りました。15週目までの累計は16,629ページです。

 温又柔「『国語』から旅立って」は、台湾出身の温又柔さんによるエッセイです。温さんは、2歳のころ日本に引っ越してきました。温さんのご両親は、二人とも台湾人だったので日本語が片言でした。そのため「幼稚園」のことを「学校」と言ったり、話すときに「指示語」が抜けていたりしました。温さんは、そんな両親たちに自分が幼稚園などで習った日本語を教えたり、小学校の友達から「日本語が上手だね」と言われるたびに「国語」が大好きになっていきました。ある日、小学校の頃の同級生のお母さんに「又柔くんは、中国語が話せるの?」と聞かれます。お母さんが、「ずっと日本にいるから日本語だけだよ」というと同級生のお母さんは「もったいない」といいました。温さんのお母さんは、知り合いの日本に住む台湾人の一家が、家では「母国語」を忘れないように「中国語」、外では「日本語」と子供に教えていたら、どちらの言葉も中途半端になってしまった。ということを知っていたので自分と子供はそうなってほしくないと思い、家でも「日本語」を話していました。しかし、このことがきっかけで温さんは、日本に長くいるため中国語を少しずつ忘れていることに気がつきます。そこで温さんは再び中国語を勉強し直します。この頃、語学が大好きだった温さんは中学から高校生になるにつれて、だんだん疑問が浮かんできます。自分は、台湾人なのに日本語を話している。自分は台湾人なのに中国の人からは、同じ中国人だといわれる。一方、中国人なのに「中国語が下手だね」とも言われます。見た目や名前から中国人だと判断され中国語が上手だとも勝手に解釈されることに悩んだそうです。私の学校にもご両親にフランス人と日本人をもつ生徒がいます。外見は、日本人よりもフランス人に近いように見えます。私も最初あったときには、フランス語や英語が、ペラペラなのかなっと思いました。でも、その子は生まれも育ちも日本、そしてご両親も日本語がペラペラだったので日本語しか話せませんでした。私は、この本を読んで改めて母国の言葉や伝統大事にしながら、外国語を学びたいと思いました。また、見た目や名前だけでその人のすべてを勝手に判断しないようにしようと思いました。

 広島テレビ放送「いしぶみ~広島二中一年生全滅の記録」は、1945年8月6日の原爆によって全滅した広島二中の一年生と四人の先生たちの最後について、写真とともにまとめられた本です。全員ではないけれど30人ぐらいの生徒の写真も載っていました。この「いしぶみ」は中学一年生の国語の授業でやったことがあったので思い出しながら読みました。国語の教科書には一部しか載っていなかったのですべての文章を読むことができました。初めて知ったこともありました。まず、被爆したときに校庭にいた生徒321人のうち、原子爆弾が爆発した瞬間に亡くなった生徒が、少なくとも3分の1もいることです。また、321人のうち行方不明の生徒が半分近くいることも驚きました。私は原爆の話を読むたびに不思議に思うことがあります。アメリカが原爆を落とす前に一度上空から偵察に来たときは空襲警報が鳴ったのに、原爆が投下された時には、なぜ警報が鳴らなかったのか?ということです。今も真相は明らかになっていないみたいですが、もし警報が鳴っていれば被害は実際よりもっと小さかったのでは、と思います。我が子だと分からないほどの火傷というのが、現代の平和な日本に生きる私には想像できません。私と同年齢の子どもたちが全員、原爆の犠牲になったことを思うと、とても悲しかったです。全世界の人が仲良くできるように、私も行動していきたいです。

 篠原かをり「恋する昆虫図鑑」は、昆虫の特徴や性格について【擬態上手なカマキリ系女子】や、【もてない男なりの生き方ナガマルコガネグモ系男子】などと人間の世界に例えて面白く書いてありました。私が、一番面白いと思ったのは、【女子校育ち女子力皆無のアブラムシ系女子】です。私の通っている学校も女子校なので、題名からして共感できる部分が多いのかなぁと思い読んでみたところ,、共感より学びのほうが多かったです。
例えば、「アブラムシ系女子」とは、学校で女子にモテていた時のように男らしく振舞いすぎて現実ではモテない女子校出身に多い女子のことです。「アブラムシ系女子」の特徴には、「とにかく『ウケればモテる』と思っている・めんどくさくない女アピールをしすぎてめんどくさがられる・現実主義者ぶったロマンチスト」などがあるそうです。こんな性格を持った虫がアブラムシです。アブラムシは、ほぼメスだけで暮らし、オスは交尾の時だけという女子校スタイルがとても極端だそうです。また、生殖を行うメスと外敵と戦う兵隊アブラムシがいて、兵隊アブラムシは私たちの知っている普通のアブラムシと全く違う形をしていて毒をもっており生殖能力を持たないため、成虫になる前にい死んでしまうそうです。私は、アブラムシはアリにおいしい蜜をあげる代わりにテントウムシから守ってもらったり、花や草にびっしりくっついているイメージしかありませんでした。ウェブサイトでも調べてみましたが、足が長く丈夫でほかの昆虫を殺すと書いてありびっくりしました。生物には、同じ種類だけど見た目も性格も異なるものがたくさんあることがわかりました。これからも自ら積極的に生物について調べていきたいです。

 誉田哲也「武士道シックスティーン」は、剣道部が舞台の学園ものです。私が一番ドキドキしたところは、272ページからの『18.どうしちゃったの?』です。磯山さんという子は、とても剣道が上手です。しかし、ここでは、急に磯山さんが部を退部したいと言い出します。主人公の西荻早苗は、これまで何度か磯山さんとケンカをしてしまい、ひどいことを言ってしまったと後悔していました。今回の退部は「それが原因ではないか」と、とても心配しますが、仲間に励まされていくうちに自分の言ったことが原因でないことを知ります。しかし、磯山さんは「もう前みたいには、勝てないかもしれない」と言います。歯車が狂ってしまったといい、あまり部に顔を出さなくなりました。私は、予選直前のこの出来事にハラハラドキドキしました。磯山さんは、体育の推薦で、学校にも入ったため何があったのかとても気になりました。この本は、学校で先生が紹介してくださった本です。この本には、「セブンティーン」、「エイティーン」と続編があります。面白かったので次の週も引き続きシリーズを読み進めたいと思います。

3月30日~4月5日は次の本(計1,166ページ)でリーディングマラソンの予定です。
・レマルク・秦豊吉 訳「西部戦線異状なし」(新潮文庫)P338
・石川洋「13歳からの人間学」(致知出版社)P194
・椋鳩十「椋鳩十の名犬物語」(理論社)P219
・誉田哲也「武士道セブンティーン」(文春文庫)P415

2020年3月22日日曜日

15週目:3月23日~3月29日のリーディングマラソン予定

前週:予定どおり、椋鳩十「椋鳩十まるごとシカ物語」、高橋源一郎「答えより問いを探して」、エーリッヒ・ケストナー「飛ぶ教室」、寮美千子・奈良少年刑務所受刑者「世界はもっと美しくなる」、マヤ・ムーア「失われた福島のバラ園」、佐々木成三「あなたのスマホがとにかく危ない」ジョセフ・ダグニーズ 文、渋谷弘子 訳「フィボナッチ~自然の中にかくれた数を見つけた人」の計1,207ページ、14週目までの累計は、計15,566ページです。

 椋鳩十「椋鳩十まるごとシカ物語」は、8つの鹿のお話が載っていました。私が一番面白いなと思ったのは、「子ジカほしたろう」というお話です。このお話は、主人公の花子が怪我をした子鹿を手当てし仲良くなるところから始まります。ほしたろうが立派に成長したある日、花子が野犬に襲われます。そこにほしたろうが来て怪我をしながら野犬を追い払ってくれます。私は、動物と人は心を通わせることができるのだ、と改めて思いました。

 高橋源一郎「答えより問いを探して」は、高橋源一郎さんの講演会の内容が書いてありました。そのため、高橋、生徒などと話し言葉で書いてあり、読みやすかったです。高橋源一郎さんのおすすめの本を説明に加えながら話していて、参考になりました。高橋源一郎さんが本を朗読し、その本の感想を指名された生徒が答える、という場面が何回か出てきますが私も、その場で講義に参加しているかのように読むことができました。私の意見と、全く違うことがありましたが、そういう見方もあるんだなぁと受け入れて読むことができました。1番学ぶことが多かった講座は1日目の「自分で探さなければ、先生には出会えない」というお話です。高橋源一郎さんの好きな本の一つが「ヴェニスに死す」だそうです。この本は5~6年に一度は読み返しているそうなんですが、気づいたら主人公の老人よりも歳をとっていたそうです。この本の中にいる先生の言いたいことにやっと気づけたと書いてありました。本を開いて読まなければ、その本の中の先生には出会えない。また、今もう亡くなっている作家が書いた本の方が、何十年、何百年も生き続けているから生き生きと話してくれる、と高橋源一郎さんは書いています。私も、たくさんのジャンルの本を手に取って読み、本の中の先生に出会っていきたいです。

 エーリッヒ=ケストナー「飛ぶ教室」は、作家の高橋源一郎さんが紹介していた本です。「まえがき」が2つあり、そのあと第12章まで話が続いています。この本は、最初第1章と書いてある所の横に校舎の壁を、窓から窓へわたる生徒、ダンスをならう少年たち、などと目次のように書いてありこの章では、こんなお話が書いてあるんだと見通しをつけて読めました。私は、主人公の友達であるマルチンが、最上級生に向かってはっきり意見を言っている姿が、とても勇敢だと思いました。先生とのいざこざや最上級生の理不尽な意見に向かっていく主人公、そしてマルチンたちを応援しながら読みました。
 
 寮美千子、奈良少年刑務所受刑者「世界はもっと美しくなる」は、17歳以上~26歳未満の人たちが収容されている、奈良少年刑務所の受刑者たちが、そこで、国語を教えることになった寮美千子さんの授業で書いた、詩が載っています。私が1番心に残った詩は、P40の「父と母から教わったこと」です。
 ——-
 「あんたなんか産むんじゃなかった」という母の言葉
 ぼくを湖に突き落として殺そうとした父の行動
 小さい頃からぼくは
 「生きていてはいけない人間」だと教えられました
 入水 首つり 薬の大量服薬......
 病院のベッドで 母からかけられる言葉は
 「まだ生きてたん?死ねばよかったのに」でした
 大人は 誰も助けてくれなかった
 僕には 生きる意味も価値もありません
 いまでも 考えは変わっていません
 ぼくは 必要のない人間です
 ただ 生きていくだけです
 これからも ずっと
 ——-

 衝撃でした。こんなことを自分の子供に言う親がいることが驚きでした。

 この詩を書いた人が自分は必要とされている、価値のある人間だということに気づいて欲しいです。犯罪者と聞くとすごく怖いイメージがあります。でも、この本を読んで、とても心が優しい人たちだと思いました。失敗しても、励ましたり、人と少し違う人のことも受け入れたり、自分の意見をはっきり言えたりと、私たちよりも心が広いと思いました。また、どの受刑者も早くに親が亡くなったり、親に暴力を振るわれていたり、家が借金まみれだったりと、それぞれ大変な思いをしていたことも知りました。これから、もしそのような人たちに会ったら、犯罪者だから怖いという偏見を持たずに悩みを聞くなどして普通に接したいです。

 マヤ・ムーア「失われた福島のバラ園」は、福島県双葉町にあった「双葉バラ園」の写真集でした。ここは、約750種類のバラが咲いていて年間約5万人もの人が訪れる場所でした。しかし、3月11日におきた東日本大震災によって荒れ果ててしまいます。このバラ園を作った岡田克秀さんは、17歳の時にバラと出会ってから約50年かけてバラ園を作り上げてきました。写真集には、「3.11前の姿」と「3.11後の姿」が両方載っていました。比べてみると、とても綺麗だったバラ園が雑草に覆われていました。双葉町のバラ園は、元の姿に戻るまですごく時間がかかります。私は、もっと早く「双葉バラ園」を知ることができたらと思いました。1日でも早く東北が復興できるようボランティアなどに参加したいです。

 佐々木成三「あなたのスマホがとにかく危ない」は、元警察の捜査一課の人がスマホによる被害を元にデジタル犯罪から身を守る方法について、書いてある本です。私は、スマホの危険について初めて知ったことがたくさんありました。Googleマップのタイムラインで1分単位で、位置情報が記録されていることに、驚きました。SIMカードにも、ロックを掛けておくと少し面倒くさいけど安全だということも知りました。スマホを正しく使いたいと思いました。

 ジョセフ・ダグニーズ 文、渋谷弘子 訳「フィボナッチ~自然の中にかくれた数を見つけた人」は、「フィボナッチ数」を見つけたレオナルド・フィボナッチについて書かれた絵本でした。私は、初め数学者なら小さい時から頭がすごくキレていたのかなぁと思っていました。しかし、実際には「のうなし」と呼ばれていたことに驚きました。本当は、授業が退屈で外にある様々なものを数えていたみたいですが、周りから見るとほんやりとしているようだったんだと思います。その時代に、インド文字を使うなど人とは違うことをして、みんなからのうなしといわれながらも、自分の好きなことに没頭して、新たな発見をしたことに尊敬しました。

3月23日~3月29日は次の本(計1,401ページ)でリーディングマラソンの予定です。
・温又柔「『国語』から旅立って」(新曜社)P259
・レマルク・秦豊吉 訳「西部戦線異状なし」(新潮文庫)P338
・広島テレビ放送「いしぶみ〜広島二中一年生全滅の記録」(ポプラ社)P183
・篠原かをり「恋する昆虫図鑑」(文藝春秋)P207
・誉田哲也「武士道シックスティーン」(文春文庫)P414

2020年3月15日日曜日

14週目:3月16日~3月22日のリーディングマラソン予定

前週:予定どおり!と言いたいのですが・・・椋鳩十さんの「椋鳩十まるごとシカ物語」の代わりに「感動は心の扉をひらく〜しらくも君の運命を変えたものは?」(あすなろ書房)P90を読んでしまいました!本棚に置いてあったこの本の方に手が伸びて、まちがって先に読んでしまったのです・・・「まるごとシカ物語」は次週に読みたいと思います!
 その他は予定どおり、上橋菜穂子「明日は、いずこの空の下」、平田オリザ「幕が上がる」、鈴木るりか「さよなら、田中さん」、ダーウィン「種の起源:まんがで読破」の計1,100ページ、13週目までの累計は、14,359ページです。

 上橋菜穂子「明日は、いずこの空の下」は、上橋菜穂子さんのエッセイが書かれていました。特に、高校生時代について一番書かれていました。わたしが、一番印象に残ったのは、一番初めの「駆けるシスター」です。菜穂子さんは、イギリスの児童文学が大好きだったそうです。このお話は、そんな上橋菜穂子さんが高校二年生の時に行った、スコットランドでの出来事が書いてありました。菜穂子さんは、すごい方向音痴でした。そのため、知らない場所であるスコットランドで一人で道に迷ってしまったそうです。どうしようと困っていると、歳をとった修道女がやってきました。菜穂子さんは、あまり話せない片言の英語で道を尋ねました。するとそのシスターは、「あなた、英語、下手ね」と言って案内してくれました。私が印象に残ったのは、とても穏やかな雰囲気のシスターが、びゅんびゅん車が走っている大きな道路でも、まだ信号が赤でも、お構いなしで車の途切れたところを菜穂子さんの手をつかんで渡って行ったところです。少し危ないなぁとおもいましたが、すごく元気なところにユーモアを感じました。その他にも、「ミルクをひと垂らし」など21のお話が入っていました。

 平田オリザ「幕が上がる」は、ある高校の演劇部が、みんなで全国大会に向けて頑張る青春ものです。勉強よりも演劇部一筋のみんなのもとに、全国大会に何回も出場している学校から転校生が来ました。
なかなか考えが合わず喧嘩をしたり演劇部を退部しようとしたりしていきます。でも、演劇部の顧問の先生の助けがあって一致団結していきます。
中高生を舞台にしたお話が大好きな私は、幕が上がるがとても気に入りました。皆さんもぜひ読んでみてください。
 
 
 椋鳩十「感動は心の扉をひらく」は、人間の力について動物との関係をとおして書いてありました。「人間に与えたふしぎな力」という章が一番印象に残りました。人間は、それぞれ素晴らしい力を心の奥に持っていて、それにいつ気づくことができるのかはその人自身もわからない、ということに感銘しました。私も、自分の持っている才能を生かしたいと思いました。

 鈴木るりか「さよなら、田中さん」は、中学2年の鈴木るりかさんが書いた本です。るりかさんは、小学4、5、6年生の3年連続で小学館主催の「12歳の文学賞」大賞を受賞しています。この「さよなら、田中さん」以外のお話も、全て小・中学生の時に書いたお話です。中学2年でこんなに素晴らしい文章が書けることにとても尊敬し、見習いたいと思いました。
 この本は、5つのお話が入っていました。その中でも一番印象に残ったのは、本のタイトルにもなっている「さよなら、田中さん」です。気のとても小さくおとなしい男の子である三上くんと、女子と男子両方から人気のある完璧な田中さんが主人公のお話です。三上くんがクラスのみんなにいじられるたびに、田中さんは彼をかばってくれます。でも、田中さんの家は母子家庭で中学から山梨の学校に行ってしまうことを知ります。受験の失敗、お母さんとの仲など、苦しいことがありますが、そんな時に助け合う二人はとても素敵だと思いました。

 ダーウィン「種の起源:まんがで読破」は、ダーウィンの進化論が世の中に認められるまでを漫画で書いてありました。漫画の伝記ですが内容は濃く、主にダーウィンが成人して進化論について研究しているところに多くを割いて書いてありました。私は、ダーウィンが進化論を説いたり生物について研究したりしていたことは、NHK番組の「ダーウィンが来た!」などをとおして知っていました。しかし、この本を読んで詳しいところを知ることができました。まず進化論が発表された当時は、神を冒涜していると考えられていたことに驚きました。当時は、教会が権力を持っていたのでそれだけ神の力が崇められていたことを改めて感じました。でもこのような批判に耐えて立ち向かった人がいるからこそ、正しい結論が出ることを学びました。

3月16日~3月22日は次の本(計1,207ページ)でリーディングマラソンの予定です。
・椋鳩十「椋鳩十まるごとシカ物語」(理論社フォア文庫)P150
・高橋源一郎「答えより問いを探して」(講談社)P141
・エーリッヒ・ケストナー「飛ぶ教室」(講談社青い鳥文庫)P289
・寮美千子、奈良少年刑務所受刑者「世界はもっと美しくなる」(ロクリン社)P187
・マヤ・ムーア「失われた福島のバラ園」(世界文化社)P113
・佐々木成三「あなたのスマホがとにかく危ない」(祥伝社)P287
・ジョセフ・ダグニーズ 文、ジョン・オブライエン 絵、渋谷弘子 訳「フィボナッチ~自然の中にかくれた数を見つけた人」(さ・え・ら書房)P40)

2020年3月8日日曜日

13週目:3月9日~3月15日のリーディングマラソン予定

 前週:予定どおり、レイチェル・カーソン「センス・オブ・ワンダー」、黒柳徹子「窓ぎわのトットちゃん」、斎藤憐「象のいない動物園」、茨木のり子「倚りかからず」、伊藤由佳理「研究するって面白い!~科学者になった11人の物語~」、鶴見俊輔・重松清「ぼくはこう生きている 君はどうか」、三田誠広「いちご同盟」の計7冊1,309ページ読了しました!12週目までの累計は、計13,259ページです。

 レイチェル・カーソン「センス・オブ・ワンダー」は、自然の美しい贈り物が、とてもきれいな写真と一緒に描かれていました。私がその中でも一番グッときたのは、P25の雫のかかった一粒の種子です。そこには、「自身が自然への知識を少ししか持っていなくても、家族と空を見上げたり、家のひさしで吹いている風の音に耳を傾けていく内に、心が解き放たれ自然の神秘についてじっくり考える機会がやってくる」と書いてありました。私も、嫌なことがあったり悲しいことがあったりしたら、外に行き植物などの観察をしよう、と思いました。

 黒柳徹子「窓ぎわのトットちゃん」は、小さい頃の黒柳徹子さんをモデルにしたトットちゃんが主人公のお話です。読んでいて黒柳徹子さんらしいなっと思うことが沢山ありました。トットちゃんのおばさんが、女学生の時着ていた袴についていた絹でできた絵のようなリボンをトットちゃんにあげたことが昔ならではだなぁと感じました。また、P260で「トットちゃんは、今日、生まれて初めて、戦争で怪我をした兵隊さんのたくさんいる病院に行った。」という場面があります。そこで、トットちゃん含め一緒にお見舞いに来た子供たちは兵隊さんのために歌を歌います。しかし、トットちゃんの通っているトモエ学園では歌わない曲だったので、トットちゃんは兵隊さんの隣でずっと黙っていました。そしてみんなの歌が終わった後、引率の先生の指示を無視して一人で知っている曲を歌います。すると隣に座っていた兵隊さんが泣き出しました。何故その兵隊さんは泣いたのか。歌った曲に何か思い入れがあったのか、故郷を思い出したのか、戦争がもうすぐ深刻になることを考えたのか、とても深く考えさせられました。

 斎藤憐「象のいない動物園」は、以前読んだことがありましたが、内容を忘れてしまったのでもう一度読み直しました。戦中にどんどん殺されて行った動物の中で最後に生き残った象。まず私が一番最初に感じたのは「驚き」でした。毒入りのジャガイモと毒の入ってないジャガイモを見分ける頭の良さ、注射針の入らない厚い皮膚、首を閉めようとしても閉めれない首の強さ、象の凄さに、とても驚きました。また、いくら普段おとなしいからといってこんなに頑丈で、強い動物が暴れたらひとたまりもないと思いました。しかし、象の絶食が始まり、ジョンが17日目に倒れたあたりから徐々に涙が出てきました。トンキーと、花子の皮膚にひびがわれ血が出てきて動けなくなっても芸をしたらご飯がもらえると思い、必死に芸をする姿に心を打たれました。私は、この本を読んで怒りを感じました。動物は、空襲が起きたときに暴れて人に被害がかかるからと殺したのに、動物からの被害から守るといった一般市民たちに、手榴弾を渡し捕虜になるぐらいならと自殺させたり、赤ちゃんがいると泣き声で敵に居場所がバレるからと殺したり、意味がないのに特攻させ、たくさんの命を無駄にしたりと亡くなった人の命が無意味に無駄にされ、とても悲しくなりました。今、核に賛成している人たちに、もし戦争をしたら、一般市民だけでなくあなたたちの命も危険にさらされるんだよ、ということを伝えたいです。

 茨木のり子「倚りかからず」、この本は伯母さまからいただいた本です。これは、18の詩が載っている詩集です。その中でも、私が一番素晴らしいと思った詩は、P10からの「木は旅が好き」です。

  木は
  いつも
  憶っている 
  旅立つ日のことを
  ひとつところに根をおろし
  身動きならず立ちながら
  花をひらかせ 虫を誘い 風を誘い
  結実を急ぎながら
  そよいでいる
  どこか遠くへ
  どこか遠くへ 
  ようやく鳥が実を啄む
  野の獣が実をかじる
  リュックも旅行鞄もパスポートも要らないのだ 
  小鳥のお腹なんか借りて 
  木はある日 ふいに旅立つ ー空へ
  ちゃっかり船に乗ったのもいる
  ポトンと落ちた種子が
  <いいところだな 湖がみえる>
  しばらくここに滞在しよう
  小さな並木となって根をおろす
  元の木がそうであったかのように
  分身の木もまた夢みはじめる 
  旅立つ日のことを
  幹に手をあてれば
  痛いほどにわかる 
  木がいかに旅好きか
  放浪へのあこがれ 漂白へのおもいに
  いかに身を捩っているのかが

という詩です。
 なぜこの詩かというと、リュックも旅行鞄もパスポートも要らないのだ、というところや、ふいに旅立つー空へなどの表現のように、私も決まりなどに囚われず好きな時に好きな場所へ旅をしてみたいなあと共感したからです。

 伊藤由佳理「研究するって面白い!~科学者になった11人の物語~」は、11人の研究者さんについて書かれていました。私が見習いたいと思ったのは、植物分類学、植物生態学の西田佐知子さんです。なぜなら、この方は私と同じで小さい頃から生物が大好きだったそうで親近感をいだいたからです。しかし中学、高校でも数学や科学は好きでしたが、そこまで得意ではなく理系に進学することなど、全く頭になかったそうです。私も動物は大好きですが、どちらかと言うと国語や社会の方が得意です。数学はまあまあですが、理科はもう少しがんばらないと、です。しかしこの方は、NHKで働くための勉強をしていたとき、テレビで植物の番組を知ります。そこで植物を紹介するミニ番組を作る仕事が回ってきました。それがきっかけで、植物にはまっていき植物分類学、植物生態学を研究するようになったそうです。私は理科が苦手ですが、もしかしたら何かの機会に理科がすごく得意になるかもしれません。普段から様々なことに興味を持って、生活していきたいなと思いました。

 鶴見俊輔、重松清「ぼくはこう生きている 君はどうか」は、私の大好きな重松清さんが、師匠である鶴見俊輔さんに、様々なことを質問したときのお話がまとめられた本でした。この本の第3章の「エピソードのない友情が寂しい」というお話の中で最近の子供たちは具体的エピソードがないと書かれていました。また、人が多くなった事で年齢の違う子供たちが一緒に遊ぶ姿が見えなくなったため、子供たちならではのルールがなくなっているとも書かれていました。私はこの話を読んで少し寂しい気持ちになりました。今の時代は今の時代ならではの良い友達との関わり方などを大切にしていきたいと思いました。鶴見俊輔さんの本もこれから読んでみたいです。

 三田誠広「いちご同盟」。この本のタイトルの由来は、1(いち)と、5(ご)の15という主人公たちの年齢を表しています。この「いちご同盟」は、先日行われた学校の弁論大会での副賞としていただきました。結果は、優良賞でした。とてもうれしかったです。次回は、最優秀賞を取れるようにがんばりたいと思います。この本の主人公・良一は野球部のエース・徹也と友達です。ある日、良一は徹也から幼なじみである重症の病気で入院中の少女・直美を紹介されます。良一は直美と関わるようになってから直美のことが好きになります。でも、付き合いは徹也の方が長く、友情を大切にするか、恋愛を大切にするか、とても悩みます。また、そんな良一の気持ちとは別に直美も様々なことに悩み、良一や徹也に「私と心中しない?」などと言ってきます。私にとって、とても意外な結末で終わり涙が出てきました。読んでいて、直美の態度にイラッときたり、徹也と良一の関係にドキドキしたり、読むとすぐに本の中に引き込まれて行ってしまう本でした。私は学園ものが好きなので、おすすめの1冊です!!

3月9日~3月15日は次の本(計1,160ページ)でリーディングマラソンの予定です。
・上橋菜穂子「明日は、いずこの空の下」(講談社)P214
・平田オリザ「幕が上がる」(講談社文庫)P353
・椋鳩十「椋鳩十まるごとシカ物語」(理論社フォア文庫)P150
・鈴木るりか「さよなら、田中さん」(小学館)P253
・ダーウィン「種の起源:まんがで読破」(イースト・プレス)P190

2020年3月1日日曜日

第12週目:3月2日~3月8日のリーディングマラソン予定

前週:予定どおり、中沢啓治「はだしのゲン~私の遺書~」、岩崎健二「風のように炎のように~峠三吉~」、宮沢賢治「宮沢賢治全集1」計5冊1,159ページ読了しました!11週目までの累計は、計11,950ページです。

 中沢啓治「はだしのゲン~私の遺書~」は、中沢啓治さんの伝記と「はだしのゲン」の内容を組み合わせて書いてありました。私は「はだしのゲン」を読んだことがあったので、啓治さんが広島で被爆した頃の内容はなんとなくですが知っていました。この本で私が初めて知った事は、中沢啓治さんが漫画家になるまでの経緯と「はだしのゲン」ができるまでに何があったか、そして、中沢啓治さんの晩年についてです。また中沢啓治さんは「はだしのゲン」以外にも「黒い雨に打たれて」や、「俺は見た」などの漫画を出していることを初めて知ったので、それも読んでみたいと思いました。

 岩崎健二「風のように炎のように~峠三吉~」は、原爆詩集という詩を描いた峠三吉さんの、伝記マンガになっていました。峠さんが、原爆詩集という詩を書いたということは知っていましたが、若い頃に何をしていたのかは、あまり知りませんでした。峠さん兄弟は皆、日本共産党に入党し、帝国主義に対して反対する活動を積極的にしていました。三吉は最初、日本共産党に入党するかとても迷っていたけれども、最終的に、入党をしました。また三吉がクリスチャンだったことも初めて知りました。

 宮沢賢治「宮沢賢治全集1:春と修羅など」は、とても分厚く、宮沢賢治さんの書いた詩が約200入っていました。その中でも、私が一番気に入った詩は、P27の「ぬすびと」です。この詩は、「凍った泥」という表現から、寒いところが舞台だと思いました。また、盗んだ物がお金などの高価な物ではなく、堤婆(だいば)(*)のかめを盗んだことから生きるため、暮らしていくために盗みを働いたんだと思いました。当時の貧富の差や、ぬすびとのどこか切ない気持ちがじわじわと伝わってくる詩でした。

*「提婆達多:ダイバダッタ」:釈迦の弟子だったが、後に離反した人として記憶されています。「ブッダ(手塚治虫)」でも読みました。ブッダを猛毒で殺そうとして、誤って自分の体に毒が入って死んだ人です。

3月2日~3月8日は次の本でリーディングマラソンの予定です。新型コロナウィルスのことで、突然、学校が休校になったのでリーディングマラソンの距離を伸ばそうと思います。計1,309ページ!
・レイチェル・カーソン「センス・オブ・ワンダー」(新潮社)P60
・黒柳徹子「窓ぎわのトットちゃん」(講談社 青い鳥文庫)P356
・斎藤憐「象のいない動物園」(偕成社文庫)P168
・茨木のり子「倚りかからず」(ちくま文庫)P133
・伊藤由佳理「研究するって面白い!~科学者になった11人の物語~」(岩波ジュニア新書)P176
・鶴見俊輔、重松清「ぼくはこう生きている 君はどうか」(潮出版社)P161
・三田誠広「いちご同盟」(集英社文庫)P255 *この本は先日、学校の国語弁論大会で、このフレンドネーションのチャレンジについて発表し、副賞としていただきました。

2020年2月23日日曜日

第11週目:2月24日~3月1日のリーディングマラソン予定

前週:予定どおり(ちょっと大変でしたが)、宮本武蔵「五輪書」、伊藤真「続ける力」、柳澤桂子「すべての命が愛おしい」、池内了「30の発明から読む世界史」、木畑洋一「チャーチル:イギリス帝国と歩んだ男」、小田切進・江藤淳「夏目漱石:新潮日本文学アルバム」、計6冊1,076ページ読了しました!10週目までの累計は、計10,791ページ、目標の10%達成です!

 宮本武蔵「五輪書:いつか読んでみたかった日本の名著シリーズ」は、宮本武蔵さんの五輪書についてとても分かりやすく書いてありました。五輪書は地、水、火、風、空の5つの章に分かれています。第一章では、地面を平らにしてその上に石を敷き詰めてしっかり基礎固めをするという意味で「地」、第二章は、水のような青く美しい色や、清らかに澄んだ様を心に強く宿しながら兵法を書き記す、という意味で「水」、第三章では、火は大小強弱があることや、火勢の勢いや変化の激しさが戦いを表してるように思えるため「火」、第四章では、風は、昔風や今風など様々物があるため、世間にある兵法について書くという意味で「風」、そして最後の章は、奥もなければ入り口もないという意味で「空」と、それぞれしっかり考えられていることにすごいなぁと思いました。それと同時に、どんなお話が書いてあるのだろうと、ワクワクしました。私はこの5つの章の中でも「火」が一番面白いと思いました。理由は、私が一番よく悩む様々な戦い、試練をどのようにして乗り越えていけば良いのかが書いてあるからです。わたしが今まで読んできた「いつか読んでみたかった日本の名著シリーズ」は、江戸末期から昭和初期にかけての人が多かったため、戦国から江戸初期に活躍した人の教えは、少し違うものがあり面白かったです。本書で使われている用語は、剣術についてのことばかりでしたが、すべて350年以上たった今にも通用する、人として大切な教えだと思いました。

 伊藤真の「続ける力」は、長年の受験指導経験のある伊藤真さんが書いた本でした。私は、小学受験と中学受験と2つを経験しました。小学受験ではまだ「勉強する」とか「学ぶ」ということがあまりわかっていませんでした。しかし、中学受験の時は、自分自身でも受験生だという自覚がありました。私が今、中学生になって中学受験の時にこうしていれば、という後悔が一つあります。それがこの本のテーマである「続けること」です。様々な勉強に役立つ本を読んできて習慣にしたこともありました。でも、もう少し大切なことを続けていれば、と思うことがあります。この本では、日々の生活の中で何かを続けるための仕組み作りや、やる気を出すための方法が書いてあり、とても参考になりました。これからに生かしていきたいです。

 柳澤桂子の「すべての命が愛おしい」は、生命科学者の方が書いたお話でした。詩も本の中にはいっていてとても読みやすかったです。私は動物が好きで、将来、絶滅危惧種などを保護する獣医師になりたいと思っています。この本は、愛、生死、宇宙などを様々な視点から、作者が私たちに問いかけたいことを詩にして書かれていました。

 小田切進・江藤淳の「夏目漱石:新潮日本文学アルバム」は、夏目漱石の生い立ちが写真などを使って分かりやすく書いてありました。昼寝をしている漱石など、ユニークな写真もあり、とても分かりやすく漱石について知ることができました。

 池内了の「30の発明からよむ世界史」は、30の物の発明に関係する世界の歴史がとても面白く、分かりやすく書いてありました。その中でも私が一番すごいと思った発明は、車輪です。車輪は、機械に使われるものだと思っていました。しかしこの本を読むと昔、車輪は美術工芸品として使われていた、と書いてありました。例として「アンティキティラ島の機械」が上げられていました。このアンティキティラ島の機械には、沢山の歯車がついていて、それらが複雑に動き出して、太陽や月、太陽系の惑星の動き方、位置、月食や日食の予測が出来るものになっていました。つまり車輪の仕組みを充分に理解したうえで作られていたということです。とても驚きました。紀元前150年~100年ごろの人たちが今現在、私たちがやっているようなことを先に見つけていたのです。この本を読んで世界の様々な歴史についてとても興味を持つことができました。

 木畑洋一の「チャーチル:イギリス帝国と歩んだ男」は、夏目漱石と同じように写真などを使いながら、チャーチルの生い立ちについて書いてある本でした。チャーチルは、若い頃は、政治の世界であまりうまくいかず落ちぶれていたことにびっくりしました。でも、イギリスの歴代首相の中で最も尊敬されるようになったのは、第二次世界大戦があったからなので戦争のおかげで尊敬されるようになっとことに少し矛盾があるなぁと思いました。

2月24日~3月1日は次の本でリーディングマラソンの予定です。
・中沢啓治「はだしのゲン~私の遺書~」(朝日学生新聞社)P222
・岩崎健二「風のように炎のように~峠三吉~」(文化評論)P193
・宮沢賢治「宮沢賢治全集 1 春と修羅 他」(ちくま文庫)P744


2020年2月16日日曜日

第10週目:2月17日~2月23日のリーディングマラソン予定

前週:予定どおり、新渡戸稲造「武士道」、西郷隆盛「西郷南洲遺訓」、吉田松陰「留魂録」、山崎直子「宇宙飛行士になる勉強法」、井上靖「真田軍記」(角川文庫)の5冊、計1,105ページ読了しました!9週目までの累計は、計9,715ページです。

 新渡戸稲造「武士道」は新渡戸稲造さんの武士道について、とてもわかりやすく書いてありました。私が武士道の中で一番好きな言葉は「仁」です。「仁」は、王者の持つ徳分のことを言います。「愛情、寛容、他人への同情、憐憫の情は常に至上の美徳と見なされ人間の魂の中にある最も気高い性質とされてきました」と本文に書いてありました。「仁」は、私の名前「にいな」にも入っている字なので、この言葉に込められた意味を大切にしていきたいと思いました。

 西郷隆盛「西郷南洲遺訓」は旧出羽庄内藩の人が西郷から聞いた話をまとめたものです。私はNHK大河ドラマで「西郷どん」を観たり、西郷さんの本をいろいろ読んだりしていたのでこの本を読んで、西郷さんの教えを大切にして生活をしていきたいと改めて思いました。

 吉田松陰「留魂録」を読んで、まず私が驚いたことは、この話は吉田松陰が刑死する2日前から書き始められたものだということです。そして留魂録の真筆は松下村塾の弟子たちの手に渡った後、17年間も行方が分からなかったことです。この吉田松陰の留魂録は、吉田松陰の大切な教えとともに当時の歴史について詳しく書かれておりとてもためになりました。また、この留魂録を最初に託された人は吉田松陰の2人の妹の夫だと言うことにも驚きました。また吉田松陰のふたりめの妹はNHK大河ドラマ「花燃ゆ」のヒロインということも知りました(私はドラマを観ていませんでした)。

 山崎直子「宇宙飛行士になる勉強法」は、山崎直子さんの宇宙飛行士になるまでの様々な出来事について語りました。私が思ったことは、やはり英語は何にでも使えるため、とても大切だということです。また、宇宙についての興味を広げることができました(去年の文化祭では学年で「宇宙」について調べて展示発表しました)。

 井上靖「真田軍記」は、真田軍記、篝火、高嶺の花、犬坊狂乱、森蘭丸の5つのお話が入っていました。真田軍記は、今までも真田のいろいろなお話や大河ドラマの真田丸を見ていたためいろいろな展開を予想しながら読むことができました。私はあとの4つのお話のうち、森蘭丸が1番好きです。理由は、あまり知られていない人物でもあり、信長の1番近くに居た人物でもあるからです。また本能寺の変後の経緯について私は詳しく知らなかったため、この話で知ることができました。森蘭丸の生涯や恋などのことも少し含めて書いてあるお話でした。

2月17日~2月23日は次の本でリーディングマラソンの予定です。
・宮本武蔵「五輪書」いつか読んでみたかった日本の名著シリーズ(5)(致知出版社)P163
・伊藤真「続ける力」(幻冬舎新書)P183
・柳澤桂子「すべての命が愛おしい」(集英社文庫)P211
・池内了「30の発明から読む世界史」(日経ビジネス人文庫)P318
・木畑洋一「チャーチル:イギリス帝国と歩んだ男」(山川出版社)P90
・小田切進、江藤淳「夏目漱石:新潮日本文学アルバム」(新潮社)P111

もうすぐ期末試験(学年末試験)がはじまりますが、リーディング・マラソンもがんばります!

2020年2月9日日曜日

第9週目:2月10日~2月16日のリーディングマラソン予定

前週:予定どおり、リンドグレーン「長くつ下のピッピ」、寺子屋モデル「日本の偉人 下」、福沢諭吉「学問のすすめ」、内村鑑三「代表的日本人」の4冊、計1,049ページ読了しました!8週目までの累計は、計8,610ページです。

 リンドグレーンの「長くつ下のピッピ」はピッピの様々な日常について書いた本でした。とてもユーモアの溢れるピッピとその家族について様々なエピソードが書いてあって、とてもとても面白いお話でした。他のシリーズも読んでみたいと思いました。


 寺子屋モデル編集の「日本の偉人 下」は50人の日本の偉人が載っていました。その中でも私が1番すごいなぁと思ったのは、野村望東尼です。56歳で夫を亡くした後、尼になり丘の上に立つ小さな山荘に住んでいました。そんな中、寺田屋事件などの騒然とした都の有り様を見聞きするうちに勤皇の心に目覚めていきました。やがて様々な志士と交流をし、時には志士を自分の山荘にかくまったり、上方との手紙のやりとりを自ら行って情報を与え志士たちを助けたりしていました。しかし、慶応元年10月に起こった乙丑の獄によって、野村望東尼は勤皇の志士たちと交流した罪で姫島へ流罪になります。その後、高杉晋作によって獄舎を抜け出し志士達のために尽くしました。私はこの時代に女の人が自ら立って勤王を志すことは、とても勇気のいることだなと思いました。望東尼は王政復古を迎えるわずか1ヶ月前に亡くなりました。私も野村望東尼の勇気を見習いたいです。


 内村鑑三「代表的日本人」は西郷隆盛、上杉鷹山、二宮尊徳、中江藤樹、日蓮上人の5人について書かれていました。私は西郷隆盛、上杉鷹山、二宮尊徳、日蓮上人。この4人は知っていましたが中江藤樹は初めて聞いた名前でした。この人は、村に私塾を立て近江聖人と呼ばれました。この人は、私塾を開いて村の子供たちに様々な知識を教えたり村の復興につくしたりと、知識人でありながら様々な人助けをした人です。私もたくさん勉強をして人の役に立てるような人になりたいです!


 福沢諭吉「学問のすすめ」は有名な福沢諭吉さんが書いた学問のとてもわかりやすく書いている本でした。とてもたくさんの大切なことが書いてありました。私のできていることと、できていないことがあったのでしっかり人間として守れるように努力をしていきたいと思いました。

2月10日~2月16日は次の本でリーディングマラソンの予定です。
・新渡戸稲造「武士道」いつか読んでみたかった日本の名著シリーズ(2)(致知出版社)P246
・西郷隆盛「西郷南洲遺訓」いつか読んでみたかった日本の名著シリーズ(3)(致知出版社)P156
・吉田松陰「留魂録」いつか読んでみたかった日本の名著シリーズ(8)(致知出版社)P269
・山崎直子「宇宙飛行士になる勉強法」(中公文庫)P233
・井上靖「真田軍記」(角川文庫)P201

2020年2月2日日曜日

第8週目:2月3日~2月9日のリーディングマラソン予定

前週:今週は予定どおり、夏目漱石「坊ちゃん」、C.S.ルイス「ナルニア国物語~ライオンと魔女~」、ミヒャエル、エンデ「モモ」、寺子屋モデル「日本の偉人 上」の4冊、計1,164ページ読了しました!

 夏目漱石の「坊ちゃん」は、小さい頃からやんちゃで損ばかりしていた主人公のお話です。小さかった頃の話や学校の先生をした時の話、そして休みの日に友達と遊びに行った時の話など、何かをする度に問題を起こす主人公が描かれていました。一つ一つの話がとても面白かったです。他の夏目漱石の本も読んでみたいと思います。


 C.S.ルイスの「ナルニア国物語~ライオンと魔女~」はルーシィの冒険について描いたお話でした。戦争から逃れて田舎の屋敷にやってきた4人の兄弟は、屋敷の中を探検します。そんな中、屋敷を探検していた末っ子のルーシィは、衣装だんすの中に入り込んでしまいます。そして、奥に進んでいくと、そこには別世界「ナルニア」がありました。そこは、かつて素晴らしい王国だったのに白い魔女によって永遠の冬に閉ざされていました。私が読んだナルニア国物語は、1巻でライオンと魔女の関係について書かれていました。ルーシィはナルニア国を取り戻すたびに戦いに出ます。2巻以降も読んでいたいです!


 ミヒャエル・エンデの「モモ」は、主人公に自分の話を聞いてもらうと幸せな気持ちになる不思議な力を持ったモモの住む世界に、時間どろぼうが現れたことから始まります。モモは時間どろぼうから街を守るために戦います。とても素晴らしいお話でした!


 寺子屋モデルの「日本の偉人 上」は50人の日本の偉人が載っていました。その中でも私が1番すごいなと思ったのは工藤俊作さんです。工藤俊作さんは戦中に帝国海軍軍人でした。昭和17年イギリスの海軍駆逐艦が炎上沈没してしまい生き残った人たちは漂流していました。そんな中、日本の駆逐艦「雷」に乗った工藤俊作さんがやってきました。漂流しているのは、400名以上の敵国イギリス兵たちです。しかし、工藤俊作さんは「諸官は日本海軍の名誉あるゲストである」といって422名全員を救助しました。戦っている最中の敵の国の兵を迷いなく助けた工藤俊作さんがすごいと思いました。また工藤俊作さんは戦後このような立派なことを誰にも言いふらさなかったことも素晴らしいと思いました。

2月3日~2月9日は次の本でリーディングマラソンの予定です。
・リンドグレーン「長くつ下のピッピ」(岩波書店)P262
・寺子屋モデル「日本の偉人 下」(致知出版社)P288
・福沢諭吉「学問のすすめ」いつか読んでみたかった日本の名著シリーズ(1)(致知出版社)P262
・内村鑑三「代表的日本人」いつか読んでみたかった日本の名著シリーズ(4)(致知出版社)P237