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2020年7月12日日曜日

31週目:7月13日~7月19日のリーディングマラソン予定

前週、30週:上橋菜穂子「鹿の王 - 水底の橋」、瀬戸内寂静、美輪明宏「ぴんぽんぱん ふたり話」、芦田愛菜「まなの本棚」、小出裕章「100年後の人々へ」の計1,155ページ、30週目までの累計は、33,955ページです。

 上橋菜穂子「鹿の王 - 水底の橋」は、先週まで読んでいた『鹿の王』の続編です。黒狼病が去ってから数年、そして数十年後が舞台です。今回の主人公は、ヴァンではなくホッサルです。ホッサルとミラルが恋人になっていたり、呂那の弟子だった真那が祭司医になっていたり、と登場人物の関係が少し変化、発展しています。ホッサル達は真那に連れられて清心教医術の発祥地に来ていました。そこで、驚くべく清心教医術の歴史を発見していました。その頃、東乎瑠帝国では後継者争いが起こっていました。そして、たまたまホッサル達のいた安房那領で皇帝候補の一人の暗殺未遂事件が起こってしまします。そのことがきっかけで、ホッサル達は後継者争いに巻き込まれていってしまします。今回の巻は、一冊にまとめられていたため少し厚い本でした。そのため、少しパラパラと軽く読んでしまったところがあるので、もう一度時間がある夏休みに詳しく読み直してみます。

 瀬戸内寂静、美輪明宏「ぴんぽんぱん ふたり話」は、美輪明宏さんと瀬戸内寂聴さんの対談をまとめた本です。お二人の話から、友人であった三島由紀夫さんの話、世の中の経済についての話など、様々な内容で対談していました。中でも私の心に残った章は、P176 ~191の「川端康成の自殺をもたらした?ノーベル賞受賞」です。川端康成さんのことももちろん出ていましたが、三島由紀夫さんについての話も載っていました。川端康成さんが美輪さんにしか話していないことや、三島由紀夫さんの当時の心境などが書かれていました。美輪さんや三島由紀夫さん、瀬戸内寂聴さんなど、とても立派で尊敬している方たちが知り合いだということを知り驚きました。また、この方たちが亡くなったら日本はどうなるのだろう、これからも長生きしてほしいな・・・と強く感じました。瀬戸内寂聴は、1922年生まれで、様々な著名作品を残している尼さんです。美輪明宏さんのことは前から知っていましたが、瀬戸内寂聴さんのことは知らなかったです。この本を通して瀬戸内寂聴さんのことを知ったので、寂聴さんの本も読んでみたいと思います。

 芦田愛菜「まなの本棚」は、芦田愛菜ちゃんのおすすめする本の紹介分が載っていました。また、山中伸弥さんや作家の辻村深月と愛菜ちゃんの対談も載っていました。愛菜ちゃんは幼い頃から本が大好きだったそうです。愛菜ちゃんは本を読み始めるとその世界に入ってしまうそうです。また、本の登場人物になりきったりその登場人物に感情移入してしまいます。私は、そんな愛菜ちゃんにとても共感しました。私も同じようなことがあるからです。本を読み始めると周りが見えなくなってしまうことが度々あります。本やドラマの登場人物の世界に入って夢中になってしまいます。読んだり見たりしているだけでも、登場人物の気持ちを深く感じてしまいますが、成りきると涙がすぐに出てきます。愛菜ちゃんの紹介している本の中には、既に読んだものもあって、何だかちょっぴりうれしかったです。もちろん、まだ読んでないものもあったので、本に印をたくさんつけておきました。近いうちに本屋さんに行くので早速探してみたいと思います。私も愛菜ちゃんを見習って、勉強をして知識を身に着けていきたいです。

 小出裕章「100年後の人々へ」は、最近読んだばかりですが、今週、学校の「総合」の時間の研究で使ったので改めて読み直しました。前回読んだ時は、ただ目で追ってさらっと読んだだけでしたが、今回は研究に使ったので線を引いたりメモを取ったりと細かく読みました。私がたくさんメモをしたところは、政治家や東電のトップの責任者についてのことです。驚いたのは、オリンピック招致のIOC総会での安倍首相の発言です。各国の代表が来ている総会で大ウソをついたのです。正直、逆の意味で「すごい!」と思いました。もし人前に立つととても緊張する私がその立場だったら、各国の代表が集まっている会議でウソは絶対につけないです。緊張するし、何よりも言ったことに対して責任を感じるからです。国の代表として発言をするという責任重大なことをしているというプレッシャーで、正しく、しっかりとした発言しかできないと思います。言葉を慎重に選びます。汚染水をブロックするなんてことは物理的には無理だと、原子力発電に関する知識のあまりない中学生の私でさえも普通に考えたらわかります。そんな大ウソを国の代表がついたことが恥ずかしいですし、言ってしまったことは取り返しのつかないのに、どのようにして責任を取るのだろうと思ってしまいました。

31週目:7月13日~7月19日は次の本(計1,102ページ)でリーディングマラソンの予定です。
・高山一実「トラペジウム」(角川文庫)P277
・池上彰「そうだったのか!朝鮮半島」(集英社文庫)P381
・来本昌平「地球環境問題とは何か」(岩波新書)P262
・小出裕章「原発のウソ」(扶桑社新書)P182 *「100年後の人々へ」と同様、第27週目に読んだのですが、再読したいので今回改めて入れました。