自己紹介

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2020年5月10日日曜日

22週目:5月11日~5月17日のリーディングマラソン予定

前週:有川浩「図書館革命ー図書館戦争シリーズ4」、山田悠介「スピン」、ジョージア・ブラック「偉人たちのあんまりの死に方-ツタンカーメンからアインシュタインまで」、東後勝明「英語ひとすじの道」の計1,195ページ、21週目までの累計は、23,639ページです。

 有川浩「図書館革命ー図書館戦争シリーズ4」は、これまで読み進めてきたシリーズ最終巻でした。でも、「別巻」へとまだまだ続いていくみたいです!今回の事件はテロです。テロの内容が「当麻蔵人」という、人気作家の本の内容に似ていることから、当麻蔵人の身柄確保を求め、「瞭花袋」が追いかけてきます。しかし、当麻を捕まえるための策が出されている中、状況が悪化していきます。それに対し、図書隊も参加し、この悪い状況を一発逆転するため秘策を打ちます。でも、その秘策を実行中、堂上教官はひどいけがを負ってしまいます。計画は実行しないといけないのに、教官が重傷を負っています。郁たちは戸惑いました。そんな郁たちに「お前はやれる!」と堂上教官が言い、任務を任せます。そして、危険をくぐり抜けながら、何とか任務を成功させることができました。私は、この場面が一番ハラハラドキドキし、本の世界にすごく引き込まれました。最後に郁は、高校生の時であった堂上教官のことは関係なく今の堂上教官が好きだ、と告白します。そして仲良く2人でお茶をします。堂上教官は郁の言葉には答えなかったけれど、たぶん両思いです(笑)ただ、これが本の最後ではなく手塚と柴咲のエピソードが最後になります。柴咲が手塚の首に付けた後を隠すための絆創膏を手塚は痕が消えるまで外さなかった、という感じで物語は終わります。この2人もお互い告白はしてませんが、きっと両想いになると思います!

 山田悠介「スピン」は、新年早々バイトを辞めさせられ、コンビニで万引きをした「奥野修一」が主人公です。奥野修一は、万引きをしたところを店員に見られてしまい、ちょうどそこにいたバスに逃げ込みます。しかし、乗り込んだバスは何とハイジャックされてしまいます。そのハイジャックは、様々な悩みを抱えた男の子6人がネットで知り合い、東京タワー集合で全国の各場所でバスをハイジャックするというものでした。物語は、6つの視点で進んでいきます。

私が心に残った場面は、銚子->東京行のバスをハイジャックした「定岡道彦」という男の子の出来事です。このバスには「桜木亜弥」という20歳の女の子が乗っていました。道彦は亜弥に一目ぼれしてしまい、亜弥だけをバスに残し他の乗客を全員降ろさせます。道彦は亜弥に怖がらせてしまったことを謝り、普通に話し始めます。最初から最後までぎこちなかった2人ですが、ゲームをしたりお話したりして悪い子ではないことに亜弥は気がついていきます。私が最も心に残ったのは、ハイジャックしたバスが東京タワーにつき亜弥と道彦が別れるときです。道彦は、最後に亜弥へ「僕と別れてから開いて」と言ってパソコンを渡します。そこには「アヤさんとはもう二度と会えないでしょう。でも僕はずっと、アヤさんを好きでいます。一緒にいてくれてありがとう。さようなら」と書いてありました。普通の心の優しい男の子が家庭内の暴力などに巻き込まれとんどもない事件を起こしてしまい、ネットなどの餌食にされることが悲しくなりました。世の中のこのような子たちを共に支えてことが大切だと思いました。

 ジョージア・ブラック「偉人たちのあんまりの死に方-ツタンカーメンからアインシュタインまで」は、本の題名のとおり、すごく、とんでもない死に方をした偉人や、死んだ後にひどい目にあった偉人について書かれていました。すごくおもしろかったです。私が最も印象に残ったのは「カエサル」です。カエサルは紀元前100年ー4年の共和制ローマに生きた政治家、軍人です。クレオパトラの恋人としても有名です。知っている方も多いと思いますが、カエサルは23人の人にめった刺しにされ、殺されてしまいます。私がこの本を読んで新たに知ったことは、カエサルがもし胸のところを刺されていなかったら生きていたかもしれないということです。カエサルを刺した23人は全員が平等にさせるように1人1か所を刺すことにしていました。私は、23か所もナイフで刺されたら、胸に刺されていようがいまいが、人間は死んでしまうのではないか、と思っていました。しかし、23か所のうち命を落とす致命傷になったのは胸の部分の一か所だけだったということが、近年の研究でわかってきたそうです。もし胸に刺した人が別のところに刺していたらカエサルはその時死なず、その後の歴史が大きく変わっていたんだと想像すると、「歴史の偶然」ってすごいなぁと思いました。

 東後勝明「英語ひとすじの道」は、父が薦めてくれた本です(父が中学生の時に購入し読んだ、その時の本です)。東後勝明先生の人生をつづった随筆風の本でした。私が最も心に残ったところは、第2部の「英語会話の上達法」です。どれも参考になるものばかりで、ここにまとめるのが大変でした。特に参考になったのは、第2章の『通じる英語会話のために』です。まず、聞くことから始めると良いそうです。私は、洋楽の歌手なら「アリアナ・グランデ」と「ABBA」が好きです。アリアナ・グランデは、リズムにはまりますが、ABBAは発音がわかりやすいので一緒に歌いやすい曲だと思いました。ほかに「カーペンターズ」や「ビートルズ」も時々聴いています。話すときに注意するポイントが「リズム」だということは初めて知りました。東後勝明先生は、ある時、外国の方に「Would you pass potatoes?」の〈p〉〈t〉を〈m〉〈n〉に変えて「リズムだけ正しく」言ったそうですすると外国の方にははっきりと意味が通じました。しかし、同じ「Would you pass potatoes?」でリズムを変えて話すともう一度お願いしますと言われ、相手に通じなかったそうです。リズムは、たくさん聞けば身につくと思うので英会話や歌などを普段からリスニングしていきたいと思いました。また、「イントネーションも大切だ」と書いてありました。イントネーションはたくさん発音して身に着けたいです。ほかにも、もっとたくさんの学びがありました。それにしても、普段、父が私にアドバイスしている英語の学習方法のほとんどはここに書いてあることに気づきました!私もこの本から学んだことをこれからの英語の学習に活かして、将来、英語や他の外国語でコミュニケーションできるようになりたいです!

22週目:5月11日~5月17日は次の本(計1,390ページ)でリーディングマラソンの予定です。
・有川浩「別冊図書館革命Iー図書館戦争シリーズ5」(角川文庫)P317
・山田悠介「パズル」(角川文庫)P299
・仲川麻子「飼育少女1巻〜3巻」(講談社)P552
 *マンガ本ですが、父から「『本格的な生物飼育マンガ』でとても勉強になるからいいと思うよ」と言われたのでリーディング・マラソンに入れてみました。
・小笠原喜康、片岡則夫「中高生からの論文入門」(講談社現代新書)P222