自己紹介

<ユニセフ・フレンドネーションのチャレンジ型プロジェクト>で募金活動をしています。詳細は、上の[リーディングマラソン for チルドレンのページ]をクリックしてください。

2020年3月1日日曜日

第12週目:3月2日~3月8日のリーディングマラソン予定

前週:予定どおり、中沢啓治「はだしのゲン~私の遺書~」、岩崎健二「風のように炎のように~峠三吉~」、宮沢賢治「宮沢賢治全集1」計5冊1,159ページ読了しました!11週目までの累計は、計11,950ページです。

 中沢啓治「はだしのゲン~私の遺書~」は、中沢啓治さんの伝記と「はだしのゲン」の内容を組み合わせて書いてありました。私は「はだしのゲン」を読んだことがあったので、啓治さんが広島で被爆した頃の内容はなんとなくですが知っていました。この本で私が初めて知った事は、中沢啓治さんが漫画家になるまでの経緯と「はだしのゲン」ができるまでに何があったか、そして、中沢啓治さんの晩年についてです。また中沢啓治さんは「はだしのゲン」以外にも「黒い雨に打たれて」や、「俺は見た」などの漫画を出していることを初めて知ったので、それも読んでみたいと思いました。

 岩崎健二「風のように炎のように~峠三吉~」は、原爆詩集という詩を描いた峠三吉さんの、伝記マンガになっていました。峠さんが、原爆詩集という詩を書いたということは知っていましたが、若い頃に何をしていたのかは、あまり知りませんでした。峠さん兄弟は皆、日本共産党に入党し、帝国主義に対して反対する活動を積極的にしていました。三吉は最初、日本共産党に入党するかとても迷っていたけれども、最終的に、入党をしました。また三吉がクリスチャンだったことも初めて知りました。

 宮沢賢治「宮沢賢治全集1:春と修羅など」は、とても分厚く、宮沢賢治さんの書いた詩が約200入っていました。その中でも、私が一番気に入った詩は、P27の「ぬすびと」です。この詩は、「凍った泥」という表現から、寒いところが舞台だと思いました。また、盗んだ物がお金などの高価な物ではなく、堤婆(だいば)(*)のかめを盗んだことから生きるため、暮らしていくために盗みを働いたんだと思いました。当時の貧富の差や、ぬすびとのどこか切ない気持ちがじわじわと伝わってくる詩でした。

*「提婆達多:ダイバダッタ」:釈迦の弟子だったが、後に離反した人として記憶されています。「ブッダ(手塚治虫)」でも読みました。ブッダを猛毒で殺そうとして、誤って自分の体に毒が入って死んだ人です。

3月2日~3月8日は次の本でリーディングマラソンの予定です。新型コロナウィルスのことで、突然、学校が休校になったのでリーディングマラソンの距離を伸ばそうと思います。計1,309ページ!
・レイチェル・カーソン「センス・オブ・ワンダー」(新潮社)P60
・黒柳徹子「窓ぎわのトットちゃん」(講談社 青い鳥文庫)P356
・斎藤憐「象のいない動物園」(偕成社文庫)P168
・茨木のり子「倚りかからず」(ちくま文庫)P133
・伊藤由佳理「研究するって面白い!~科学者になった11人の物語~」(岩波ジュニア新書)P176
・鶴見俊輔、重松清「ぼくはこう生きている 君はどうか」(潮出版社)P161
・三田誠広「いちご同盟」(集英社文庫)P255 *この本は先日、学校の国語弁論大会で、このフレンドネーションのチャレンジについて発表し、副賞としていただきました。