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2020年7月19日日曜日

32週目:7月20日~7月26日のリーディングマラソン予定

前週、31週:高山一実「トラペジウム」、池上彰「そうだったのか!朝鮮半島」、小出裕章「原発のウソ」、山田悠介「アバター」(角川文庫:P245 *来本昌平「地球環境問題とは何か」の代わりに読みました。今週、本屋で購入し読むのが楽しみすぎて、こちらを先に開いて読んでしまいました)の1,085ページ、31週目までの累計は、35,040ページです。

 高山一実「トラペジウム」は、乃木坂46のメンバー、高山一美さんが書いた本です。主人公は、「東ゆう」という女の子です。ゆうは、アイドルになろうと決心します。そのために4つのことを決めます。「SNSはやらない」「学校では目立たない」「彼氏は作らない」そして、「東西南北の美女を仲間にする」です。ゆうは、4つ目の「東西南北の美女を仲間にする」を実行するために様々な学校に足を運びます。そこで出会った美女たち。しかし、アイドルの世界はそんなに容易ではなく、オーディションにはことごとく落ちてしまいます。また、みんなそれぞれの中に「本当にアイドルになりたいのか?問題」が出てきて結局別々の道を歩んでいきます。このお話で私が心に響いたことは、「挑戦することの大切さ」と「努力すること」です。何事も挑戦しないと始まらないのだ、と。これから、どうしようと悩んだら、とりあえずやってみる、行動してみたいと思いました。そして、やり始めたことは、あきらめずに毎日コツコツ少しずつでも続ける努力をしようとも思いました。私は、今この「リーディングマラソン」を含めてやっていることが、いくつかあります。正直、今日はやりたくないな、・・・と、やる気がなくなるときもあります。そういう時はこの本を思い出して励みにしたいです。とても勇気をもらえる本でした。

 池上彰「そうだったのか!朝鮮半島」は、写真を使って朝鮮について分かりやすく説明されている本でした。読んでいてそれぞれの国に文化と歴史があるということに改めて気づきました。私は、ニュースで韓国や北朝鮮について報道されていることで、なぜ、そういうことをしているのだろう?と疑問を感じることはいくつもあります。でも、それだけで、例えば「韓国全般」を嫌いになったりはしません。同じ問題でもどちら側から見るかという観点の違いによっても意見は変わりますし、おかしな意見だと思っても、それが韓国のすべてではないと思うからです。「・・・人」という大雑把なひとくくりの考えを持つ前に、一人一人の人間として、仲良く意見を分かち合ってほしいです。見た目や、根拠のない噂などですべてを決めつける人間にならないようにしたいです。

 小出裕章「原発のウソ」は、今年の私の研究テーマの資料として使っているためもう一度読み直しました。今回は、第四章の内容に驚きました。「原発の“常識”は非常識」という題名の章です。驚いたのは、原発の生み出した死の灰が広島原爆の800,000(80万)発分ということです。びっくりしました、考えただけでも恐ろしくなりました。広島に落とされた原爆があれほどの威力を持っているのに、その100万倍近い威力というのを想像するだけで、すごく怖かったです。また当時のアメリカという国が、さらには私たち人類が犯したこの過ちを無かったことにするのは絶対におかしい、と本当に思います。しっかりと正しい知識を身に着け正しい真実を後世に伝えていかなければならないと思います。

 山田悠介「アバター」は、私の好きな作家山田悠介さんの本です。阿武隈道子という地味な女この子が主人公です。道子のいる世界では「アバター」というサイトがあります。アバターの中では理想の自分の姿になれるため、道子もその世界にどんどん没入していきました。しかし、道子が頂点に立つにつれ、性格が変わってきます。頂点に立てばたつほど欲が出てしまいます。最後の結末を読んで、結局最後には自分のしたことは全て自分に帰ってくるのだと学びました。また、すぐに伝染するアバターと同じようにSNSの使い方にも十分注意したいです。自分にとって恥じぬ行動を心がけて毎日の生活を送りたいと思います。

32週目:7月20日~7月26日は次の本(計1,210ページ)でリーディングマラソンの予定です。
・来本昌平「地球環境問題とは何か」(岩波新書)P262 *先週からの繰り越し
・青柳碧人「むかしむかしあるところに、死体がありました」(双葉社)P242 *2020年本屋大賞ノミネート本
・辻村深月「ツナグ」(新潮社)P441 *新潮文庫の100冊
・童門冬二「渋沢栄一 -人間の礎」(集英社文庫)P265 *ナツイチ(集英社、夏の一冊)