前週:予定どおり、緒方貞子「共に生きるということ」、筒井康隆「時をかける少女」、由井亀美也「星空の飛行士」、星新一「気まぐれロボット」、星新一「ボッコちゃん」(新潮文庫)の5冊、計1,118ページを読了しました!
緒方貞子さんの「共に生きるということ」は緒方貞子さんの生涯について描いた本でした。まず私は緒方貞子さんが犬養毅の曾孫だということに驚きました。また緒方貞子さんはどのようにして国連難民高等弁務官になったのか、国際協力機構理事長になったのかについてもよくわかりました。私は、緒方貞子さんが何度も危険な地域に自ら足を運んでいたことに、すごく尊敬しました。
由井亀美也さんの「星空の飛行士」は由井さんが宇宙に行った時に撮った写真が解説とともにたくさん載っていました。その中でも私が1番綺麗だと思ったのは、オーロラの写真です。宇宙にはこんなにきれいな情景があるんだと知り、宇宙に行ってみたくなりました。
星新一さんの「気まぐれロボット」は36話のお話が入った短編集でした。その中でも1番面白かったお話は(九官鳥作戦)です。この話は、人間が言ったことを真似する九官鳥を利用してダイヤモンドを盗もうとした男の話です。男は九官鳥に、「ダイヤモンドを渡さなかったら右足についている小型爆弾を爆発させるぞ」などという言葉を覚えさせ街に出させました。見事その作戦は成功し手に入れたダイヤモンドを売ろうと思いました。しかし、男は山奥に住んでいたためその頃ダイヤモンドを大量に作りすぎてしまい、ダイヤモンドの価値がおもちゃほどになってしまったことを知りませんでした。読んでいて、せっかく長い時間をかけて九官鳥に言葉を覚えさせ盗みが成功したと思ったのに、その盗んだものに全然価値がなかった男の人が少しかわいそうになりました。
1月20日~26日は次の本でリーディングマラソンの予定です。
・高木敏子「ガラスのうさぎ」(フォア文庫)P190
・マイケル・ポンド「くまのパディントン」(福音館文庫)P217
・熊谷さとし「ニホンカワウソはつくづく運がわるかった⁈」(偕成社)P173
・夏目漱石「坊ちゃん」(偕成社)P233
・C.S.ルイス「ナルニア国物語~ライオンと魔女~」(岩波書店)P235