自己紹介

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2020年5月31日日曜日

25週目:6月1日~7日のリーディングマラソン予定

前週、24週:左巻健男「面白くて眠れなくなる人類進化」、高槻成紀「野生動物と共存できるかー保全生態学入門」、河野進「ぞうきん」、外薗昌也「エマージング上・下」(講談社漫画文庫 P534)の計1.094ページ、24週目までの累計は27,314ページです。
*山田悠介「ニホンブンレツ」、石田淳「図解うまくなる技術ー行動科学を使った自己成長の教科書」の代わりに「エマージング」を読んだので、来週のリーディングマラソンに移動します。

 左巻健男「面白くて眠れなくなる人類進化」は、以前読んだことがありましたが、学校での研究レポートのテーマが「環境問題」となったので、もう一度読み返しました。
書いてあることすべてが、新鮮で驚きの内容でした。特に、P104~の「5本指は原始両生類から始まった?」という章が興味深かったです。人間の腕の骨のつくりをたどると、陸に上がったばかりの原始両生類と結びつくとのこと。例えば、原始両生類の中でも、よく調べられているイクチオステガは7本の指を持っているものや、5本の指を持っているものなどそれぞれ指の数が違ったそうです。その後、ある時点で、環境の変化によって抜きんでたのが5本指のイクチオステガだったのです。それが、陸上脊椎動物の祖先になりました。つまり、もし仮に、その時に抜きんでた種が7本の指のものだったら、今頃私たちの指は7本だったのかもしれないというのです!この本を読み、私は進化の不思議とその深さに更に興味がわきました。進化についてのリーディングマラソンでもっと取り上げていこう思います。

 高槻成紀「野生動物と共存できるかー保全生態学入門」は、作者の動物との体験についてのエッセイを用いながら「野生動物と共存できるか」というテーマをわかりやすく説明している本でした。全部で6章あります。
私は、6章‐4「人間中心ということ」というお話が最も好きで、印象に残りました。ヨーロッパとアジアでは、動物に対しての価値観が少し違います。でも、人間が動物より強く、賢く、生物を利用して生きるという考えは、双方とも同じだと思います。人間が地球上で生きるためには、そのような考えを持ったとしても仕方がありません。では、なぜ近年、人間による自然破壊が問題視されているのでしょうか。それは、人口が急増し、生物に強い刺激を与えてしまっているからです。また、一部の人間がどう考えても無駄としか思えないようなことをやっているからです。私は、将来、野生動物に対して人間が侵してきた過ちについて詳しく学び解決できるよう貢献したいです。

 河野進「ぞうきん」は日本キリスト教団の河野牧師様による詩集でした。66個の詩が入っていました。私が好きな詩はP28~29の「花」です。
  花は
  自分の美しさに気がつかない
  自分のよい香りを知らない
  どうして人や虫が
  よろこぶかわからない
  花は自然のままに
  咲くだけ
  かおるだけ

という詩です。
この詩は、人間に関係づけられると思います。私も自分自身について知らないところがたくさんあります。友達に言われて初めて気づくことが、これまで何度もありました。人が私の良いところを見つけてくれているように、私も人の良いところをたくさん見つけたいです。改善すべきところも、共有して成長していきたいと思いました!
ほかにも、わかりやすくて心に響く詩が、たくさん入っている詩集です。ぜひ、皆さんも読んでみてください。
 
  外薗昌也「エマージング上・下」は感染症のマンガです。約10年前の作品なのに当に今の状況と似ている、と思いました。やはり、新型の感染症と最初に出会うのは医療機関で働く医療者です。そのため、はじめしっかりと感染症専門医の話を聞いて判断することが、とても大事なことだと思いました。また、マンガでも描かれていましたが、不安な心や恐怖心で感染していない人でもパニック障害をおこしてしまうそうです。感染している人以外にも苦しい思いをしている方のことも心に留めておきたいです。このマンガに出てくる感染症は、空気感染や、汚い手で目をさわるなどして感染する設定で、今の新型コロナウイルスの感染の広がり方と同じだと思いました。このマンガを読んで今以上に感染防止の意識を高く持って、注意深く過ごしたいです。こんな危険な中で、毎日働いてくださっている医療従事者の方やライフラインを支えてくださっている方々には本当に感謝しています。早く終息するようにお祈りしたいです。この本は本当にタイムリーな本だと思います。ぜひ読んでみてください。

25週目:6月1日~6月7日は次の本(計1,072ページ)でリーディングマラソンの予定です。
・山田悠介「ニホンブンレツ」(文芸社文庫)P341 *先週から引き続き
・石田淳「図解うまくなる技術ー行動科学を使った自己成長の教科書」(まる出版)P189 *先週から引き続き
・田向健一「生き物と向き合う仕事」(ちくまプリマー新書)P207
・椋鳩十「命ということ 心ということ」(家の光協会)P206
・石黒浩「人間とロボットの法則」(日本工業新聞社)P129
*今回記事をアップしようと保存したはずの文書を開くと、なんと記事が前のままで新たに入力したデータが全て消えてしまっていました・・・改めて、書いた内容を思い出しながら入力し直しました。「パソコン初心者あるある」を早速経験しました。でも、挫けず、夜中までかかってなんとか仕上げました。マイナスをプラスに!次から気をつけます。