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2021年3月7日日曜日

65週目:3月8日~3月14日のリーディングマラソン予定

 前週、64週;小笠原喜康「中高生からの論文入門」、戸田山和久「新版 論文の教室 レポートから卒論まで」、辻村深月「傲慢と善良」、白川義員「聖書の世界」の計1,105ページ、64週目までの累計は72,692ページです。

 小笠原喜康「中高生からの論文入門」は中学3年生で行う卒業研究のために読みました。特にフィールドワークについて書かれている箇所をじっくりと読みました。フィールドワークをするときは、取材先・連絡先を調べ取材申し込みをする=>取材をする=>記録をする=>お礼をする、という手順で行います。取材も直接ではなく、メール取材や電話取材というものがあることを知りました。手紙は、メールより手書きのほうが気持ちが伝わりやすいそうです。遠方の場合もあるので必ずメールアドレスを送付することも忘れないようにしたいです。またフィールドワークは研究へ生かせるだけでなく、中高生がリアルに社会と接することのできる大切な時間だということも知りました。ぜひ勇気をもってインタビューをしようと思います。

 戸田山和久「新版 論文の教室 レポートから卒論まで」も同じく中学3年生の卒業研究のために読みました。この本では〈わかりやすい文章を書くために〉という章をじっくりと読みました。わかりにくい・読みにくい文章の特徴としては「主語がない」「体言止めがない」「文頭に対応した文尾がない」などです。主語がないと何に対していっているのかが分からなくなってしまいます。会話などでは主語がなくても伝わるときがありますが、実際に書いてみると内容が全く分からないことがあります。また、体言止めがないことによって理解が損なわれるわけではありませんが、時間や年月の場合は著者がその時の流れが速いと感じたのか遅いと感じたのかなど、どのような感覚で書いたのかが分かりやすくなります。また、文頭と文尾をそろえることは大切だと学びました。私も小学生の時の国語のテストで時々やってしまっていましたが、文頭を文尾とそろえることはとても大切だと学びました。「なぜなら」とかいたら「から」で終わらなければ不自然です。話がそれているように感じてしまうので推敲を何度もしてこのような間違いが起こらないように気を付けたいです。

 辻村深月「傲慢と善良」は恋愛小説でした。登場人物は西澤架とその恋人である坂庭真実です。真美は前からストーカーにつけられているという理由で架と同棲していました。そんなある日真美はストーカーが家にいるから助けてほしいという電話をし姿を消してしまいます。そして真美を助けるため架は尽力を尽くします。その間に真美の驚くべき過去を知ることになります。2人の出会いは婚活アプリですが信用したり疑ったりする人間の本質的なことは変わりません。だからこそこの真美のように嘘をつくなどの行動が描かれているのだと思いました

 白川義員「聖書の世界」は聖書の流れに沿ってその場面ごとに世界遺産や聖地の写真が載っている写真集でした。私が一番行きたいと思ったところはヨルダン川西岸地区のエリコの近くにあるジェベル・カランタール(誘惑の山)と修道院です。これはイエスが受礼後、荒野に入り40日間の断食修行をした際に記念して作られたものです。なぜ「誘惑の山」といわれるかというと子の断食をイエスがしているときずっと悪魔に誘惑されていたからだそうです。この修道院はなんと絶壁にあります。

私は歴史的建造物などを見ると「(歴史上の有名な出来事の)***をみてきたのだな」、「(歴史上の人物の)***もこの柱を触ったのだな」とすごく想像を膨らませてワクワクしてしまいます。ヨーロッパの教会などに入ったことがあるのですが、あまりイスラエルの聖地に入ったことがないので将来行ってみたいと夢がふくらみました。
 
65週目:3月8日~3月14日は次の本(計1,130ページ)でリーディングマラソンの予定です。
・石黒圭「論文レポートの基本」(日本実業出版社)P222
・アンドレス・ダンサ、エルネスト・トゥルボヴィッツ、大橋 美帆(翻訳)「ホセ・ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領」(角川文庫)P336
・ カルミネ・アバーテ、、関口 英子(翻訳)「ふたつの海のあいだで」(新潮社)P229
・河野 進「河野進詩集」P185
・香山哲「ベルリンうわの空」(イースト・プレス)P168